パフォーマンスに参加する

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 東京に帰ってきたとたんに、コンサートのはしごをしたりして、なんかカルチャーな感じ。ふだんカルチャータウンなベルリンにいるというのに、私はいつも何をやっているんだろう。

 そして先日は、体験型パフォーマンスシアターというのに参加してきた。イギリスのロトザザという演劇カンパニーが制作した『エチケット』という公演。といってもカフェにある一つのテーブルで行われ、ほかのテーブルでは普通にお客さんが飲食をしている。
 事前知識もないまま、「カフェの一角でパフォーマンスする? ほかの客もいるのに?」と頭の中は「?」マークでいっぱい。
 現場に着くと、窓際のテーブルの上に小さなフィギュアや水の入ったコップ、紙、粘土などが並んでいる。そのテーブルをはさんで2人が向かい合って座る。「じゃ、このヘッドフォンをつけて、そこから聞こえてくる指示に従ってください」と担当の人から言われ、何気にスタート。
 
 "粘土を丸めてください"、"チョークでテーブルの上に円を描いてください"などと、ヘッドフォンから次々に指示が飛んでくる。それがけっこう速くて、日本語で言われているにもかかわらず、ついて行けずにあたふたする。公演(でも外からいればヘッドフォンをつけた2人組がテーブルをはさんで作業をしているだけ)は30分だけど、途中で「長いなー」とちらっと思った。

 終わった後は、テーブルを移動してカフェでそのまま飲食タイム。公演テーブルには次の2人組がやってきて、同じことを繰り返す。でも、参加者が違えば結果も違ってくるのがおもしろい。自分が参加しているよりも、むしろ参加後にほかの人の状況を見るのがおもしろいかなと思った。ちなみに、たまたま隣の席に座っていた、公演とは何の関係もなさそうな子どもが、公演の様子をガン見していた。

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