もうすっかり寒いベルリン。これからどんどん暗く&寒くなる一方なので気が滅入るけど、秋には秋のレジャーというものがある。
そう、キノコ狩り。
ベルリン郊外にはキノコ狩りスポットがけっこうあるらしく、キノコを採って楽しんでいるという話をよく耳にしていたので、私も常々一度行きたいと思っていた。
そんなところへ、友人がキノコ狩りに行くという知らせ。そりゃあ私も体験したい、ということで同行させてもらうことに。
友人が参加するのは、キノコ博士の女性と一緒に行くツアー。これならキノコ素人の私でも安心だ。
場所はLobetal(ローベタール)という、ベルリンから車で北へ30分ぐらい走ったところ。そこに集合して、みんなで森へと分け入っていった。
キノコ狩りに必要なものは、キノコを入れるためのかごか布袋、または紙袋。おすすめは、底が広いかご。キノコが重ならず、きれいな状態で持ち帰れる。ビニール袋は、キノコが呼吸できないので御法度だとか。
さらに掘り起こすときにナイフもあると便利。でも、なくても手で掘り起こせる。
格好は長ズボンにウィンドブレーカー。さらにできればゴム長が理想的だけど、なければスニーカーで。草むらは湿ってたりするから。
さて、集合したら森へ入る前にキノコに関するレクチャーをキノコ博士から受ける。有毒キノコの見分け方、採取の仕方などいろいろ聞くんだけど、正直、キノコの種類がたくさんありすぎてわからない。
私が理解したのは
1)縁をちぎって白い乳液が出てくるのは有毒
2)傘の表面の一部が三角形にきれいにむけたら、毒キノコの可能性が高い
程度で、実際には見分けは非常に複雑かつ困難。結局は、各自が採ったキノコをキノコ博士に見せて鑑定してもらうということになっていった。
参加者の中にはベビーカーを押した親御さんもいて、ゆったりムード。みんなで森を散策しながら、キノコ博士に採取スポットを指示してもらい、それぞれがキノコを探した。
森には針葉樹も広葉樹も植わっていて、いろいろなキノコが生えている。中でもPfifferlinge(プフィファリンゲ=アンズタケの一種)とSteinpilze(シュタインピルツェ=ポルチーニ)が見つかれば、大当たり。
誰かがSteinpilzを見つけた瞬間に「私のだーッ」と叫んでいたぐらい。私の友人も3本見つけて、ほくほく顔。
私はどちらも見つけられなくて、採れたのはTäublinge(トイプリンゲ)というキノコばかり。どうやらベニタケ科のキノコらしいんだけど、これには食用と有毒の両方があるらしく、キノコ博士に聞いたところ、1個1個試すしかない、と。
どう試すかというと、「端をちょっとちぎって、口に含んで吐き出す」んだって。もし苦みや刺激を感じたら、それは有毒。
なんか心配だな〜。一応言われたとおりやってみて、何も感じなかったから持ち帰ってきたけど。微妙に不安。死にたくないしねえ。それに、食用できてもそれほど味がいいわけではなさそう。
そんなわけで、都合4時間も森を歩き、Täublingeを何本か見つけて終了。何となくそれを料理するのもためらわれ(これまで何度も書いているけど、私は心配性)、キッチンに並べたままボーッと眺めている日々。
twitter:@kubomaga
いや~その毒があるかないかの確かめ方!
・・・無理です!BIBIも絶対無理!!wwwww
ドイツの方々・・アバウトすぎでしょーーー!
いや、そこがドイツのおおらかさを感じる所なのかも・・。
いろんな意味でドイツ人はデカイですね(笑)
私はキノコ大好きなので、ドイツに行ったら是非食べてみたいですね!
しいたけとか、しめじ、エリンギってドイツにもあるのかなぁ?といつも考えています^^
BIBIさん、
そうですよねえ、私もちょっと無理。
そう思いつつ、口に含んじゃいましたが。幸い、生きてます。
ちょうど今がキノコのシーズンです。
しいたけもありますよ。ドイツ語でも「シイタケ・ピルツ」と呼んでいます。
しめじやエリンギは見たことないけど、もしかしたら
アジア食材店に行けばあるかな?
エノキダケはアジア食材店で見たような気も。
そうそう、このキノコ狩りの主催団体について
お問い合わせをいただいたので、この場でも改めてお知らせします。
Grüne Liga Berlin e.V.
http://www.grueneliga-berlin.de/?tag=pilzwanderung
http://www.grueneliga-berlin.de/?page_id=9529
参加申し込みは、上記ウェブサイトをご覧ください。
毒キノコこわいですね。