親切に助けられる

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 知り合いのお宅を訪問するので、ちょっと花一輪でも手土産にと思い、花屋に入った。私が選んだバラ一輪とグリーンをお店の人が包んでくれて、さあ会計。
 「2ユーロです」と言われ、カバンの中の財布を取り出そうとしたら......、どこにもない。財布が。

 そうだった。さっきスーパーで買い物したときに、財布を買い物バッグに入れたまま、いつものカバンに戻すのを忘れてた。花ももう包んでもらっちゃったのにどうしよう。

 ごめんなさい、財布を忘れたので買えません、と言うと、怒られるどころか「盗られたんじゃない? 落ち着いて考えてみて」と私のことを心配してくれたのだった。買い物バッグに入れっぱなしだったことを話すと、「家が近いなら、明日払ってくれればいいわよ」と、そのまま花の包みを差し出してくれたのだ。
 それなら私の名刺を置いていくと言っても「いいの、いいの。明日持ってきてくれれば。私がいなければ同僚に渡しておいて」と、店の人。

 結局私は、その花を持って知人宅に行けたのだった。お店の人の親切に本当に助けられた。花をそのままくれたのもうれしかったし、私の財布のことをまず心配してくれたのもうれしかった。

 このお店は、ベルリン・ミッテ地区のRosenthalerplatz駅の近くにあるお花屋さん。この駅のすぐ近くにCircusという人気のホステルがあるけど、そこの1階にある小さなお店。

 明日お金を持っていこう。何かお礼も添えて。

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