ケルンの家族に会いに行く

2004.05.27 23:45

 明日(金曜)からケルンの家族に会いに行っています。
 このコーナーにもたびたび登場している、ケルンの元ホストファミリーとは今でも縁が続いていて、私がしばらくメールを出さなかったら「連絡もよこさずにどうしてるんだ。たまには来なさい」と言ってくれた。こういう機会は大切にしないとね。
 ということで、3泊4日のケルン滞在、楽しんできます。また週明けにベルリンに戻ってきて、クボマガを更新しますよ!

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最終的には好みだが

2004.05.25 23:23

 ドイツのケーキというのは、天板に生地をガーッと流して、オーブンで焼き、焼きあがった生地のうえに一気にジャムを塗ったりクリームを塗ったりしたものを、最後に四角く切ってそのまま並べて売っているのが一般的。こういうのをブレヒクーヘンという。大きくて食べ甲斐はあるけど、日本人の感覚からしてみれば大雑把な代物。
 そこへいくと、フランスのケーキは一つ一つ小さな型で作って、デコレーションもきれいで立体的。
 どうみてもフランスのほうが見た目も味も上だろうと思うのだが、ドイツ人にとってはどうもそうではないらしい。

 ドイツオリジナルのものは何があるかなあ、という話をしていたときにドイツ人が「ブレヒクーヘンはフランスにはないんだ。あれはドイツだけのもの」と威張りが半分入っているトーンで語っていた。なんか誇らしそう。ってことはブレヒクーヘンのほうがレベルが上だと思っているのか?
 いや、フランス人はこんなザッパーなもの作らないって。食にはこだわりありそうだもの。
 このあたりのドイツ人の感覚というのを、私はもっと突き詰めてみたい。

 ところで前回みなさんにお尋ねしたキバチ調査ですが、数名の方からお返事をいただきました!どうもありがとうございます。もうちょっとまとまったところで、いったんご報告します。まだまだメールを受け付けますので、どうかご協力を。詳しくは前回のこのコーナーをご覧ください。

キバチ調査にご協力ください

2004.05.20 23:41

 最近「キバチ」が話題になった。
 みなさんは「キバチ」という言葉を聞いて、すぐに特定のものを連想されますか。

 キバチは、私もよく知らないのだけれど、たぶん蜂の一種で(と思い込んでいる)、特定の樹木の周りをよく飛んでいた。樹木の名前も覚えていないが、よく生垣とかに使われているもの。で、キバチを捕まえて胴体を糸でしばり、そのしばった状態で飛ばせて遊ぶのだ。子どものころよくやった。子どもたちの間では「キバチは刺さない」ということになっていたが、定かではない。

 そのキバチ遊びだが、ふとしたことから、どうも東京都杉並区在住の子どもの遊びだったらしい、と判明。私は杉並区の出身だ。以前この話を、同じく杉並出身の人に話したら「やったやった」とすぐに話が通じた。私の妹も同じ遊びをしたらしい。
 そのときは全然問題にしていなかったのだが、この話をほかの人にしてもまったく通じないことが最近になってわかった。練馬区出身の人さえ知らなかった。

 なので、この場を借りてみなさんにお願い。キバチで遊んだことのある方、出身地はどちらでしょうか。メールください。お待ちしています。
info@kubomaga.com

風邪引きの季節

2004.05.17 23:18

 きのうからのどが痛くなった。今朝起きてみたらなんとなく体もだるい。やばいと思い、今日は学校に行かず家で寝ることに。
 私の同居人も先週から体調を崩していて、仕事を休んでいる。今日も調子が悪いらしく、二人して一日中家で臥していた。
 しかし、私はこういうときでもめったに食欲が落ちないのだ。ただ寝ているだけなのに、時分どきになると腹が減る。なんでこうも食欲が強いのか、恥ずかしい。しかし空腹には耐えられないので、結局3度きちんと食べてしまった。こういうときには和食を欲する。ごはん、うどんと、今日は和食のオンパレードだった。
 しかし、最近風邪を引いた人が周りにも多い。同居人のお母さんは「5月、6月は風邪のシーズンだから」と言っていたそうだ。そういや、私も去年の6月あたまに熱を出した。これは私の勝手な推測だが、どうもこの急激な日照時間の伸びに、体がついていけないんじゃないだろうか。あとは、寒暖の差が激しいのもよくなさそうだ。
 これ以上悪くしないよう、今日はこの辺で寝るとするか。

デザイン遊園地

2004.05.14 19:56

 ベルリンで今月16日まで開催されているデザイン展、"DESIGNMAI"(デザインマイ)に行ってきた。会場はいくつかあって、それぞれ決まったテーマがある。
 私が見たのは東欧のプロダクトデザイナーたちの作品と、ヨーロッパ各国の若手デザイナーの作品。家具あり、照明ありでおもしろい。こういうのを見ているのは、単純におもしろい。現代美術もそうだけど、見ているだけで遊園地にいるようにわくわくしてくる。

カスターニエンが満開

2004.05.11 13:30

 いまベルリンはカスターニエンの花が満開です。秋になるとクリの実がつきます。でも食用ではないので、食べることはできません。
 カスターニエンは街路樹として植わっていることも多く、白やピンクの花が通り一面に咲き誇っているのはかなり圧巻。路上には舞い落ちた花びらがつもっています。
 でもやっぱり桜のほうが風情があるな。カスターニエンを見ても、桜のときのように胸がしめつけられることはないもの。

気になる和食器のその後

2004.05.08 23:04

 前々回で気になる和食器を見つけたと書いたけど、結局迷った挙句に購入してしまった。それはそれでよかったのだけど、もっとよかったのは、縁あってその磁器を焼いている人に会えたこと。想像していたよりも若い人でびっくり。
 今回その人に会えたのも仕事に絡んでのことだったので、こういうときにこの仕事をしていてよかったと思う。日本にいたときは、毎日仕事に追われるばかりでしんどかったけど、こっちにきてから仕事量がほどよいのか(でも、物価の安いベルリンでさえ、暮らしていくには苦しいのだった)、仕事そのものを楽しめるようになってきた気がする。

5月1日の乱

2004.05.03 23:55

 5月1日のメーデーは、ベルリンでは乱闘デーになっている。特にクロイツベルク地区では、デモ隊と警官が衝突してケガ人が出るのが毎年の”伝統”なのだ。去年は車が炎上しているのをニュースで見た。だからこの日だけは、そのあたりには近づくなといわれている。このへんの住民で車を持っている人は、普段は路駐していても(自分の駐車場というのがなく、みんな路駐が当たり前)、この日ばかりは住居内部の中庭へと車を退避させているほどなのだ。

 それなのに、たまたま1日にクロイツベルクに行ってしまった。ついでがてら「よし、私もジャーナリストの端くれとして、政治ネタも取材しなければ」と決意を固め(大ウソ)、危険といわれているオラーニエンシュトラーセあたりを歩いてみることに。
 でも、私がいたのって、午後だったのよ。そんな時間じゃ、全然平気。おまけに近くのマリアンネンプラッツでは、毎年恒例のお祭りで大人も子どももソーセージなんか食べて和んでる。
 すると広場の奥のほうから、なにやらエキゾチックなリズムの太鼓の音が。それに誘われて見てみると、トルコ人が手をつないで円を作り皆で踊っているではないか。民族的な踊りらしく、わかりにくいが何気にステップもあるようだ。知らないうちに人の輪が反時計回りへと進んでいる。

 結局、暴動をレポートするつもりが、こんなのんきな昼下がりの写真を撮ることに。やっぱり私には政治ネタは縁がないらしい。
 でも、ここも1日の夜は危ないので、近づかないのが身のためというものです。