それでも住み続けたい、のか

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 3月11日の津波で家を失った家族が、再び元の場所に戻りたがっているという話を人づてに聞いた。
 似たような話を先日新聞でも読んだので、土地に対する思いというのは人によってさまざまなのだなと思う。

 私はそこまで土地に対するこだわりはない、はず。そうでなければ、今ベルリンに住んでいるわけはないだろうし。
 ただ私の場合は、特定の場所にいることが条件の仕事ではないので、土地への思い入れも少ないのだと思う。

 例えば、農家の人の土地に対する思いと私のとでは、まったく違うはず。農家の人にとって、土地は住まいであり、仕事場所であり、人生のすべてなのだろう。その家が流されてしまったら、その人にとって、もう人生は終わってしまったかのように思えるのかもしれない。

 それでもやっぱり、同じ悲劇を繰り返さないように、ここで変えていくしかないんじゃないか。同じ場所に家を建てたら、当然子どもも同居するはず。津波の危険がある場所に子どもを住まわせないのは、大人として、親としての責任ではないかと思うけど。
 もし自分がその立場だったとしたら......私あきらめ早いから、もう何か別のことを始めようとして、もがいているかもしれない。「これも人生だよね」とか言って。
 
twitter:@kubomaga

コメント(2)

結構同意します。
まあ福島などで被災された方たちには
表立って言えないけど。
僕も生まれ故郷とかにも余り固執しないタイプ、
つうより全くしないタイプ。
逆に色んな意味で日本が余り好きではなく。
そしてたった一度の人生、好きな所で暮らしたいっと、
この歳になって真剣考えます。
で、二年先ぐらいを目処に、ドイツへ移住しょうかと。
またいろんな話しおしえて下さいね。
Twitterでは@taizangと言ってます。
また宜しくっ

ぎうぎう?さん、こんにちは。
ドイツには何か特別な思い入れがあるのですか?
私がわかることなら、お答えしますよ。
ツイッターでもよろしくお願いします。

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