ベルリンで想うお盆

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 東京に実家があるせいか、いまひとつお盆というものがピンと来ない。実家ではその時期に提灯などを出していたけど、そのほかに特別なことをした記憶がない。
 時期すらも正確には把握していなくて、企業の夏休みや里帰りなどから何となく8月の中旬、という程度の認識しかなかった。

 しかし、今年はベルリンの和食屋さん「スマートデリ」(関係ないけど、ここの白いご飯は本当においしい。軟水で炊いてるからとか)でお盆のイベントが開かれるというので行ってみた。実のところその目的は、特別メニューのお好み焼きを食べることだったのだけど。

 そうしたら、お線香をあげる場所もあったので1本あげてきた。死んだ祖母を想ったり、3月の震災で亡くなった方を想ったり。でも周りを見ればベルリン以外のどこでもなく、日本は遠いなあと改めて思う。
 ただ、Ustreamで日本からのお経がリアルタイムでベルリンで聞けたので、そういう点では距離は確実に縮んでいるのかも。

 お経あり、盆踊りあり、フリマありのお盆祭り。これまで私が日本で体験してこなかったことを、ベルリンで疑似体験するとは。

twitter:@kubomaga

コメント(2)

ベルリンで日本のお経を聞いたというところで
不覚にも目頭が熱くなりました
時代はそこまで来ているのに、やはり現実問題、日本は遠い
距離があることは否めない

日本にいる日本人以上に海外にいると日本の習慣や慣習が
無性に大切に思えるのは実感してきたんですが
お盆もきっとそうだろうなあ

あまり身内の不幸を体験していないからお盆もぴんとこなかったけど
今年はなんだかつらかったです

(ちなみにイタリアにもフェラゴスタといって、同じ8月15日に
死者を思い、家族で集う日があり、「お盆」ラッシュがあるんですよ!
ドイツにもあるのでしょうか?)

森玉さん、
技術は発達して世界は小さくなっているけど、
実際の距離は縮まらないですよねえ。
日本〜欧州までドアtoドアで丸1日かかることを思うと、やっぱり遠いです。
6時間ぐらいですめばもっと気軽に行き来できるのに。
ドイツで死者を思う日は11月にありますよ。その頃お墓参りをします。

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