ようやく夏っぽい天気になってきた今日ごろのベルリン。うれしい〜。
こういう時はテラスでお茶よ。紅茶とケーキで優雅な午後のひとときを……のはずが、瞬く間に恐怖に早変わり。
原因は蜂。この時期、屋外には蜂がたくさん飛んでいる。テラスで甘いものでも食べようものなら、あちこちから一気に蜂がやってくる。
でも、ドイツ人はこういう事態に慣れているらしく、蜂がきても手でかる〜く払ったりしていてまったく平気。ああ、そんなことしたら蜂が逆上して刺しちゃうんじゃないの……なんていう私の心配など気にも留めない。
客ばかりか店側もいたってのんきで、ショーケース内のケーキに蜂がぶんぶん群がってても全然平気。さっと振り払ってケーキを一切れカットし、そのまま皿に載せて持ってくる。客のほうも「蜂がとまってたじゃない」なんていう人はいない。怖さのあまり席を立ち上がってケーキに群がる蜂を遠目で見ていたのは、私だけだった。