ウィーンでは、いわゆるデザインホテルというのか、デザインやインテリアに力を入れているホテルに泊まった。せっかくなら、インテリアの参考になりそうなところがいいかと思って。
部屋は事前にネットで見ていたとおり、モダンかつシャビーテイストを取り入れた雰囲気。壁は側面をカーキ色っぽいブラウンにペイントしていた。
そして、入口から入っていちばん目立つ壁の全体にサーカスの絵が。これぞまさにアクセントウォール。どこか一面だけアクセントがあると、空間全体が引き締まるのがよくわかる。
全面に描かれている絵を見て最初は「これ、壁画かな? でもこれだけの作品を描くのは大変よね」と思って近づいたら、壁紙。そう、ドイツでFototapete(=写真壁紙)と呼んでいる、数本のロールを決まった順番に貼ることで、1枚の大きな絵柄になる壁紙。『ウォールペーパー・インテリアレッスン』でも写真壁紙を使った部屋を紹介しているけど、こういうタイプの壁紙は絵柄を切り抜いて貼ってもいいし、子ども部屋にもぴったりじゃないかな。
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