ベルリンライフの最近のブログ記事

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(*ベルリンのお店やライフスタイルに関しては、在ベルリンガイドの松永さんとの共同ベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」をぜひご覧ください。バリバリ書いてます)


 新年あけましておめでとうございます。
 新しい年の幕開けは、いつもわからないことだらけ。昨年は夢中になって走っているうちに、1年があっという間に過ぎてしまいました。


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プラハに来たのは15年ぶりくらい

 リフレッシュするつもりでプラハに来てみたら、期せずして元旦から仕事はじめになってしまったけど、それはそれで、ま、いっか。

 いつも支えていただいているみなさま、どうもありがとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

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この前は黒い森に行ってきました。メルヘンの世界

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 あぁ、もうすっかりご無沙汰してしまってすみません。
 6月下旬からもろもろの取材がずーっと集中していて、それが今でも続いていて。

 今年の秋に、新しい本が出ます。ドイツにある、素敵でかわいいものを探しに行く、そういう本です。
 ドイツって、「かわいい」って言われてもあまりピンと来ないかもしれませんけど、じつはいろいろあるんですよ! 私が思う「かわいい」なので、みなさんに受け入れてもらえるかは不安なんですが、いいものはたくさんあるんです。
 ドイツの「素敵、かわいい」ものと、それを育んだ土地を紹介する本です。


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 その本のために、今年の4月からちょこちょこと小さな取材旅行を続けて来たんですが、それがいよいよ佳境に入ってきて、7月はドイツ中を移動しまくりでした。
 特に中旬は南西ドイツにある黒い森地方を9日間旅して、大変だけど楽しかった! 私がいるベルリンとは大違い。まるで外国に行くような気分でね。
 黒い森地方では、観光局にご協力をいただけたので、普段はなかなかお目にかかれないような人にも取材できました。


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 そんなわけで、しばらくあたふたしていますが、秋には出るはずなので(出ないとまずい)、どうかよろしくお願いします!

 近況や仕事情報についてもっとこまめにに知りたいという奇特な方は、私のTwitterか、Facebookをフォローしてくださいませ。私自身は、どちらかというとTwitterを愛用しております。どちらもクボマガブログよりはマメに書いております。

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スマデリ店内レジ脇に、署名用紙や意見募集メモが置かれています


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スタッフ、お客さんみんなでコミュニティを築き上げてきました


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ベルリン・ミッテ地区にある、和食カフェレストラン&食品店「smartdeli(スマートデリ)」(以下スマデリと略します)が、現在の場所を強制退去させられる危機に立たされています。家主が、賃貸契約の延長を認めないからです。
 そこで契約延長を求めるため、スマデリと有志が署名運動を始めました。店内レジ脇にある用紙に署名を書き込めるほか、ネットでもできます。

 ネットでの署名運動はこちらです→https://www.openpetition.de/petition/online/smart-deli-muss-bleiben-neuer-mietvertrag-fuer-nachhaltiges-restaurant-in-der-chausseestr


 集まった署名は、ベルリン・ミッテ地区の役所に届けられる予定です。そして賃貸契約延長ができるよう、役所・家主・スマデリによる話し合いの場を設けることを目標にしています。

 私は、オーナー夫妻からこの話を聞いたとき、これはスマデリだけの問題じゃないと思ったんですよね。ベルリン市という街の将来に関わる問題だと。

 私がスマデリオーナー夫妻と知り合ったのは、ベルリンに来てから間もない頃です。ちょうどスマデリも、当時オープンしたばかりでした。
 それからスマデリは、現在の所在地であるChausseestr. 5 に引っ越しました。いつも大勢のお客さんでにぎわっていたので、店が存続の危機に立たされるなんて、思ってもみませんでした。


 オーナー夫妻から聞いた、契約に関する話はこうです。

・現在交わしている賃貸契約は、契約満期時に延長するかどうかは、家主が一方的に決められる内容となっている。そして家主は、来年1月の契約満期をもって、スマデリとの賃貸契約を終了すると言い渡した。延長は不可。

・スマデリ周辺のお店も同じ内容を言い渡され(家主は異なる)、既に移転、あるいはこれをきっかけに閉店した店もある。

・周辺のお店も一斉に退去させて、その後この場所をどうするかは、家主は店子に言う必要はない。

・スマデリが現在の場所で営業を始めてから、家主は3代ぐらい代わっている。

 以上のような状況に「納得できない」と、スマデリは周囲の人々と相談し、上記の署名運動を始めたのです。


 私はこういうことについてまったく知識がないので、詳しい人に聞いてみたところ、店舗契約満期時には家主が更新の有無を決める権利があるのが普通とのことでした。個人宅の賃貸契約とは違い、店子が店舗の場合は、家主・店子とも企業ということで、同等の立場と見なされるそうなんです。
 ですからスマデリの家主は、法的に違反しているわけではないんです。

 スマデリが今回署名運動を始めたのは、現在の場所で営業を続けたいからというのはもちろんですが、それよりももっと別の理由があるそうなんです。

 その理由の一つは、「自分たちだけが満たされればOKという社会に対してNOを表明したかったから」。そしてもう一つの理由は、「これまでお客さんたちと一緒に創り上げてきた地域コミュニティを壊されたくないから」ということでした。

 スマデリではオープン当初からこれまで、お店の営業を通じて社会に還元できることを少しずつ行ってきたそうです。例えば自然エネルギー(Naturstrom)やBio パッケージ(Green Box)を採用したり、飢餓を救う活動のために売上の一部を使うドリンク商品(Lemonade, Charitea, Viva con Agua)を販売しています。お客さんが来店することで、自分だけでなく誰かのためにも何かをできるようにしたい、そういうポリシーがあるとオーナーさんは話していました。

 自己利益だけでなく、世界にも目を向けている会社を選ぶことで、スマデリなりに少しずつ社会とつながってきた。でも、立ち退きを要求している家主の会社は、もしかしたらそんな視点はないかもしれない。だから、自分たちの視点を表明したい、と。
 オーナーさんが署名運動に至ったのは、そういう理由からでした。


 私は、街は生きものだと思っています。
 いろんな考え・バックボーンを持った人々が集まり、コミュニティが生まれていきます。そこからさらなる魅力が生まれ、より多くの人を引き寄せます。
 街を創り上げているのは、そこに生きるひと、一人ひとりだと思います。

 もし、さまざまな人々が営む(または集まる)個人店が消えて、資金力があるチェーン店のみになったら、便利にはなるかもしれませんが、街の魅力は色あせるでしょうね。自由でクリエイティブなベルリンのよさは、ここに集う人々が創り上げてきたのですから。
 でも、家主にとっては高い家賃が取れた方がいいに決まっていますし、ベルリン市も税収が増えていいことでしょう。

 スマデリが今回の署名運動で求めている、役所・家主との話し合いは、たぶんとても難しいと思います。法律を変えて、契約を更新するなんてことは、夢のような話かもしれません。ですが、自分たちの意見を明確に表明したスマデリを、私は支持したいです。

 そして私は、ベルリンがこれ以上退屈な街になっていくのを見るのは、嫌です。

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ご覧の通りの、盛況でした


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  急に参加させてもらうことになった、ベルリンの桜祭り

 いやー、とっても楽しかったです! 満開の八重桜の下で、大勢の花見客のみなさんと過ごした半日。わざわざ私の本を持って来てくれたお客さんもいて、感激しました!

 このイベント、特に日本人の間ではよく知られているんですが、自宅から遠いこともあって、私が参加したのは今回が初めてだったんですね。
 そしたら、本当に楽しくて。半日があっという間でした。


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 イベント自体は13時からスタートだったんですが、私が会場に着いた11時頃には、既にお客さんがおおぜい。設営するそばから、隣のブースで販売していたお弁当やおにぎりが飛ぶように売れて、山のように積んでいた商品が数時間で完売。あまりの人気にびっくりしました。

 さらに反対側のお隣では、日本酒も販売。こちらも時間がたつにつれ人気が上昇して、最後まで粘り強く売れていました。日本酒に馴染みがないお客さんも多く、お酒の種類ごとに異なる温度のお燗で飲むのもおもしろかったみたいです。


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 私のコーナーでは、インテリアの本が売れました! なんと、日本語はわからない方にも、お買い上げいただいたんですよ。パラパラ見て、気に入ってくださったみたいです。
 そして、冒頭でも書きましたが、わざわざ私の本を持っていらしたお客さんもいて......本当にありがたいです。読者の方と直接会って、お話しして。これ以上の励みって、ないですよ。また頑張ろうって思います。


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 花見祭りに来ていたお客さんたちは、年配の方と、コスプレのティーンエイジャーたちが入り乱れ、何か非常におもしろい世界でした。

 ベルリンに来てからの出来事は、本当におもしろいことばかり。まさか自分の人生(大げさですけど)が、こんな方向に進んでいくとは、夢にも思っていませんでした。この場所にいる自分が、なんだかちょっと不思議に思えましたよ。


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キッチンに薄日が差していた

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 今週からベルリンに戻っています。
 日本での滞在はいつも大体1ヵ月程度で、それほど長期というわけでもないのだけど、ベルリンに戻るたびに、それまでの生活を軽く忘れていることに気づきます。「私の部屋、こんなに広かったっけ」とか、トイレの便座に腰かけて、「あれ、高いな」とか。

 今回の日本滞在では、東京のあちこちに行きました。年に2回帰っているとはいえ、10年以上離れていると街並みも変わるし、電車の路線も新しくなって、すっかりお上りさん状態です。
 変わらないのは、実家だけ......と思っていたら、子どもの頃から好きだった隣家の木が切られていて、悲しい光景になっていました。でも考えてみたら、10年、20年単位で残るものって、日本には少ないのかもしれません。

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葉が落ちると急にさびしい光景になる

 ベルリンも建物こそそのままあるものの、お店や住んでいる人たちは変わっていくのを感じます。
 でも、ベルリンの自宅に帰ってほっとする自分を感じると、やっぱりまだまだここが好きなんでしょうね。
 東京では毎日人に会ったり、飲んだり、飲んだり......だったので、ここでまた平常運転に戻ります。

2016年10月

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