2010年7月アーカイブ

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 私の家にあるものは、ほとんどが人からの頂きものか、蚤の市(フリマ)で買ったもの。ショップで新品の商品を買うことは、めったにない。

 ビンボー生活だからというのもあるんだけど、新品よりも古い品を好んで買っているというのも事実。特に、食器や家具は、現代のデザインよりも60年代のほうが圧倒的に素敵。自分の好みに合っている。

 そんなわけで、日曜日になると毎週のように蚤の市に出かけては何かしら手に入れる。この前の日曜には70年代ぐらいのキュートなお皿を発見したので、すかさず購入した。もちろん、値切ってね。

 自分で使う分には、本来ならお皿数枚あれば足りるんだけど、いいものが手頃な価格であると「これは買っておかないと」と思っちゃって。
 でも、手に入れたものは日常で使わないと、その品物に対して申し訳ない。だから、使えない分はお裾分けとか、物々交換とか考えないと。

 日本にいた頃は、中古品というのがドイツほど一般じゃなかったこともあって、ほとんど持っていなかった。でも、ベルリンに来て50〜70年代のデザインのよさに気づかされた。
 当時の日本のデザインもきっとよかったんじゃないかと思うけど、そういう品は日本では手に入りにくいのかな。
  
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 ベルリンは、きのうからすっかり涼しくなってしまった。これまでの酷暑がウソのよう。しばらく天気も悪いみたいだし、これで今年の夏は終わりなんだろうか。

 ベルリンに住んでいると、いい天気がいつまで続くかわからない。だから青空の日は外に出ないと、という強迫観念がある。
 で、からりと晴れて暑すぎもしない、まさに外出日和に、前々から気になっていたトラム(路面電車)の旅をすることにした。

 そのトラムは68番線で、ベルリン東部郊外のKöpenick(ケーペニック)駅を出発し、森の中を水辺に沿って走る路線。ただ乗って、景色を眺めているだけでも気持ちいい。終点まで行ったら、そのまま戻ってくればいい。

 途中で気持ちよさそうな湖畔を見つけたので、線路から逸れてちょっと散策。よく見ると木の幹に"FKK"(エフ・カー・カー)と書かれている。つまりここはヌーディストビーチ? と思ったら、そばに全裸のおじさん方が浜辺に寝転んでいた。
 ヌーディストビーチというと、日本ではいやらしいイメージしかないみたい。日本には存在しない(のでは?)ので無理もないけど、実際のところはエロスとはほど遠い。裸になっているのは年配者が多いし、なんかこう、非常にひなびた雰囲気が漂っている。現実は、だいたいこういうものなのかも。

 でも、FKKという言葉を検索して、このブログにたどり着いた人が以前けっこういたみたい。
 だからFKK、ブログを広めたいと思ったらFKK、あちこちにFKKという言葉を無意味にちりばめておくといいかもしれませんFKK。
 
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 NHK『テレビでドイツ語』8月号テキストが発売中です。
 このテキストに連載をしていますと話すと、「え、ドイツ語を教えているんですか」と誤解されることがありますが、もし私が教えたら、みんな超アバウトなドイツ語を平気な顔で話すようになるでしょう。

 私の担当は、巻頭口絵ページと巻末エッセイがセットになった「ベルリンからの小さな旅」です。ベルリンから行ける近場の街を、毎月ご紹介しています。

 今月はシュプレーヴァルト。自然が好きな方、ここはぜひ訪れてほしいです。緑と水に囲まれ、ユネスコ生物圏保護区にも指定されている森です。
 アクティブ派なら、カヤックや自転車のレンタルがおすすめ。ファミリーの日帰り旅行にもぴったり。

 この地方は、もともとスラブ系民族が住んでいるため(今でも住んでいます)、標識が2カ国語で表示されていたりなど、そこかしこに異文化が感じられます。
 スラブ系民族の民族衣装が、これまた大変美しい。繊細なプリント生地やレース、刺繍など細かい手仕事が施されています。でも、お祭りでもない限り、なかなかお目にかかれません。

 で、撮影に行ったときも「民族衣装は撮れないだろうなあ」と、ぼんやり歩いていたら......向こうからやって来る船の先頭に、きれいなヘッドドレスを着けた民族衣装の女性が!!

 死にものぐるいで(ちょっと大げさ)撮りました。まさに奇跡の1枚!! 本当に、私にとっては奇跡でした。

 シュプレーヴァルトは夏がシーズン。ぜひ今のうちにお出かけください。あ、虫除けスプレーもお忘れなく。水辺は蚊が多いんです。私もやられました。

「そんなこと言ったって、ドイツには簡単に行けないよ」とおっしゃる方、テキストで少しでも雰囲気を味わっていただければ幸いです。

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 ドゥブロブニクの旧市街に足を踏み入れたとき、思わず「わぁー」と声を上げてしまった。
 だって、街が真っ白なのよ。道も、建物も、みんな真っ白。歩道の石は月日を経たことによって角が取れツルツルになっていて、それが光に反射してまた美しい。
 その真っ白な建物に、オレンジ色の屋根瓦と緑色の雨戸が並んでいる。旧市街というのは、どこの国でも美しいものだけど、ここは格別。

 ここは観光客ばかりだけど、お店の人同士の会話を聞いていると、どちらかというとラテン系に近いような、陽気な印象を受ける。
 そういえば、以前ベルリンで語学学校に通っていた頃、クロアチア出身の女性がいた。彼女は「クロアチアはアドリア海に面していて、みんな陽気なの」と話していたな。確かにそんな気がする。

 でも、クロアチアの国そのものはブーメランのような形をしていて、内陸部も多い。きっと地域によってメンタリティも違うんだろう。それはどこの国でも同じ。

 クロアチアという国自体は10世紀にできたらしいけど、もちろんその前からいろいろな民族が住み着いている。ドゥブロヴニクの旧市街を囲んでいる城壁は8世紀のものだとか。
 でも、クロアチアをはじめとする中欧の国々って、周囲を国で囲まれているせいもあって争いが絶えなかったわけでしょ。近いところでは、つい20年前までクロアチアとユーゴスラヴィアは戦っていたわけで、それにより破壊された建物もあった。

 今こうしてのんきに観光できる国が、生まれてから約20年しか経っていないことを考えると、ここにいられることが奇跡のように思えてくる。私が日本でうだうだと過ごしていたとき、この国は戦渦のまっただなかにあったなんて。
 でも、そんなことが信じられないくらいに、このドゥブロヴニクの街は美しかった。
 
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 湖で泳ぐのもいいけどね、アドリア海もいいんだ。

 初めて行った、クロアチアのドゥブロヴニク。すっごくよかった! もろ観光地で、観光客ばかりなんだけど、旧市街は歴史が古く、気品があってとても美しい。海に面しているから魚介類も本当にうまい。

 何よりアドリア海のきれいさといったら! こんなエメラルドグリーンの海で泳げるなんて夢のよう。
 でも実は水が冷たい。私が泳いだときは水温22度ぐらいだったらしく、脚ぐらいまで水が浸かったところでそのままくじけそうになった。

 でも周りの人があまりにも気持ちよさそうに泳いでいるもんだから。岩から飛び込んだり、子どもが1人で沖の方まで向かっている。で、私もソロソロと水に入ってみた。

 それで一つ疑問なんだけど、どうして周りの人たちはみんなゆったりと泳いでいられるんだろうか。私が平泳ぎで3かきぐらいする間に、ほかの人は1回しかかいていない。手足をそれほど動かしていないのに、水中でゆうゆうと浮いている。

 今のところ、手足の長さの違い説と、体脂肪率の違い説の2つがあがっているんだけど、本当のところ、どうなんだろうか。

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 日曜のベルリンは最高気温が36度とか、37度とか。ベルリンでこんなに暑かったのって、私にとって初めての経験じゃないだろうか。

 そりゃ、ベルリンは日本に比べて湿度は低いから、同じ36度でも日本の方が圧倒的に蒸し暑い。でもその代わり、日差しはこっちの方が絶対にきついと思う。日なたにいたら、光が肌に刺さるようで痛い。

 これだけ暑い日に、泳ぎに行かなくてどうする。

 そう思って、電車に乗って湖へ。ベルリンの周りには湖がいくつもあるから、1時間もあれば到着よ。

 湖で泳ぐのは、海とはまた違う楽しさがある。波がなくて静かだし、向こう岸が見えるのもおもしろい。塩分がないから浮かないけどね。

 私が好きなパターンは、午後4〜5時頃から出かけて、夕暮れ時まで湖で過ごすこと。人の少ない、なるべく静かな湖畔を選んで、ゴロゴロしたり、水に浸かったりする。水の中からバラ色の空を眺めるのは、本当にとーっても気持ちいい。

 別に午前中から気合い入れて出かけなくても、全然かまわない。ふらっと出かけて、2〜3時間楽しむぐらいで、ちょうどいい。

 日常の中の、小さな楽園。こういう生活を送れるから、ベルリンの夏は最高なのよ。
 
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 7月1日にこのコーナーで「上を向いて歩こう」をYou Tubeにアップしたとお知らせしましたが、それに引き続きこのたびオリジナル曲も同じくYou Tubeにアップしました。
 こちらをクリックしてください。

 これは「私小説」というタイトルで、遙か昔の学生時代にバンド仲間と作った曲です。キーボード担当の友人が作曲して、私が歌詞を書いて、アレンジは全員で。

 一般的に、新たな曲を作る場合は、まず曲があってそれに合わせて歌詞をつけることが多いと思うけど、当時私は歌詞を先に書くことが多かったですね。なんか、そのほうがやりやすくて。
 それに合わせてキーボード担当の友人が作ってくれたのが、この曲。

 今回の録音に当たり、ギター担当のよーどー氏(詳しくは7月1日付のコメント欄をご覧ください)がリアレンジしました。最後のギターが切なくて好きです。冒頭のモノクロ画像もなんかアンニュイな感じ。

 歌は、学生時代よりちっとはマシになったかと思ってたけど、録音したのを聴いてみてやっぱり落ち込みました。でもこれが自分なんだから、どうしようもない。それよりも、今になってこうして録音できたことがうれしい。
 人間、一生修業ね。

 ご感想などいただければ、よーどー氏も私もうれしいです。

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 ああ、負けちゃったねえ、ドイツ。でも試合は終始スペインの方が押していた感がある。試合後は、これまでいつも近所から聞こえてきた花火やブブセラの音は控えめだった。それでも騒いでいる人はいたけどね。今度は3位決定戦か。

 さて、きのうは友人たちと家飲み。各人がそれぞれビールを持ち寄ったのでいろいろな銘柄が揃い、にわかにビール試飲会状態に。

 小麦ビールファンの私だけど、今回はお気に入りのフランツィスカーナーは購入していなかった。
 その代わり用意したのはPinkus(ピンクス)。ミュンスターにある醸造所で、ビオ(オーガニック)であることが特徴。

 個人的には、ビオのビールは味がクリアすぎて物足りない。ビールには何というか、雑味がほしいなと思う。

 だけど、このピンクスのHefe Weizen(ヘーフェ・ヴァイツェン=小麦ビールの一種で、酵母が下に沈殿しているタイプ)は、最高! これはもう、逸品! おすすめ! どんな風味かは実際に飲んでお試しください!

 日本には輸入されていないかなあ。ドイツに来たら、ぜひどうぞ。ビオのスーパー(私はLPGで購入)で売ってます。

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 きのう(土曜)の午前中、クーダムを通っていたら、どこからか手回しオルガンの音が。その方向を向いていると、そこには車道上を手回しオルガンを回しながら大挙して練り歩く人々が。

 これって、"全ドイツ手回しオルガン協会"か何かの大パレード? このために車が一時的に迂回させられていたけど、こういう理由ならなんか笑みがこぼれそう。

 ちなみに、手回しオルガンはいろんな曲が楽器の中に仕込まれていて、選択できるのか? こういう仕事は家族代々継承するものなのか? という素朴な疑問が発生。
 どなたかご存じでしたら、教えてください。

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 5月にこのブログで、一時帰国中に久々に歌の録音をしたと書いたけど、このたびそれをYou Tubeにアップしました。

 もともと私は、せっかく録音したんだから、どっかにアップしていろんな人に聴いてもらえたらいいなと、ちょっとばかり思っていた。でも、公開したURLをこのブログに載せるのは勇気がなくて、何日もずっとぐずぐずしていた。

 私のバンド活動を知っている人、または私のことを全然知らない人ならいいの。
 でも、私の歌を聴いたことのない友人や、このブログ上で文字のおつきあいをさせていただいているみなさんに聴かれるのが、もう本当にこっぱずかしい。単に臆病者で自意識過剰なんだってことは、百も承知なんだけど。

 そんなわけで、ずっと尻込みをしていたんだけど、そのうち「自分が思うほど、他人は自分のことなんか気にしてない」って思うようになってね。

 あと、やっぱりベルリンの影響も大きい。ここって、趣味と仕事がボーダレスな人が多い。音楽でもアートでも、自分の好きなことを楽しんで、それを周りの人たちと共有している。稚拙だなと感じるものもときにはあるけど、自分の活動をアピールして、楽しんでいる。

 だから私も、それでいいんじゃないかなと思った。歌を歌うのが好きなんだから、それでいいじゃん、って。もし誰かが気に入ってくれたら、さらにハッピーって感じで。

 スタジオではオリジナル曲を含め何曲か録りましたが、まずは1曲だけ公開です。

 それは、坂本九が歌った名曲「上を向いて歩こう」。
 ずっと前から、こんな風に歌いたいなあと思ってました。自分のイメージにはまだ届かないけど、現時点ではこれということで。

 もうバンドはないので、ギターと歌以外はすべて打ち込みです。アレンジと画像は、ギター担当の友人によるもの。写真はお互いが持ち寄ったものです。

こちらをクリックすると曲が流れます。
 あー、冷や汗。

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