2009年6月アーカイブ

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 先日、友人がベルリンで東京の建築物に関する講義を行った。彼はドイツ人で建築ジャーナリストとして活躍していて、今ではアメリカの大学で教鞭を執っている。
 テーマがテーマだけに聴衆は日本人が多いのかと予想していたら、これがほとんどドイツ人。東京の建築についてこんなに大勢の人が興味を持っているとは意外だった。いやしかし、これは講義を行った知人の力と言うべきか。

 内容は、写真を見ながらの解説。登場した建築物はどれも著名な建築家が設計した、そうそうたる物。スクリーンに映る東京は巨大でモダンな都市だった。
 建築を専門としている彼と、日本人の私とでは、たぶんまったく違う東京が存在しているに違いない。

 私にとって、東京はローカルな街。おしゃれなファッションビルも超高層建築も生活の一部ではあったけど、今ベルリンにいて思い浮かぶのは小さな一戸建ての住宅だったり、飲み屋がひしめく細い路地だったり。そういう何でもないところが私の東京なんだと思う。

 でももう、だいぶ長いこと東京を離れているから、東京についてあれこれ書く資格もないのかもしれないけど。

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 6月に入ったというのに、なぜ未だにヒートテックモイスト下着を着け、ハイソックスを履いて出かけているのだろうか。毎日雨ばかり降って、はて、ドイツに梅雨という時期は存在したのだっけ、と思う。

 この前ふと目の前の広告塔に「学校スト」と書かれたポスターが貼ってあるのを目にした。よりよい環境を目指してのストらしいけど、そんなことができるのかと目から鱗のような思いがした。
 60年代学生運動を思い出したけど(言っておくが、リアルタイムでその時代に活動していたわけじゃないから)、これは学校でしょ。ストをするのは大学生じゃなくて生徒たちでしょ。
 でも自分がその立場だったら、ちょっとお祭り気分かも。子どもならストの目的うんぬんより、その行為自体が楽しいのでは。少なくとも私はきっとそういうタイプ。

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