インターナショナルはイングリッシュ

2005.01.31 23:34

 週末、フランクフルトのメッセに行ってきた。クリスマスデコレーションのメッセ。きれいな商品やディスプレイがいっぱいで、その場で買い物したくなってしまった。
 インターナショナルメッセと銘打っているだけあって、出展者・顧客とも各国から来ている。なので、うっかりドイツ語で話しかけたら、相手はフランス人だった、なんてことがあって英語を使わざるをえない場面が多々あった。当然、アジア人の私は、人からは英語で話しかけられる。
 こんなとき、とっさに英語が出てこないので、無理矢理ドイツ語で押し切ったり。恐ろしいことに、英語を話そうとすると、いったん頭の中でドイツ語に変換してから、さらにそれを英語にする、という作業を行っていたりする。
 ドイツ語がもうちょっとできるようになったら次は英語を、と思っていたけれど、そうこうするうちにもう2年ぐらいは経ってるわけで、いまだ英語を勉強できる段階にはならない。でも、そんなこといってたら永遠にそんな日はこなさそう。やるしかないかなあ。

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パスポートを申請する

2005.01.27 17:40

 いま使っているパスポートが今度の4月で切れるので、ベルリンの日本大使館に行って新しいパスポートを申請してきた。
 いまのパスポートは5年。5年前に作ったときは、10年用のパスポートの赤い表紙が気に入らなかったし、結婚とかして名前が変わるかもしれないからと(しかし5年たったいま、私の名字は相変わらずクボタだ)、5年にしておいたのだ。
 そのときはまさかドイツに住むとは考えてもいなかったのだが、こうやって住み始めると、いちいちパスポートを申請するのはめんどくさい。しかも新しいパスポートを取ったら、これまでのビザもうつしてもらわないといけない。それで、今度は10年パスポートにしようと思っていた。

 ところが窓口で話を聞いてみると、パスポートは常に進化していて、あと数年のうちには日本のパスポートも変わる可能性が高いという。そうすると、たとえばアメリカなどは新しい形式のパスポートでないと、入国するのにビザなどの煩わしい手続きが必要になるかもしれないらしい。現在だって機械読み取り式のパスポートでないと、アメリカ入国にはビザが必要だという。「5年にしておいたらどうですか」とすすめられ、結局そうしておいた。

 考えてみると、パスポートを申請するのに、日本でもベルリンでも手続きに差はないのでは。ベルリンなら、日本大使館に行って書類を書いて提出する。その際必要なのは現在のパスポート、写真2枚、戸籍抄本1通。これらは日本で申請する際も必要でしょ。

 「10年用の写真だから」と、気合いを入れて化粧して証明写真をとったけど(でもスピード写真)、結局5年の寿命ということになった。それでも5年後の自分を想像するのは楽しい。

1粒で2度おいしい

2005.01.25 01:25

 16日付のこのコーナーで紹介した雑誌を、取材させてもらってお店に届けている。日本から直接お店に送ってもらってもいいんだけど、やっぱり自分の手で渡したいから。
 どこのお店でもとても喜んでくれて、私もうれしい。日本の雑誌だから内容はわからないけど、感激してくれる。ときには「なんて書いてあるの?」と質問されることもある。
 そしてときどき、お礼にと商品をくれたり、飲み物をごちそうしてくれることもあるのだ。おいしい! わざわざ掲載誌を届けに行くのは、これが目的だったりしてね。

開幕・グリューネヴォッヘ

2005.01.22 23:59

 毎年この時期になると、グリューネヴォッヘという食のメッセがベルリンで開かれる。ドイツ各地・ヨーロッパ各国の特産品やビオ、調理器具など、食にまつわるインターナショナルなメッセで、食べ物関係の記事を書くことが多い私としては見ておくべきだろうと思って行ってきた。
 20以上のホールには、各テーマに合わせた店や展示ブースがぎっしり。その場で飲食できるので(もちろん有料)、みんなビール飲んだりケーキを食べたりしている。メッセといっても、どちらかというと一般人がたくさん来るお祭りの色が濃い。
 店内の飲食は有料で、そのうえ入場料も1人12ユーロとけっこう高い。それを払ってわざわざ入る人は、ちょっと余裕がある人たちかもしれない。そういえば、わりと高齢者が多かった。
 私は、以前取得したジャーナリスト身分証明書が功を奏して(ふだん全然使ってないのだ。機会がない)、取材ということでタダで入った。役得、役得。

ドイツ菓子を読んでください

2005.01.16 21:15

 以前このコーナーで、ケーキを食べるのが仕事と書いたけど、それが形になりました。現在発売中の月刊誌「カフェスイーツ」(柴田書店刊)の中に、記事が載っています。ドイツ菓子のコーナーです。それに、この雑誌では、海外レポートコーナーに毎号ベルリンのカフェ情報を書かせてもらっているんです。ということで、日本のみなさん、よろしければご覧ください&買ってください。
 それにしても、日本で今そんなにバウムクーヘンがキテいるとは知らなかった。買うのに並んでるんだって……。

またしても歯医者

2005.01.14 23:53

 まったくどうなってるんだか、またしても歯の詰め物が取れてしまった。去年の秋頃から立て続けに起きていて、これでもう4本目。日本でいつ治療したときのものなのか覚えてないけど、これって、もしかして老化か?

 それで、前回から2カ月もたたないうちに、またしても歯医者へ。先生は、あらっ、という感じで「歯のチェックに来たの?」という。またしても詰め物が取れたんです、今度は反対側が、というと「ついてないわねー」と同情された。
 それで、今回も銀はかぶせずに詰めるだけにして、わずか15分で治療完了。速くていいや。でももうこれ以上、取れませんように。

危ないよお

2005.01.10 23:27

 毎年この時期になると、路上に捨てられているもみの木。クリスマスツリーとしてきれいに飾られていても、時期が過ぎれば粗大ゴミ。そのうち清掃車が来て、回収していく。
 ところで、この前、この使用済みもみの木を、4階の窓からポーンと投げ捨てているところを見た。以前、クリスマスが終わったらもみの木は窓からヒュッと(ヒュッの部分は口笛ね)捨てるんだよと聞いたことがあるけど、本当にそうしてるとはね。下に人が歩いていないかどうか、ちゃんと確かめてたみたいだけど、急に人が出てくるかもしれないし、危ないよなあ。
 まあ、確かにこんな1メートルもあるもみの木を背負って、4階や5階から下りてくる気にはなれないってのもわかるけど。たいがいエレベーターはないだろうし。
 でも、日本なら同じような状況でも、絶対やらないと思うけどなあ。

ラテン語圏みな兄弟

2005.01.06 23:19

 年が明けて、すっかり日数がたってしまった。年末年始はほとんど仕事をしなかったツケが回ってきて、いま大車輪で仕事中。

 話は年末のコペンハーゲンに戻るけど、旅行中は自炊できないから、当然毎日外食なわけよ。で、レストランとか入るでしょう。そうすると、当然のごとくデンマーク語のメニューが出てくるわけ。最初は「わけわかんないなー」と思ってたけど、よくよく読んでみるとどんな素材を使っているのかぐらいは、なんとな〜くわかったから驚いた。
 デンマーク語の単語って、ドイツ語とも似てるし、フランス語や英語っぽいのも多い。結局ラテン語から派生した言語は、みんな何かしら共通点があるんなだな。だから、単語だけならけっこうわかったりする。

 こんなに似てるんだったら、いっそのことどこかの国の言葉に一本化しろよ、と日本語が母国語の私なんぞは思ってしまう。それに、こんなに似てるんなら、みんな3カ国語ぐらいは話せて当然だよな。ドイツ語習得するのも、苦労がないはずだよ。
 日本人がドイツ語を(フランス語や英語も同様だが)習得するのがどんなに大変か、おまえらにわかるかー、と心の中でひとり毒づいたのだった。

明けた

2005.01.01 23:32

 ベルリンで3回目の年明け。今年も恒例の友人の年越しパーティに行って、屋上で花火をあげてきた。
 ベルリンでの年越しが当たり前に感じるようになってきたけど、これがいつまで続くのだろうという思いはいつもある。常に先行きを気にしながらの暮らしだけど、しばらくはまだここにいるつもり。
 今年も(些末な)ベルリン情報を書いていきます。