ベルリンに戻ってきてからすぐにカフェの取材をしてたんだけど、それが終わって(原稿はこれからだけど)ちょっとひと息。
月刊"cafe-sweets"でカフェを取材する仕事は、私がベルリンに来てからわりと間もない頃からいただいている。お陰でずいぶんたくさんのカフェを取材させてもらった。それが『ベルリンのカフェスタイル』(河出書房新社)にもつながっている。
インテリアや雑貨が好きな人は、ベルリンに来たらいろんなカフェに行ってみるのがお勧め。
カフェのインテリアやフード&ドリンクのプレゼンテーションは、きっととっても参考になると思う。自宅をカフェっぽくしたい人は、ぜひベルリンに来てみたらいいと思う。
ベルリンの良さは、ラフで気取りがなくて、センスがいいところ。ベルリンでは一般宅もカフェも、お金をかけずに古い家具や廃材を上手に使って、心地よくおしゃれな空間を作っているところが多い。 「工事現場に使われていた板が手に入ったから、テーブル作っちゃおう」みたいなアイディアが豊富なのよ。
そういうテイストはベルリンに顕著で、ドイツの他の都市ではほとんど見かけない。私が折に触れ「ベルリンはドイツではない」と言っているのはそういうことなの。
日本人にはなかなか思いつかないアイディアは、どこから湧いてくるのかベルリーナー(ベルリンっ子)に聞いてみると、「いろんな物を見てるから」とか「日頃からそういう訓練をしているから」という答えが返ってくる。
確かにベルリンでいろんなインテリアを見ていると、そういう発想が生まれるのもわかる気がする。
一般宅を見学するのは難しいけど、カフェなら誰でも入れる。
カフェに入れば、ベルリンの良さを感じてもらえると思う。
今回取材したカフェの掲載号は2月に発売になるので、そのときはまたお知らせ(っていうか宣伝だ)します。