(*ベルリンのお店やライフスタイルに関しては、在ベルリンガイドの松永さんとの共同ベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」をぜひご覧ください。バリバリ書いてます)
もう10年以上いるせいか、「いつまで(ベルリンに)いるの?」という質問は、最近ではあまり受けなくなったけど、自分の中では漠然と考えて続けていて、答えが出ない問題。
ベルリンに永住するとは思ってないけど、かといって日本に帰国したいわけでもない。本帰国するとしたら、家族か自分が病気になったらかな、と何となく思っていた。
ある日、「もしかしたら本帰国も考えなきゃダメかも?」と思うことがあった。一時帰国時に受けた健康診断に、引っかかってね。
まぁ歳も取ってきているので、いろいろ体にガタが出てくる。再検査になるのも、それほど珍しくはないのかもしれない。
でも私は心配性なもんで、すぐにいろいろ考えてしまう。手術・入院することになったら、やっぱり日本がいいんだろうなあとか、こっちの家は引き払わなきゃダメだろうとか、あと何年生きられるんだろうか、とかね。
もしかしたら本帰国しなきゃいけないかもな、と思ったときに「ベルリンに残って治療できないか」という考えが浮かんできた。自分でもちょっと意外だった。そこまでして、私はここにいたいのか。
でも、やっぱり私はこの街が好きなんだよね。
朝起きて、窓の外を眺めたときの木々や空、散歩していて目に入る古いレンガ造りの建物、のんびりしたテンポ、ストレートだけど優しい人たち。
そういうのが好きなんだ。
うーん、もうちょっと住んでいたいなあ、ベルリンに。
......と思っていたら、どうやら願いは叶いそう。ドイツでやった再検査が、どうやら問題なさそうで。実は全然何でもなかったらしい。
自分も家族も健康で、好きな街で暮らせるのがありがたい。何事も健康第一ね。
そんなわけで、ベルリン生活は続きます。