(*ベルリンのお店やライフスタイルに関しては、在ベルリンガイドの松永さんとの共同ベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」をぜひご覧ください。バリバリ書いてます)
新刊『かわいいドイツに、会いに行く』が清流出版より10月17日に発売になりました! 無事にここまでたどり着けて、心からほっとしています。
でもここで終わりじゃない。売れるように宣伝するのも大切。ということで、しばらくはSNSを中心に、新刊についてPRしていこうと思います。そんな投稿を見かけたら「宣伝してるんだなぁ」と見守っていただければありがたいです。
この本について書きたいことはいろいろあるんですが、今回は写真について書きたいと思います。
私は写真を撮るのが趣味で、散歩をしながら気になった建物やトマソン物件、お気に入りの雑貨などを撮るのが特に好きです。
雑誌やウェブでは自分で撮影を担当することもありますが、これまで自分の著書ではカメラマンさんにお願いしてきました。そのほうが自分で撮るより、きれいな写真が上がるに決まっているからです。
本は商品です。お金を出して買ってもらうんですから、きれいな写真の方がいいですよね。特に私の本では、写真の占める割合が大きいですから。
そういう考えで、私はこれまでずっと、カメラマンさんに写真を撮ってもらっていました。
なのにこの本では、初めて自分で撮りました。それは、本書が生まれるきっかけとなった過去の連載(「NHKテレビ テレビでドイツ語」)で、自分が撮っていたからです。
当時の写真を編集者さんに気に入っていただけて、撮影に挑戦することになりました。風景写真が多いので、天気に恵まれれば何とかなるかなぁと思ったんです。
写真はデジカメで撮った後に現像するんですが、それが難しかったですねぇ。ウェブよりも紙に印刷する方が、シビアな仕上がりを求められると思います。私には経験が少ないので、写真をどう現像すべきか迷いました。
だから、印刷が上がるまで心配で、心配で......。担当編集者さんやデザイナーさんを心から信頼していたので、おかしなことにはならないと思ってはいましたが、それでも完成するまでは不安でした。
自分で撮ることのメリットは、自分なりの視点で撮れることでしょうか。何をどう撮るのかという点において、相当自分好みにやりました。これまで趣味でいろいろ撮ってきましたから、自分なりのスタイルというか、好みの撮り方があるんです。楽しかった!
できあがった本を見て、どうでしょうねぇ、なんとか合格点をもらえたら嬉しいんですけど。
本書で写真を担当したからといって、「私はカメラマン」などとは、もちろん言いませんよ。そんなの、カメラマンさんに対して失礼。ふだん一緒に仕事をしているカメラマンさんの仕事ぶりを見ていますから、その職業をリスペクトしています。
私がこれからも仕事で撮れるとしたら、それはあくまでも自分が書く記事の補足としての写真。それも、商品写真のようなきっちりとした写真ではなく、あくまでもスナップ。自分が感じた雰囲気を伝えられるような写真ですね。