仕事で、二十代前半ぐらいの若い人たちに話を聞くことがある。将来はデザイナーになりたいとか、みんなそれぞれ夢があって、そのための一歩を踏み出したような人たち。
夢を追いかけている頃は、それだけで楽しい。不安もあるだろうけど、ただ前だけを見ていられる。そこには可能性だけがある。
だけど、別に夢を持たなきゃいけないわけじゃない。なりたいものがない人だって多いはず。そういう人は、とりあえず自分が嫌じゃないことをやっていればいいと思う。
なんか最近、夢を語らせる媒体が多い気がして。専門学校の広告とか、歌詞とか、テレビ番組とか。そういうのばっかり見てるとだんだん嫌になってくる。夢ってその程度のものなのか、って。
夢がある人は幸せだ。でも、なくたって幸せだ。