2009年7月アーカイブ

バウハウス展へ

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 バウハウス展へ行く。
 バウハウスとは、ドイツデザインを語る上で欠かせない芸術学校。1919年〜33年までしか存在しなかったけど、その影響力は絶大で、それは今でも続いている。今年はバウハウス生誕90年ということで、この展覧会が開催されたらしい。

 バウハウスでの教えは建築、デザイン、絵画、写真と多岐にわたっていたから、展示内容も幅広かった。一つひとつをじっくり見ていたら半日はかかりそう。

 実をいうと、私はバウハウスのデザインはそれほど好きというわけではない。定規とコンパスを使ってできたようなラインに、それほど惹かれない。
 でも、ここでの教えは本物だったんだと思う。すごく斬新な内容で、きっとそれはほかではないことだったのかもしれない。だからこそ、わずか14年間しか存在しなかったにもかかわらず、今なお語り継がれる存在なのではないかな。

 会場では、上のフロアでコルビジェ展も開催中。こっちも見てきたので、さすがにくたびれた。
 でも、とてもよかった。

Sバーン不通

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 Sバーン(電車)の一部路線が不通になってしまった。それも、ベルリンの東西を横断するのに欠かせない路線。これまでも安全上の問題が見つかって環状線ダイヤなどが減少していたけど、今日からは一気に東西横断線が不通。しかも数日とかじゃなくて、しばらくの間ずっと不通。
 代替線やバス・地下鉄を利用しろと言うんだけど、仮にもドイツの首都交通がこんなんでいいのか? こうなる前に手段はあっただろうに。
 東京で言ったら、中央線が全線不通になるようなもんだよ。まあ、東京とベルリンじゃ人口密度が違うけどさ。
 旅行でベルリンにいらっしゃる方、そういう事情ですのでご注意ください。Sバーン不通中の路線図はここ

得手不得手

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 今日は友人たちと、フランス人が経営するカフェへ行ってきた。ドイツの街角なのに、いきなりそこだけパリ。
 メニューを見てサンドイッチを注文。パンがパリッと香ばしく、オイルとハーブに漬けたという半乾燥トマトもおいしい。このおいしさ、ドイツにはちょっとないね。どっから来るんだろう、この違い。

 そして、既に6月から始まっているバーゲン。先週、私が前から気になっていた洋服屋さんの前を通りかかったら、やっぱりそこも安くなっていたので吸い込まれるように入る。

 そこは決して安い店ではないんだけど、私は物持ちがよく、好きな服は気づけば10年ぐらい着ていたりする(年齢を自覚し、まだ着ても許されるかどうか考えなくてはならないが、それは置いといて)。
 だから、多少高くても、10年着れば安い買い物だと自分に言い訳し、ブラウスを1枚購入した。その店は、私の数少ないお気に入りの店だった。
 そしたら、そこはフランスのブランドだった。

 私の中では、衣・食の分野ではドイツよりもフランスの方が圧倒的に優れていると位置づけている。おいしいもの、きれいなものを作り出すのはフランスが得意。イタリアもそうか。いや、スペインも食やモードで有名だ。つまりラテン系の国か。

 この点において、ドイツはどうも弱い。もちろん私の個人的な好みに合わないというだけで、絶対的な正解というのはないんだが、それにしても、どうも弱い。

 じゃあ、ドイツは何がすごいかというと、それは「住」。住まうこと、インテリア、空間を構成する力。これは上記3国よりも絶対にいいと思う。もちろん、あくまでも私の好みだけど。

 日本はどっちかというと、衣食分野が強いんじゃないのかな。ということは、この点において日本人はむしろラテンの国と近いのか?

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 最近マメに更新できなくてすみません。毎日余裕がなくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。でも元気にしているので、どうかご心配なく。

 ところで私の仕事は、見知らぬ人の家に上がり込んで写真を撮ったり、カフェでコーヒーをタダで飲んだりと、冷静に考えると(いや、冷静に考えなくても)他人の協力なしでは成り立たない。どうぞと迎えてくれる人がいて、初めて私は仕事をできるわけだ。

 でも、今みたいに仕事に追われる日が続くと、心がすさんでついそのことを忘れてしまう。しかも、忙しいからといって、それに比例して収入が多くなるわけでもない。質の向上や自分が納得するために結果として時間がかかるわけで、まさに貧乏暇なし状態だ。

 そんなとき、人からのちょっとした親切に触れると心が癒される。自分もそういう小さな優しさを忘れないようにしたいと思わされる。
 写真のバラ。訪問したお宅の庭に咲いていたもの。私のために一輪切ってくれた。押しかけたこちらが、何かお礼をする方なのに。

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