10月19日付けのクボマガでお知らせしていた私の新刊『レトロミックス・ライフ 雰囲気のいい部屋を作るためのドイツ・ベルリンのリアルスタイル』(グラフィック社)が、書店店頭で発売になりました! 今日書店を見て、確認してきました!
もう、本当に私、この本は力を入れて、かつ楽しみながら作りました! 私の自宅もレトロミックス・スタイルなので、気合いが入りました。
本書は、古い家具をミックスした部屋に住むベルリーナー(ベルリンっ子)を取材した本です。古い家具というと、アンティーク→高価と思われるかもしれませんが、全然そうじゃないんです。
道で拾ったもの、もらったもの、中古店で安く買ったものなどをセンスよくコーディネートした「等身大の、素敵で心地いい部屋」をたくさん紹介しました。
「素敵な粗大ゴミ」、どんなものか見てみたくありませんか? 本書にたくさん載っています。
これまでもう何回も書いていますが、私はカタログのような部屋には興味がありません。住んでいる人の個性や暮らしぶりが伝わってくる部屋が好きで、インテリアの基本にある各人の考え方を紹介したいと思っています。
考え方がわかれば、たとえ同じ家具が日本になくても、自分なりに心地いい部屋を作るヒントになると思います。
そういう思いをストレートに伝えたくて、今回は編集者さんにお願いして、初めて後書きを書かせてもらいました。発展途上中の、私のリビングも載せています。
インテリアの本ではありますが、自分にとっての心地いい暮らしや、お金に左右されない豊かさを探している人に、ぜひ読んでいただきたいです。
本書はもちろん、全て書き下ろし・撮り下ろしです。お部屋ロケハンから全て私がやっています。
撮影は、私が絶対の信頼を置いている、ドイツ人カメラマンのハンスさん。私のデビュー作である『ベルリンの大人の部屋』以来のおつき合いです。
彼の写真は、どれも構図がピシッと決まっています。撮影の際も、どう撮るかを話し合いながら一点一点撮っているので、その辺りもお楽しみください。
本のデザイン、用紙もレトロ感にこだわりました。
用紙は、レトロ感を出すためにザラッとした風合いのものになっています。本当はツルッとしたコート紙の方が写真はきれいに乗りますが、本書はこれでよかったと思います。
書店に行くと、インテリアの本がたくさんあります。この『レトロミックス・ライフ』がインテリア本の中に並んでいて嬉しくなると同時に、不安にもなります。
こんなにたくさんの本がある中で、自分の本を選んでもらえるんだろうか。どの本も、みんな一所懸命に作ったもののはず。その中で、私の思いは伝わるのだろうか、と。
だから今の私にできることは、『レトロミックス・ライフ』を多くの方に読んでいただけるように宣伝すること。もしかしたら「またか」と思われてしまうかもしれませんが、これからも地道に宣伝していきます。
『レトロミックス・ライフ』を読んでみてください。
どうか、よろしくお願いします。
以前、ベルリン内でヴィンテージの壁紙屋さんについてメールで伺った者で、数回こちらのブログにもコメントさせていただいております。
レトロミックス・ライフ、買いましたよ♪
私事ですが我家が築30年のオンボロ公団を購入して只今、リフォーム(・・と呼べる程の手直しでないかも)あれこれ考え中です。
レトロミックス・ライフや他の久保田さんの本を通して気付かされたのは、素敵なお部屋創りは勿論ですが、背伸びせず、自分や家族がそこで暮らして心地良い空間でいいんだ!って事と持っている物を大事にする事でした。
頭を使ってチープにリフォーム頑張ります(笑)
これからも新刊楽しみにしてまーす♪
&プラスワンリヴィングの連載も楽しみにしてますネ
oriさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
『レトロミックス・ライフ』をご購読いただいて、とてもうれしいです!
自宅のインテリアは、そこに住む人が主役だと思うんですよ。
だから本や雑誌を参考にしつつも、自分たちが心地いいように
どんどんアレンジしていいと思います。
oriさんはマイホームを購入されたのですね。
自分好みにリフォームするのは楽しいですよね!
『レトロミックス・ライフ』が参考になりますように。