人それぞれの東京

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 先日、友人がベルリンで東京の建築物に関する講義を行った。彼はドイツ人で建築ジャーナリストとして活躍していて、今ではアメリカの大学で教鞭を執っている。
 テーマがテーマだけに聴衆は日本人が多いのかと予想していたら、これがほとんどドイツ人。東京の建築についてこんなに大勢の人が興味を持っているとは意外だった。いやしかし、これは講義を行った知人の力と言うべきか。

 内容は、写真を見ながらの解説。登場した建築物はどれも著名な建築家が設計した、そうそうたる物。スクリーンに映る東京は巨大でモダンな都市だった。
 建築を専門としている彼と、日本人の私とでは、たぶんまったく違う東京が存在しているに違いない。

 私にとって、東京はローカルな街。おしゃれなファッションビルも超高層建築も生活の一部ではあったけど、今ベルリンにいて思い浮かぶのは小さな一戸建ての住宅だったり、飲み屋がひしめく細い路地だったり。そういう何でもないところが私の東京なんだと思う。

 でももう、だいぶ長いこと東京を離れているから、東京についてあれこれ書く資格もないのかもしれないけど。

コメント(2)

http://charlesdurandjp.blogspot.com/

これ、フランス人の仕事の知り合いの写真ブログなんだけど
この人の撮る東京は、まるで東京じゃないみたいなの
人っ子一人いないような静けさ
写真としてはすごく面白いけど

そんな写真を見るにつれ
ガイジンの見る東京、東京生まれの人が見る東京、田舎から上京した人間の見る東京は
ぜんぜん違うものなのだなあと思ったりする

それがまた、東京の魅力でもあるんだけど

森玉さん
写真ブログ見ました。エキゾチックな感じですね。
本当に、街というのは見る人によってまったく違います。
東京はそれだけいろいろな顔があるということなんでしょうね。

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