2007年6月アーカイブ

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 今週から怒涛の取材ウィークに突入している。
 いつもはヒマな私が、どうしたわけかこの時期に仕事が集中してしまい、毎日取材の嵐。
 
 取材というのは、アポを取るまでが大変だ。テーマに合った店や人をリサーチし、アポを取る。
 ここですぐにOKが出ればいいけど、大きな組織だとたらい回しにされたり、イエスといいながら日程を決めることを先延ばしにされて、結局別のところを探さなくてはならなくなったり。取材当日にドタキャンされたこともある。
 こちらの取材依頼を断るのは各自の判断だから私はちっともかまわないけど、不愉快なことも時にはある。

 でも反対に、うれしいこともたくさんある。私は食べ物系の取材が多いので、取材先でご馳走になることはとても多いし、掲載誌を持参したときに相手がとても喜んでくれたりすると、私もうれしい。
 今日は取材先のお花屋さんで、とっても大きな花束をプレゼントされた。撮影のために作ってくれた花束を、私が帰るときに「はい、私たちからのプレゼント」と言って渡してくれたのだ。本当にうれしかった。

 仕事を通していろんな人と出会う。いろんな対応を受けることで、自分も他人にこうしたい、とか、こういうことはしちゃいけない、などと考える。だからこの仕事が好きなのかな。

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 だんだんおなじみになってきている、ベルリン発日本語フリーペーパー「テイクン」のようですが、今月号ができました。いつもの場所に置いてあるので、どうぞお持ちになって読んでください。
 今月のテーマは「お外へGO!」。ドイツに住んでいる方なら、貴重な夏を楽しく過ごしたいでしょ? いろんな過ごし方を提案していますよ。
 入手できない方はこちらをクリック!

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 今日23日(本当はもう日付が変わったからきのうだけど)はchristopher street day(略してCSD=ツェー・エス・デー)があった。
 これは毎年この時期に開かれるゲイ&レズビアンのパレードで、みんなコスチュームを着て練り歩いたり、トラックのステージで踊ったりするもの。私はここ数年見ていなかったので今年は行ってみようかしらと思っていたんだけど、出ようと思ったら急に雷雨になったりしたので結局行かず。
 でも夜にニュースを見ていたら、天気が悪かったにもかかわらず、パレードは相変わらず派手に行なわれたらしい。
 今月はCSD以外にも、これまた毎年恒例のシェーネベルク地区のゲイ&レズビアンフェスティバルが開かれた。6月はこういうイベントが多いね。

 ベルリンはゲイの人口が多いといわれている。なんといってもベルリン市長からして、ゲイであることを表明しているからね。日本ではそんなことあり得なさそうだけど、ベルリンでは市長がゲイだからといって支持率が落ちるなんてことはない。この前の選挙では再選を果たしたし。
 私もこっちでいろんなゲイの人と知り合いになった。ドイツ人も日本人もいる。
 ゲイ&レズビアンにとっては、きっと日本よりも住み心地がいいだろうね。もし日本にいてつらい思いをしている人がいたら、いっそのことベルリンに来ちゃうのも手かもよ。

裸の季節

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 ちょっと天気がよくなると、すぐに外に出なくてはとあせってしまう。
 この強迫観念はベルリンに住んで以来、いつの間にかすっかり植えつけられていた。冬の暗さ、長さが嫌だ。それはもう恐怖だ。だから夏を楽しみたい。一瞬で過ぎ去ってしまう夏だから、晴れているときに外に出ないと、もう後がないかもしれないと思ってしまうのだ。

 ドイツ人はきっと生まれたときからこの強迫観念の遺伝子を受け継いでいるんではないだろうか。晴れた夏の日に公園に行くと、必ず半裸状態で寝そべっている人がいる。全裸(FKK)ビーチもあるし。

 もともとドイツの服装の露出度は高い。私も最初はえーっと思っていたけど、今ではすっかり慣れてしまって、タンクトップ1枚で出歩くときもある。
 でも、日本に帰ったらたぶん、しないと思うんだよな。美の基準が高いからね、日本は。ムチムチした二の腕とかでノースリーブでも着ようものなら、非難の目が飛んでくるような気がして。
 その点ドイツは、外見にかかわらず平気で露出度高めのものを着ているから気がラク。でもこれに慣れたら、日本に帰ったらまずいよね。

イチゴが旬

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 いま、イチゴがまっさかり。街角にはイチゴの特設スタンドが出現している。このスタンド、かわいくない?

 ホワイトアスパラガスの季節(5月)にもスタンドが建っていたけど、さすがにアスパラの形はしていなかったな。

セクシーな街

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 "Berlin ist arm, aber sexy"(ベルリンは貧しいが、セクシーだ)と言ったのは、現市長のヴォーヴェライト氏。街がセクシーってのも、なんだかわかるような、わからんような。そもそもセクシーということについて考えることは、日本では少ない気がする。
 日本って、思うにセクシー文化はないんじゃないか。この数年で「ちょい悪オヤジ」なんて言葉もできて、ちょっとずつ意識されてきているみたいだけど、その歴史は浅そうだ。

 私の中ではセクシーっていうのは、露出とは関係ない。外見は大切だけど、その外見は内面からにじみ出るもののはず。結局、その人がどう生きてるかが、自然と雰囲気に漂うのでは。そういう雰囲気に対して、あの人はセクシーだとか、そうではないとか判断しているように思う。

 そうなるとこの言葉は若い人にではなく、ある程度年齢を重ねた人にこそ使うべき言葉かも。自分のことは置いといて、周りにそういう人が増えれば、本当に街もセクシーになりそう。

最新号です

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 いつも「海の向こうのインテリア」コーナーで書かせていただいている、オレンジページ社の『インテリア and Home』の最新号(2号)が出ました。
 特集では、いろんな方のインテリアの実例が紹介されていておもしろいですよ。
 どうか書店でお求めください。よろしくお願いします。

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 なんか最近パッしない天気が続くこのごろ。もう何回も書いているように、私は夏が好きなのでガンガン暑くなってほしい。

 ただ夏になると不満だったのが、気の利いた冷たい飲み物が少ないこと。日本だったらアイスコーヒーもアイスティーも冷たい緑茶もあったりするのに、そういうのがドイツではほとんどない。あるのは炭酸飲料ばっかり。あとはもちろんビール。

 しかし、私のお気に入りカフェ"yuki"で見つけたのが、アイス・エスプレッソ。同じ名前のよしみで知り合ったオーナーのユキさんが作ってくれるこのアイス・エスプレッソは、ほのかな甘さでおいしい。これはグビーッとは飲まずに、ゆっくり味わいながら飲むのがぴったり。

 このカフェのことは以前TAKENにも書いたけど、私のお気に入りカフェ。食べ物も全部ユキさんが手づくりしていておいしいし、最高に居心地がいい。本当はあんまり教えたくないんだけど、お客さんが増えるのはユキさんにとっていいことだろうから、お店の住所を書いちゃおう。

Espressobar yuki
Lehmbruck Str.15, 10245 Berlin
Mo.-Fr. 7:30-19:00

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 東京に東京タワーがあるように、ベルリンにもテレビ塔がある。高さは東京タワーよりちょっと上を行く368.03メートル。やっぱり途中に展望台があって、エレベーターで一気に上昇できる。
 もう何年もベルリンにいるのにもかかわらず、私はそこに昇ったことがなかったのだけど、このたびテレビ塔初体験。地上203.78メートルの展望台まで数十秒って感じの速さで即到達。

 高いところから見渡すと、ベルリンの街の様子がよくわかる。地上では離れて感じられる場所も、上から見るとすっごく近く見えるから不思議。ここからあそこまでなら、空を飛べたら速いんだろうなー、とか思ったりして。
 まだ昇ったことのない方は、一度どうでしょう。

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