ベルリンには年に2回、博物館・美術館が深夜まで開いているイベントがある。"Lange Nacht der Museen"、「博物館の長い夜」だ。2月に1回と、そしてもう1回がきのう30日の土曜日。
2月のときは、ただでさえクソ寒いのに深夜にわざわざ博物館めぐりなんかしてられるかと思って行かなかったけど、今回は季節も(かろうじて)まだいいし、せっかくだから参加してみることにした。
市内にある100以上の博物館・美術館が、12オイロ(学割は8オイロね)のチケット1枚で夕方6時から深夜2時まで自由に出入りできるほか、専用のバスも頻繁に走っているし、入口でコンサートなんかもやっている。この機会に、普段ならまず行かなさそうなエリアにも足を伸ばしてみたりして、なんかうきうき。
このイベントはベルリンが発祥の地らしく、今ではドイツ国内やパリ、アムステルダムなど約120の街に広がったらしい。ちなみに友人は「ハレ(ドイツの一都市)ではタダなんだけどねえ」と言っていた。でもまあ、ベルリンは街の規模が違うからね。
もちろん、ドイツのイベントとくれば必ず出現する屋台もあちこちにあるから、この長い夜もひもじい思いをしなくて大丈夫。これ、重要。特に私には。