ドイツの秋は日本の冬

2004.09.27 13:27

 うー、寒っ! さむっ!
 ドイツでは、9月22日が秋の始まりの日とされている。確かに、そのあたりからめっきり寒くなる。太陽も出てこなくて、どんよりしてるし。
 私が日本からこっちに戻ってくるとき、日本もすっかり秋だったけど、長袖1枚着てればOKだった。でも、ベルリンに戻ってきて2〜3日したら、私はた まらずダウンジャケットを着込んでしまったよ。暖房も入れた。あーあ、せっかく日本で秋物のコートを買ってきたのに。ベルリンの秋は、日本の冬並みの寒 さだってこと、忘れてた。ほとんど出番がないうちに、もうダウンジャケットか。
 もっとも、私がダウンを着ていたら「もうそんなの着てるの?」と、ドイツ人の友人に笑われた。でも、私は特別寒がりではなかったはず。白人は体温が高 いからな。それって、皮下脂肪が厚いってことか?

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一服してくか?

2004.09.22 18:49

 またまたベルリンに帰ってきた。今回の飛行機はKLMだったのだけど、アムステルダムの乗り換えで(ベルリンへの直行便はないのだ)時間に余裕があったので、ちょっくら街まで出て行って観光をしてきた。
 アムステルダムは、ほとんど初めてといっていい。人が多い! 自転車が多い! 街が狭いぶん、人が集中するんだろうか。駅前の目抜き通りはガンガン人にぶつかるくらい、混んでいる。観光客もたくさんいるようで、駅周辺のカフェは、メニューが英語表示のところもけっこうあった。
 アムスというと、人によってはすぐに風俗地帯や合法ドラックショップを思い浮かべるかも。私は小一時間しか街にいられなかったからそんなに詳しくは見られなかったけど、歩いていると確かにプ〜ンと大麻の匂いが流れてくる。ま、それはベルリンだって同じことだけど。ちなみに、コーヒーショップという看板が出ているのが合法ドラックショップ。カフェではないので、お間違いなく。

明日はもうベルリン

2004.09.18 23:58

 これを書いている9月18日午後11時半現在、荷造りに追われている。明日の早朝、日本を発つから。
 今回の一時帰国は4週間弱。ヘルペスにもかかっちゃったし、なんだかな〜という感じ。まあ、目的だった高円寺阿波踊りを堪能できたんだからよしとするか。
 私は結構一時帰国をしているので、東京とベルリンのどちらにいても、そんなにギャップを感じなくなった。こういう状況に慣れてきて、すっかり鈍感になっているんだろう。
 たとえば最初に一時帰国をしたときは、東京がずいぶん窮屈に思えた。人が多し、車も多い。歩いているだけでストレスがたまる。でも、今回はそれほどうっとうしさを感じなかった。
 ベルリンにいると、東京では、後から来る人のために建物の扉を開けて待ってあげていたり、ちょっとした挨拶がなかったりすることがとても気になる。東京でもこういう小さな気配りをしたいと思っているのに、いざこっちに来てみると自分も声をかけられなかったりする。なんでだろう。街の空気にのまれるのか。
 ベルリンに戻れば、また現地のペース。ゆっくり、のんびり暮らします。

うまいもん食べて思い残すことなし

2004.09.12 23:54

 ベルリンにいるときから、非常に寿司が食べたかった。この場合の寿司とは、うまい寿司に限る。だから、新鮮なネタが入手不可能なベルリンの寿司屋では、この欲求は決して満たされることがないのだ。

 そして土曜。この数ヵ月来の欲求がついに満たされるときが来た! 場所は東京・築地市場内の龍寿司(りゅうずし)。
 ここの寿司はうまい。絶品! それしか言えない。
 実はここは、高校時代の友人のご両親がやっている店で、私は高校生のときに初めて来た。それまで生魚が苦手で、寿司も食べられなかった私が、ここで食べて以来すっかり寿司好きになってしまったといういきさつがある。いわば、私と寿司の出会いの場なのだ。

 店には盛り合わせのコースが2種類あるので、どちらかを選ぶのが、おいしいものを手軽に食べられていいと思う。もちろんお好みで頼むのもアリ。場内にあるので、営業は昼間まで。でも土曜もやっているから、お勤めの人でも行くチャンスはあるでしょ。日曜日はお休み。

 ところで、私の隣に座っていた男たちが、盛り合わせコースをすべて食べ終わった後、もう1種類のコースを注文していた。ビールも飲んで。ところが、2種類目のコースの寿司が並び始めたら、お腹がふくれたのか、全然手をつけない! そのうち、ネタも乾いてくる。
 それって寿司に対する冒涜だし、板前さんに対しても失礼。食べないんだったら頼むなよ! 待ってるお客だっているのにさ。よっぽど「お食べにならないのなら、そのトロ、私がいただいてもよろしいでしょうか」と言おうと思ったよ。
 パッと食べて、サッと出る。混んでる場内の寿司屋なら、そういうのがいいんじゃないの?

再び東京で

2004.09.11 23:47

 ベルリンにいたときの友だちに会った。彼女とはベルリンで知り合って仲良くなり、その後彼女は日本に帰っていたのだった。
 約4ヵ月ぶりの対面。時間的には長くはないけど、ベルリンと東京という距離は長い。彼女だとわかるだろうか、と待っている間緊張した。
 果たして、遅れてやってきた彼女はこぎれいになっていた。ベルリンにいるときはお互いにビンボーなので、ボッロボロの服を着ていたのに。
 やっぱり東京ではベルリンのようにはいかないのか。でも、もともと彼女と私とは生きてきた環境がかなり違う。二人とも東京で暮らしていたら、出会うことはまずなかったはずだ。ベルリンにいたからこそ出会えたわけで、ここ東京でも再会できたのはうれしかった。

自然災害が相次いでも

2004.09.07 00:55

 日本に来てから既に3回も地震に遭遇した。台風も相次ぎ、それによる死者も出ている。こうしてみると、日本は改めて自然災害が多い国だなと思う。もしベルリンに地震が起きたら、いっぺんで崩壊しそうな建物が山ほどある。

 何年か前にハワイ島に旅行に行った。ヒロという町を訪れたとき、ガイドさんが、ここは何十年かに一度津波が津波が訪れて、町を全壊させてしまうのだと言っていた。それにもかかわらず、住人たちは町を復興し、同じ場所に住むのだという。
 なぜ、そんな場所にわざわざ好き好んで住み続けるのか、と、その話を聞いたときには思った。もっと安全で快適な場所がほかにもあるだろうに、と。

 でも日本だって同じことだ。地震、台風、火山噴火……この国には自然災害が次から次へとやってくる。かといって、そのせいで日本を離れようという人は、聞いたことがない。
 どんなに大変な環境でも、生まれ育った場所に人は住み続けたいものなのだろうか。

ウイルスにやられた

2004.09.01 23:56

 パソコンのことではなく、ヘルペスウイルスの話。
 私はヘルペスウイルス持ちで、1年に1〜2回、忘れたころに突然発症する。このウイルスが出てくると、唇の周りなどにブツブツとした水泡ができて、気持ち悪い。しかもピリピリと痛む。
 本人が見ても気持ち悪いんだから、他人はもっと気持ち悪いだろう。日本にいて、いろいろと人と会う約束があるってときに、なんと間の悪いこと。
 私のことを知っている人ならまだマシだけど、こういうときに初対面の人と会うのは非常につらい。できれば約束をキャンセルしたいところだけど、限られた一時帰国の日程だし、そうもいかない。

 私は2ヵ月ほど前からベルリンでアトピー治療としてホメオパシーを試しているのだけど(それについては、今月下旬に発行されるムック『ハーブスタイル』に書いているので読んでください)、こういうことが起きると、ホメオパシーを続ける気力もなくなってくる。
 ホメオパシー治療をはじめて以来、ステロイドを使うことを禁じられているんだけど、ヘルペスウイルス薬も使ってしまったし、また元通りステロイドも使ってしまおうかと思ってしまう。だってそのほうが、まっとうな生活が送れるんだもの。
 あー、つらい。ちょっと落ち込む。