美しい顔

2002.05.31 00:02

 火曜日に再びピナ・バウシュの公演を観てきた。今度の演目「緑の大地」(Wiesenland)は、2週間前に観た「七つの大罪Die Sieben Todsuenden」とは作風がまったく違っていた。もっとダンス的っていう感じ。余談だけど、私はWiese(ドイツ語で草地の意味)という単語がなかなか覚えられなかったのだけど、これでもう絶対に忘れない。

 私はコンテンポラリーダンスに関しては素人で何ひとつわからない。その私がピナ・バウシュに惹かれるのは、ダンスそのものよりもピナ自身の顔だ。
 カーテンコールには必ず本人が出てくる。その顔を見てると、ぐぐぐーっと引き込まれてしまう。
 会場には、ピナの若い頃のポスターが売っていた。でも、今の顔のほうが俄然いい。歳を重ね、頬がこけ、しわが刻まれたその顔は、しかし若いときよりはるかに美しい。

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山梨パン紀行

2002.05.26 23:52

 ドイツで知り合った友人の知人が、山梨でドイツパン店を開いていると聞き、さっそく訪問。4月にオープンしたというそのお店は、とってもきれいで、一つひとつの種類ごとにちゃんと説明もついていました。

 私はそのお店のオーナーを直接は知らなかったのですが、友人の紹介ということで作業場に上がり込み、ドイツ話に花が咲いたのでした。
 もちろんパンを買ってきましたよ。たくさん……買ったつもりが、あっという間に食べちゃいましたが。

 ところで、おいしいドイツパンには、おいしいバターやチーズが欠かせません。でも日本には、おいしい乳製品がないのが問題ですねー。ドイツパンがもっとメジャーになるためにも、おいしい乳製品の登場を望む!

 せっかく山梨に来たということで、帰りには昇仙峡のふもとまで行ってみたりと、ちょっと「関東甲信越小さな旅」気分。帰りは中央高速に乗らず下から帰るという暴挙に出て、結果、峠道で目が回るというバカぶりを発揮。

どっかになんか言うべき?

2002.05.23 23:51

 びろうな話ですみませんが、「そこに行くと必ず下痢するイタリア料理屋」が吉祥寺にあるんですよ。最初は気づかなかったんですが、3回、4回と行くうちにこりゃおかしいぞ、ということになって。5回目ぐらいには、店を出て駅に着い途端に即トイレ。さすがにこのときは確信しましたね。

 で、それ以来しばらく行ってなかったんですけど、この前、なーんか間違えて行ってしまい、そしたら案の定。いったい何がいけないんだろう。油が古い? それとも水がヤバいとか? ちなみに一緒に行った連れもやっぱりトイレ行き。だけど、その店、いつもわりと混んでるのよねえ。みんなは平気なのかしら。でもまさか「ここで食べると下痢しませんか」とも聞けないし。

 こういうのって、なんか言うべきなの? そのレストランに? それとも保健所にタレ込み?

白髪

2002.05.19 23:17

 鏡を見ていたら白髪を見つけた。
 黒い髪の中に1本すうっと、銀色に輝いていた。
 きれいだった。

 きれいな白髪の女性には、ちょっと憧れる。自分も白髪が増えてきたら、染めたりしないでストレートのボブにしたいと思っていた。

 でも、最近やたらと年齢のことでつっこまれることがあって、ちょっとまいっていた。私は実年齢より若く見られることが多い。それは嫌ではないけれど、別に嬉しくもない。正確に言うと、年齢なんてどうでもいいじゃないかと思っている。年齢によって行動を制限されるのは嫌だ。

 年齢や容姿のことでからかったりするのは、それだけ私と近い関係にいると、相手が思っているからだろう。そして、そういうのが、コミュニケーションの手段なのだろう。
 でも、あまりにも何回もとなると、正直うんざりする。そういうコミュニケーションしかできないというのも、なんか悲しい。もっと普通に、いろんなことを話せないのかな。

 でも、「やめてください」とか言うと、冗談も通じない人って思われる、きっと。それに、その後に顔を合わせるときに気まずそう。ああ、でも私は自分の感情を抑えることができないから、きっと顔に「嫌です」と出ている。

 歳をとるのを嫌だと思ったことはないし、若い頃に戻りたいとも思わない。いつでも、今がいちばんいいと思っている。

 だけど私は、その白髪を抜いてしまった。
 きれいだったのに。

ピナ・バウシュを観て来た

2002.05.14 23:57

 今日、ピナ・バウシュ・タンツ・テアーターの公演を観て来た。ピナ・バウシュを観たのはこれが初めて。
 ダンスというものは否応なく観る人を巻き込む力があると思う。

 最近アトピーの調子があんまりよくないので、早く寝るため、今日はこれで終わり。
 ピナ・バウシュについて説明している余裕がないので、知らない人は、すみません、どっかで検索してください。

母の日と花束

2002.05.12 22:38

 今日5月12日は母の日でしたね。街をぶらぶらしていたら、花屋さんの店頭にはカーネーションの花束がいっぱい。
 私はというと、仲良しの花屋さんに先週お願いしていました。

 母の日っていうと、カーネーションって思うんじゃないでしょうか。それは別にいいんです。でも、私は以前、花関係の雑誌を編集していたから、ちょっとだけ業界のことを知っていて、それゆえに思うことがあります。

 母の日に贈る花束はカーネーションにこだわらなくてもいいんじゃない?
 母の日ぴったりにあげなくてもいいんじゃない?

 カーネーションは、普段はわりと安く仕入れられる花です。でも母に日が近づくと、ドーッと跳ね上がります。で、その日が終われば急落。
 花屋としては、お客さんがカーネーションをほしがれば、仕入れないわけにいきません。だけど、仕入れ値が高いから、通常より割高になる。その結果、お客さんは「花って高いよね」と思ってしまう。

 クオリティにおいても結構問題あるんですよ。花は生ものだから、生産量を調整しても限界があるというもの。だから、母の日のために海外からたくさんカーネーションを輸入して、倉庫で保管したりしてるんです(少なくとも、私が雑誌の仕事をしていた6年ぐらい前はそうでした)。そういう花は鮮度も落ちる。せっかく買ったのに、すぐにダメになったら悲しいじゃないですか。

 だから、例えばお母さんが地方にいて、送りたいのであれば、母の日よりも前に送ってもいいと思うんですよね。カーネーションにこだわらずに、お母さんが好きな花を送るとか、カーネーションではできないようなデザインの花束を作ってもらってもいいんだし。

 と、思うんですけど、どうでしょう。

休みの〆は風呂

2002.05.07 00:33

 連休も終わりですね。みなさんどうでした? 私は、旅行に出かけなかったわりには、それなりに疲れた連休でしたよ。
 
 今日は知人に誘われて、温泉ランドのようなところへ。バブルバスとか、打たせ湯とか、いろんな種類のお風呂があるやつ。
 それで、風呂に入ったはいいけど、出てきてラウンジで長いすに寝っころがってたら、だるくて起き上がれなくなった。お風呂に浸かってんのも体力消耗するんだよねー。

 ところで、きのうニュースニーカーを購入。パトリックは気に入ってて、これで2足目だ。ためしに部屋で履いてみたら、そのとき着ていたグレーのパジャマに妙にマッチ。記念に撮影してみました。

ライブなんだか、フリマなんだか

2002.05.06 02:25

 5月3日に東京ビッグサイトに行ってきたよ。雑誌の「CUTiE」「mini」「smart」合同でやったクリエイトフェスの取材で、自分でオリジナルを作って販売しているプチクリエーターのみんなにインタビューしたんだ。記事は6月に出るCUTiEに載るんだって。見逃せないよね。
(ここまでキューティ文体で書いてみました)

 ただ、この会場内でライブをやっててねー。この音がまたハンパじゃなくデカい。スピーカー横のブースで話を聞こうとしたって、お互いの言ってることがまったくわかんないんだから。まあ、場の雰囲気は盛り上がっていいんだけどさ。
 でも物を作る人たちにとっては、これはいい機会だよね。これまで取材した人たちにも会ったりして、みんながんばってるな!って感じ。いいよね。

 しかし、思った以上に体力が消耗したらしく、帰宅後、まだ外は明るいのにもかかわらず爆睡(仕事後に飲んだビールが原因という話もある)。でも夜になって起き出し、再び飲酒。たのしいー。 

いけばなインスタレーション

2002.05.05 21:16

 明日で終わりだけど、今、表参道が草月流いけばなの作品で飾られてます。いけばなといっても、ぱっとイメージするような花器に挿されたものではなくて、植物を使ったインスタレーションというほうがぴったりきます。
 こういうのって、楽しい。素敵な青空ミュージアム。