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 今月の連載「ベルリン カフェのインテリア」は、あえて家具をバラバラにしたカフェのご紹介。デザインはバラバラでも50〜70年代でまとめ、素材も統一感があるので、全然ちぐはぐな印象がないんです。

 いかにも飲食店用のテーブルと椅子で全部まとめるより、個人的にはわざとばらつきのあるインテリアの方が好き。なごめる気がするのでね。

 ベルリンでは50年代以降の中古家具は比較的簡単に入手できるし、値段も安いんです。でも、日本でヨーロッパのものを買おうとしたら、ヨーロッパの値段の数倍はするはず。多くの人の手をかけて、海を渡ってはるばる東の果ての国までやってくるのだから、高くなるのはそりゃ当たり前。
 でもあんまり値段が高いと買いそろえるのは大変だし、気軽に使えなくなってしまいそう。

 日本には日本のよさがあるので、ヨーロッパのものをそのまま真似るというよりは、アイディアを参考にしたらいいんじゃないかといつも思っています。
 この回では、古いもの、不揃いのデザインの合わせ方に関して、何かヒントになればいいなと思いながら書きました。
 
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