きのうニュースを見ていたら戦争関連の報道をしていた。それを見ていたらだんだん腹が立ってきて、思わず書きはじめてしまった。
戦争の被害を伝える画面のバックに流れる、悲壮な音楽。「きのうまで生きていた子どもたちは今日はもういない」的な情緒に訴えるコメント。
違うんだよ。
戦争になれば人は死ぬ。子どもだろうが誰だろうが死ぬ。そんなのはみんな知っているはず。だけど実際に戦争は起こる。そこには戦争の悲惨さとは別の要因があるからでしょ。そこを解説せずに、ただ情緒に訴えるだけでどうなる?
なぜフセインが悪いとアメリカはいうのか、なぜ自国民を犠牲にしてまでアメリカは戦争をするのか。いま私が見ていたような大衆的なニュース番組こそ、基本的なことを解説しなければ。情緒のみによって支えられた意見というのは、いとも簡単に逆の方向にいくことだってできるのだ。きのうまで戦争に反対だった人が、別の情緒的刺激によって、突然戦争を支持することだってありうるのだ。
戦争は悲惨だけど、別の側面から見れば戦争によってもたらされるものがある。なぜ戦争は起こるのか、そして戦争反対ならば、どうすれば回避できるのかを考えないと。