さよなら2003年

2003.12.31 17:50

 パリからベルリンに戻りました。
 これを書いている現在、ベルリン時間12月31日午後5時半過ぎ。日本のみなさんはもう新年を迎えられているかと思いますが、こちらはまだ大晦日です。
 ドイツでは、クリスマスは家族とともにゆっくりと過ごし、大晦日は友だちとパーティで騒ぐというのが一般的。私も夜から友人宅のパーティへ出かけます。
 新年を迎える瞬間はあちこちで花火や爆竹が鳴り響き、それはにぎやか。花火は普段は売っていないのですが、29日から販売が解禁になり、今日この日のためにみんな買っていきます。
 日も落ちて暗くなった街にはもう、待ちきれない人たちがあちこちで爆竹を鳴らしています。私の部屋の上の住人も、さっきからCDをかけっぱなし。ベースの重低音が響いてきます。
 新年を迎えるまであと7時間足らず、わくわく、どきどきしてきます。

 クボマガをいつも読んでいただいているみなさま、どうもありがとうございます。そして来る2004年も、どうか引き続きクボマガを読んでくださいね。

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パリで髪を切る

2003.12.28 23:12

 パリには日本人のお友だちが住んでいて、パリに行くたびいつも彼女にお世話になりっぱなし。今回もパリの新しいスポットに案内してもらった。私は雑貨に目がなくてパリでもその手の店をぶらぶら。パッケージひとつとっても気の利いたものばかりで、さすがだなーと感心。ああいうきれいなものはドイツにはないもの。
 ひとしきり店を巡ると友人が「パリで髪を切りませんか」という意外な提案をしてくれた。なんでも彼女の友人の日本人女性が、無料で髪を切ってくれるのだとか。それは楽しそう。ちょうど髪も伸びかけてきたことだし、相手が日本人なら言葉も通じるし、こんな機会はめったにないはず。二つ返事でOKし、切ってくれる人の自宅へ行った。
 その方の家は観光ではまず行かないようなエリアにあった。黒人が多く住んでいて、お店も黒人相手のものがたくさん。さまざまな人種が集まる街はどこでも、人種によって住むエリアが決まってくるものなのね。
 部屋に通されて、ヘアスタイルをどうするか相談。私は去年から髪を伸ばしているところなので、長さは切らずに整えてもらうことにした。すごく丁寧に切ってもらえて、下はふんわり、前髪もいい感じ。うれしい、うれしい! 気に入りました、ありがとうございます!

パリってやっぱ都会だなー

2003.12.27 11:37

 突然ですが、パリに来ました。ベルリンよりちょっとあったかい。うれしい。
 ドイツでは25日・26日の2日間がクリスマスで祝日なのだけど、フランスは26日は普通の日だとのこと。店も普通に営業してた。お隣の国なのに全然ちがっておもしろい。
 パリといえば美食都市。この時期ならなんといっても牡蠣でしょ。レストランの店頭で、牡蠣の殻を開けるお店の人たち。いや〜、食べました! レモン絞って、ちょっとソースも。うまいッ! パリ万歳!

 数年ぶりにパリに来て思ったのは、街がデコラティブだなーということ。ベルリンは、古いきれいな住居もたくさん並んでいるけれども、全体的にもっとシンプル。でもパリの建物のデザインは、たとえば窓についている手すりひとつとっても非常に、こう、曲線。インテリアの色遣いもドイツとはまったく違って、赤、黄、オレンジみたいなまったりした感じ。
 それに、ベルリンは空き地が多いから開発の余地もまだまだあり、という気がするけど、パリは完成された印象が強い。人も多いし。
 まあ、要するにパリは都会で、ベルリンは規模は大きいけど都会よりは村というイメージがする。それがベルリンの住みやすさにつながってるんだよな、きっと。

クリスマス本番

2003.12.24 17:30

 今まで広場に立っていたクリスマス市も、今日はもう撤去されていておしまい。
 ドイツ人はクリスマスはみんな実家に戻って家族と一緒に過ごすから、この時期ベルリンにいるのはベルリンっ子か外国人が多いかな? 私のドイツ人の友人もみんな実家に戻ってベルリンにはいないから、こんなときは、ちょっとさびしい。でも、私には日本からお客さん(?)が来ているのでね。
 ではみなさま、メリークリスマス、Frohe Weihnachten!

これもベルリン効果かな

2003.12.19 23:57

 この前、久しぶりに以前住んでいた家を訪ねて、元同居人とひとしきりおしゃべり。私が日本に帰ってた間に、いろいろ動きがあったらしい。誰と誰がくっついて、誰と誰が別れて、誰には好きな人ができて……と一気にしゃべりまくる彼女。まあ、6週間もいなければいろんなことがあるわな。と、ミニ浦島太郎気分。

 しかしこの恋愛ネタっていうのは、基本的な感情部分で世界共通で、細部では文化の違いや個性の差が表れて非常におもしろい。軽いネタも深刻な話も、私にとってはウェルカムだ。
 私は日本にいたときは、この手の話をあんまりしなかった。結婚した人が周りに多くてすっかり落ち着いていたりとか、ほかの話題で盛り上がることが多かった気がする。人の恋愛談は好んで聞くけど、自分のことは話さなかった。それは、自分のことを話すということは、同時に私の相手のプライバシーも公開してしまうことになるから。それは相手に悪いと思っていた。
 でも、ベルリンに来てからは状況が一変。自分の周りにいる人の年齢が一気に若返り、当然話題も若返る。みんなが自分の恋愛話をけっこう赤裸々に話すのを聞くにつれ、なんだか自分ももっとさらけだしていいのかなあ、という気になってきた。いいことも、悪いことも、もっと気軽に話したら、新しい世界が見えてくるのかもしれない。
 でも、ここには書きませんよ。へへへ。

ついに来たか

2003.12.15 11:26

 いよいよ雪が降った。さらさらと降ってすぐにやんでしまったけど、「来たかー」という感じ。これからどんどん寒くなるのか。覚悟はしていてもしんどいな。

さっとひとすべり

2003.12.14 23:22

 ショッピングセンターのクリスマスのディスプレイ。3フロア分が吹き抜けになっている中央に設置されています。ディスプレイの横にはエスカレーターがあって、横目で眺めながら昇ったり下りたりできます。

もみの木パラダイス

2003.12.12 23:00

 クリスマスに必要不可欠なのがクリスマスツリーでしょ。いま、街のあちこちで生のもみの木が売ってます。でもこれ、どうやって持って帰るんだろ。

クリスマスがやってくる

2003.12.10 23:57

 日本もそうですが、ベルリンでも街はクリスマスのデコレーションであふれています。日本の飾りつけのほうが派手かもしれないですけど、こっちの様子もなかなかいいですよ。次回からクリスマス関係のネタを紹介します。

初めてのお茶会

2003.12.08 03:09

 茶道初体験。日本学を学んでいる学生たちに開いたお茶会に、なぜだか私も紛れ込みお茶をいただいた。いろいろとお作法はあるんだろうけど、それはまあそれとして、単純にお茶っておいしい。
 こういう○○道、みたいなものって、本来その作法のすべてに意味があるんだろうけど、そんなものはわかるはずもないのでまず形から。続けてやっているうちにその意味を納得するときがくるんだろか。
 私の母もお茶をやっていたが、私は興味もないので知らない。なんだか日本の伝統のあるものの多くは、自分の世代で途切れているような気がする。

帰ってきました

2003.12.06 12:09

 ベルリンに帰りました。なんだかとてもほっとします。戻るべきところに戻ったような感じ。なんでだろう、ここに住んでからまだ1年ちょっとなのに。
 こっちに戻ってからすっかりダレて、なんにもしてません。いま私は、これまで住んでた家ではなく(あそこは結局引き払ったんです)、友人の家に居候の身なんです。その家の近くには駅がなくて、路面電車かバスで移動するしかないので、外に出るのがすっかり億劫になり、一日中家にこもって寝ています。もしかしたら日本での疲れが出たのかもしれません。
 でも今日からは全面復帰。とりあえず外に出ます。またベルリン生活情報をお届けしますので、お楽しみに。
 それから、日本で私と会ってくれたみなさん、どうもありがとう。ちょっとの間でも同じ時間をすごせてうれしかったです。そして、会えなかったみなさん、またいつか、今度帰ったときに会いましょうね。

帰りまーす

2003.12.02 06:23

 もう日本を発つ当日なのよ。あと30分後には家を出なくちゃいけないっていうのに、私なにやってんだろ。
 日本に来るときも、ベルリンに行くときも「帰る」という表現を使っていて、どっちが本拠地だかわからない状況。いいの、どっちも今の私にとってはホームなの。
 じゃあ次回はまたベルリンからお届けします。