血湧き肉躍らないカーニバル

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 気がついたらカーニバルが終わっていた。もっとも、行く予定もなかったのだけど。数年前だったか、初めてベルリンでカーニバルを見て、そのあまりのしょぼさに驚愕して以来、私の中では見なくていいものになっている。

 もともとベルリンはプロテスタントが主流だから、カーニバルをはじめとするお祭ごとは期待できない。ドイツ国内だったら、ケルンが本場。あそこはカトリックが主流だし、ケルンがあるラインラント地方の人は陽気だといわれている。

 ただ、そのケルンでもカーニバルのパレードを見たけど、血湧き肉躍るような興奮はなかったなー。パレードで引く山車には張りぼての飾りがついているんだけど、けっこう政治ネタも多くて、いわゆる日本の祭の印象とは違う。

 私が引きつけられる祭は、頭で考えたネタじゃなくて、体の中から生理的にわき起こるもの。踊ったり、歌ったりという行為がまさしくそれ。踊りや歌は神へと結びつくものだと思う。
 リオのカーニバルはどんなだろう。ドイツのとはまったく別なものに違いない。

 そういえば、大好きな高円寺の阿波踊り(これは宗教行事ではないけど)をもう何年も見ていない。今年も......難しそう。残念。

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