もう日本にいるんだけれども、ドイツのクリスマスに関する話題をひとつ。
きのう12月18日の日曜日は第4アドヴェントだった。アドヴェントというのは、クリスマス前の4週間のことで、4週間前の日曜日を第1として、その次の週が第2というように数えていく。で、きのうが第4に当たるわけ。日本語では待降節というらしいけど、そっちのほうが難しく聞こえる。
ドイツの家庭では、第1アドヴェントの前にAdventskranz(アドヴェンツクランツ=クリスマスリース)を準備する。リースといえば日本ではたいがい扉にかけるけれど、このアドヴェンツクランツはテーブルに置く場合が多い。なぜなら、そこにはキャンドルが立っていることが常だから。このキャンドルはたいがい4本ついていて、第1アドヴェントを迎えると1本ともす。2週目には2本、というようにふえていって、きのうは4本すべてのキャンドルをともす日だった。
私は一人暮らしということもあるし、毎年アドヴェンツクランツを用意することはなかったけど、今年はクランツ(リース)の材料をもらったので、初めて自分で作ったんだよね。作り方は簡単。クランツのベースに、生のヒバやマツといったクリスマスの花材をワイヤーでぐるぐると巻いていくだけ。ただそれだけで、写真のような仕上がりに。悪くないよね。本来はここに4本キャンドルを立てるんだけど、私はクリスマスは日本にいるので1本だけ真ん中に立てた。これはティーライト(アルミ容器に入ったキャンドル)をガラスの容器に入れただけ。
今度ベルリンに帰ったときは、きっと乾ききってしまっているだろうけど、こういうのを作っているとなんか豊かな気分になる。
皿の上にキャンドルを置いて、その周りにちょっと花材を並べるだけでもけっこう素敵。クリスマスにいかが。