2005年12月アーカイブ

今年ももうすぐおわり

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 体調が悪いときのまま今年を締めたくなかったので、相変わらずだるいものの荻窪に行く。
 荻窪は私が生まれ育った街。大晦日といえば荻窪だ。なんたって、中央線の築地だからな。そこで何を買ったかといえば、鯛のおかしらと海老天。おせちは実家に行くから買わないけど、鯛は縁起物だからとりあえず買う。海老天はこのあと作る年越しそば用に。
 わざわざこの時期に日本に帰ってきたので、日本っぽく過ごしたい。というわけで、ただいま紅白を鑑賞中。

 とにかく今年もクボマガを読んでいただいてありがとうございました。来年もどうかよろしく。

すぐに最悪の想定を

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 ここ3日ほど体がだるい。熱もないのに、ただだるいのだ。こういうとき、私はすぐに「ガンでもう死ぬんじゃないか」と考えてしまう。本田美奈子のことが頭をよぎる。
 心配なので、とりあえず医者へ行く。私はもう日本国内で保険に入っていないので、こういう場合すべて自腹だ。きつい。
 待合室にいる間、置いてあった週刊文春を手に取った。今年亡くなった人たちの記事が出ている。本田美奈子も。その欄を読むと
"「体がだるい」。この一言から悲劇ははじまった。"
 とある。それって私も同じじゃないか。ガンなのか。
 名前を呼ばれて診察室へ入り、症状をいう。結果、「風邪のウイルスが入り込んでいるんじゃないんですかね」と診察され、風邪薬をもらうことに。

 ただ体がだるい場合、普通に考えたら風邪の可能性がもっとも高いだろう。すぐに最悪の想定をしてしまうのは、心配性というよりもバカに近いかもしれない。でも、ドイツに行って以来健康診断をしていないので、知らないうちに大病を抱えているのではという漠然とした不安が常にあるのだ。健康診断したい。できれば人間ドックに入りたい。

環境ビデオ

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 日本に帰ってくるたびに、我が家には新しい電化製品が増えている。今回はハイビジョン液晶テレビだ。なんでも数年後テレビのアナログ地上波はなくなって、全部デジタル化されるらしい。そうなると、これまでのテレビでは見られなくなってしまうからとかなんとかいう理由で、テレビが買い換えられていた。
 それでよく流しているのが、ep055というCSデジタル局。これがいつもイルカとか海外の風景とか無難なものばかり流れていて、音も控えめなもんだから環境映像みたいで便利なのだ。
 家に帰ってくると条件反射でテレビをつけてしまうけれども、もちろんそれは単に音がほしいからで、番組を見たいわけではない。そういうときにうるさい番組しかないと作業の妨げになる。その点、このep055は邪魔にならなくていい。最近はこれを流しつつ、仕事にいそしんでいる。

もうすぐクリスマス

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 もう日本にいるんだけれども、ドイツのクリスマスに関する話題をひとつ。
 きのう12月18日の日曜日は第4アドヴェントだった。アドヴェントというのは、クリスマス前の4週間のことで、4週間前の日曜日を第1として、その次の週が第2というように数えていく。で、きのうが第4に当たるわけ。日本語では待降節というらしいけど、そっちのほうが難しく聞こえる。

 ドイツの家庭では、第1アドヴェントの前にAdventskranz(アドヴェンツクランツ=クリスマスリース)を準備する。リースといえば日本ではたいがい扉にかけるけれど、このアドヴェンツクランツはテーブルに置く場合が多い。なぜなら、そこにはキャンドルが立っていることが常だから。このキャンドルはたいがい4本ついていて、第1アドヴェントを迎えると1本ともす。2週目には2本、というようにふえていって、きのうは4本すべてのキャンドルをともす日だった。

 私は一人暮らしということもあるし、毎年アドヴェンツクランツを用意することはなかったけど、今年はクランツ(リース)の材料をもらったので、初めて自分で作ったんだよね。作り方は簡単。クランツのベースに、生のヒバやマツといったクリスマスの花材をワイヤーでぐるぐると巻いていくだけ。ただそれだけで、写真のような仕上がりに。悪くないよね。本来はここに4本キャンドルを立てるんだけど、私はクリスマスは日本にいるので1本だけ真ん中に立てた。これはティーライト(アルミ容器に入ったキャンドル)をガラスの容器に入れただけ。
 今度ベルリンに帰ったときは、きっと乾ききってしまっているだろうけど、こういうのを作っているとなんか豊かな気分になる。
 皿の上にキャンドルを置いて、その周りにちょっと花材を並べるだけでもけっこう素敵。クリスマスにいかが。

サンキューチャッカマン

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 (前々回からの続き)
 そういうわけで、引っ越し祝いとしてこのたびめでたくチャッカマンをいただいた。いや~、もう便利べんり。友人はこれを1ユーロショップ(日本でいう100円ショップだ)で買ったらしい。マッチならタダでカフェでもらえるしと思ってたけど、この便利さで1ユーロなら買うよ。サンキュー。

 ところで私、きのうから日本へ一時帰国しています。また東京の暮らし。年末年始を日本で過ごすのは、私がベルリンで暮らし始めて以来はじめてこと。日本のムードを満喫しよう。ちょっと疲れるけど。

寒い冬の四谷怪談

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 この、寒い冬の夜のベルリンで、四谷怪談を見る機会があった。興行に関わっている友人が招待してくれたのだ。
 それでふと気づいたのだが、四谷怪談って、名前は知ってても実際にどういう話だか知らない。お岩さんがお皿を割って1ま~い、2ま~い、ヒュ~ドロドロ、っていうイメージしか持ってない。
 そしたら、入場時にもらったパンフレットで登場人物の関係図を見たら、けっこう入り組んでいることがわかった。誰と誰が夫婦で、誰と兄弟で、みたいな。そういえば文楽の演目とかも、人物関係が複雑だったなーと思い出した。昔の世話物とかの話はそういうもんなのかね。
 公演は、スイス人(でいいんだろうか、とにかくスイス生まれ)演出家・Jossi Wielerのもと、吉行和子をはじめとする日本俳優が日本語で演じた。当然ドイツ語の字幕つき。ただ、その日本語が現代語じゃないもんだから、日本人のくせにときどき意味がわからなくて字幕を見たりして。でもそのドイツ語もわからなかったりとかした。で、セリフは古語だけど、登場人物の服装とかは全部現代なの。決してわかりやすい演出ではないけれど、わかりやすいのがいいとも別に思わない。
 こういう演出を私は単純に「そうなんだな」と受け入れるんだが、ドイツ人はわりと「なぜそうするのか」と追求したがる傾向がある。もしドイツ人と一緒に見てたら、見終わったあとにディスカッションタイムに突入することだろう。私は何事も深く追求するのが苦手で、「そうしたいからそうしてるだけなんじゃないの」の一言で流してしまう。ドイツ人はどんな感想を抱いたんだろうか。ちょっと聞いてみたい。

もらっちゃったッ

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 遅ればせながら引越しパーティをした。
 最近引っ越した友人と合同で、友人のうちで。それじゃあ私の新居を披露することにならないので、あんまり意味がないような気もするが、引越しでお世話になった人たちを呼んで手料理でもてなせば、借りを返した気分になるのだった。手料理っていっても、手巻き寿司大会だけどな。
 そしたら、友だちから引越し祝いをもらっちゃったよ! かわいいプリントの鍋つかみと、手づくりのCDケース。鍋つかみのほうはお菓子職人の友だちで、CDケースはアーティストの作。それぞれくれた人の個性が伝わってきてうれしい。

 ところで、ベルリンにいる日本人の友だちの中には、このクボマガを読んでくれている人もいる。私が以前、「今度の家は電気じゃなくてガス台だから、いちいちマッチで火をつけなきゃならなくて面倒くさい」と書いたら、パーティの席で友人から「チャッカマン買えよって、読んでて思わずつっこんじゃいましたよ」といわれた。
 確かに。ドイツにもチャッカマンはあるよ。むしろ日本より出番が多いはずじゃん、ガスが自動で点火しないんだから。でも、チャッカマンを買う2ユーロ、3ユーロがなんとなく惜しかったんだよねー。って、ビンボーくさいことをいっていたら、その人が引っ越し祝いとしてチャッカマンをプレゼントしてくれることに。やったー。手持ちのマッチが少なくなってきたので、早いとこ、よろしくお願いします。

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