2005年11月アーカイブ

もう鳥にはやらない

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 こうなったらもう冷蔵庫が是が非でもほしい。新品でもかまわない。そう思って街を歩いていたら、店頭に小さい冷蔵庫がぽんと置いてあった。扉を開けてみると冷凍室もついている。いくら?と聞いたら70ユーロだという。悪くない。
 この大きさで冷凍室つきの中古というのが、実はありそうでなかったのだ。買うかどうか迷っている場合ではないかもしれない。でも、ほかの中古店も見てみようと、近場を一周した。
 結果、私の条件にかなうものは見つからなかった。そうなると、とたんにあせってくる。あの冷蔵庫はもう買われてしまったんではないだろうか、小型のをほしがっている人はたくさんいるはずだ、と。小走りで元の店に向かうと、ラッキーなことに冷蔵庫はまだ同じ場所にあった。
 「これ買います」と、速攻でいう。でも70ユーロなんて現金を、普段持ち歩いているわけがない。そもそも、家までどうやって持って帰るんだ。
 結局、20ユーロの手付金を払って、ピックアップの段取りができたら再度来ることに。と同時に車を持っている知人に、冷蔵庫を運んでくれるか打診。
 こうしてついに我が家に冷蔵庫がやってきた。もうマグロを鳥なんかにやりはしない。

鳥にやられたー

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 私はまだ冷蔵庫を買っていなかった。買おうとは思っている。でも、中古で安くて状態がいいものを探したいなどと思っていたものだから、なかなか時間がなかったのだ。
 そうこうするうちに冬になった。きのうは雪が降って路面が凍結した。「冬になったら冷蔵庫を買うことはないよ。外に出しておけば零下になるんだから」といわれ、確かにその通りだと思った。

 その日、私はスーパーで新製品らしい、スモークのマグロスライスを見つけた。ちょっと高かったので、買おうか買うまいか迷った挙句に、思い切って買った(でも3ユーロ)。でもその日は食べずに、私の"天然冷蔵庫"に出しておいたのだった。

 翌日。マグロ食べよ~と思って窓を開けたら、パックに穴が。
 鳥にやられたー!!
 鳥インフルエンザもはやっているし、これはもう食べられない。思い切って買ったのに......。しかも隣にトーフのパックも並べておいたのに、こちらはほとんど手つかずだ。マグロだけ食いやがって。いったいいつから鳥は肉食獣になったんだ。

これが湿気の原因か?

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 例の大型除湿機だが、火曜日に湿度と温度の再チェックがあって、湿気が除去できたということで撤去になった。再び訪れた静寂な一人暮らし。邪魔なものがないから、シャワーものびのび浴びれるぞ。

 それ以外に実はもうふたつ我が家には問題があった。一つ目は、水道の蛇口がきっちり閉まらず、常にポタッポタッと垂れていたこと。こういうのって、けっこう気になる。前から大家さんには水道やに来てくれるよう頼んでいたが、ようやくきのうになってやって来た。

 修理自体はわりとすぐに終了。そこで二つ目。洗濯機をオンにしても、どういうわけか水があんまり来ないようなのだ。普通ならオンにしたとたんに「ザーッ」という音がするのに、「チョロチョロチョロ」としか聞こえない。小川のせせらぎじゃないんだから。
 で、そのことを水道屋さんにいったら「水回りを調べるんでバスルームを見たい」とのこと。バスルームの壁に扉があって、そこを開けると水道管が見えるようになっている。
 その扉を開けたとたん、「これは......っ」という水道屋さんの反応。どうもきちんと閉まらない状態になってるらしい。要するに水漏れってことか。部屋に充満していた湿気も、すべてはこのせいか。

 とりあえず大家さんに話してくれるということでその日は終了。早く修理してほしい。そして湿気を心配する日々から早く解放されたい。

クリスマス飾りは正月もいけるか

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 きのう、知人の花屋さんが開いた、クリスマス用の飾りの展示予約会に行ってきた。日本も正月に松飾をするのと同じように、ドイツでもクリスマス前にリースやアレンジメントなどの飾りを部屋に置くのが慣わし。
 この飾りに使われる花材というのがマツやヒバ、枝ものなど。けっこう日本の正月飾りと共通してんのよ。特にこの花屋さんは日本人なので、そこはかとなく日本の香りが漂っているのが特徴。お客さんもそういう雰囲気を好んで来ている人が多いらしい。
 ひと味違った飾りをお探しの方はどうぞ。

Akzente
Joachim-Friedrich Str.31
10711 Berlin

除湿大作戦

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 我が家のあまりいの多湿ぶりに驚いた大家さんは、とにかく除湿をするために除湿機を置きますからと言い残していた。その数日後、電気屋さんから電話がかかってきて、うちに除湿機を置きに来るという。
 で、来たのがこれ。なんかデカくて、ものものしい。おまけに結構な音だ。とりあえず、これを終日つけっぱなしにしなくてはいけないらしい。取り付けに来た日に湿度と温度のチェックをし、10日ぐらいしたらまた来るらしい。
 まさか、永久にこれを置いておくわけじゃないだろうな。いったいいつまでこんな事態が続くんだろう。

とりあえずドア修理完了

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 湿気で膨張してほとんど開かなくなったドア。あわや軟禁状態の危機だったが、火曜日に大工さんが来てめでたく修理が完了した。
 直したところは、上の部分のちょうつがい。さらに膨らんだ部分を削って、仕上げにペンキを塗りなおして1時間ぐらいで終了した。バスルームのドアも膨らみかけていたので、そっちも直してもらった。

 こういう場合、私が壊したわけじゃないから修繕費とかは払わなくていい。こういう修理って、すごく高くつくらしいんだよね。でも私は単に家賃を払ってここに住んでいるだけで、家は大家さんのものだから。逆に言えば、自分で勝手に直しちゃいけないってことだよね。

 しかし、ドアは直しても根本的な湿気の対策をしない限りは、また同じことを繰り返すはず。これについては次回に続く。

ラジオに出ます

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 また縁あってラジオ番組でベルリンライフについて話す機会をいただいた。今度は生じゃないからちょっと気がラク。
 時間がある方は聞いてください。

TOKYO FM
HONDA Sweet Mission
オンエア:11月8日(火)と11日(金)
AM 8:10~20

番組のサイトもありますよ。
http://www.tfm.co.jp/sweet/

家から出られない!?

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 もしくは、家に入れない事態に陥った。玄関の木の扉が膨張してうまく開かなくなったのだ。数日前からその傾向が出始めていたのだが、いよいよ本当にまずいのでは、下手するとこのまま家に閉じ込められることになるかもと恐ろしくなり、大家さんに言いに行った。幸い、うちの大家さんは1階に事務所があるので、非常事態のときはすぐに報告できるから助かる。
 ただ、なんと説明していいものやらわからなかったので、「扉が丸くなってー、開いたり閉じたりできないんですけどー」と言ったら大家さんは要領を得なかったらしく「じゃあ今から見に行きます」ということに。で、扉を見たとたん「こりゃあまずい。すぐに大工を呼びますから」と言ってくれたけど、もう週末だから早くても来週月曜にならないと来ない。そこで大家さん、応急処置として、事務所から電ノコを持ってきて扉を少し削ってくれた。
 原因は湿気。ドイツは乾燥しているというのに、なぜか私の部屋には湿気が集まるようで(原因不明)、扉の内側や窓の結露がすごいのだ。大家さんからは、とりあえず定期的に窓を開けて換気するように言われた。
 なんでこんなに湿気がたまるのかわからない。私の部屋は1階(日本の2階)で日陰だから暖かくなりにくいのはわかるけど、それだけでこんなになるものだろうか。もしかしたら水回りに何か問題があるのかもしれない。
 かなり面倒くさい。でも解決しないと本当に閉じ込められそうだ。この話をした友人からは「早いうちに水と食料を買っておけ」と言われた。そんなバカな。

イカすチボーの家電

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 ドイツにはチボーっていうコーヒー豆のメーカーがあって、豆の小売店を全国でチェーン展開している。
 それだけなら普通なんだけど、チボーのおもしろいところは、焙煎豆以外にも週替わりで調理器具や衣類などのオリジナル商品を一緒に販売していること。豆とパジャマが一緒の売り場に売っているのは、ちょっとおかしい。私は買ったことがないからわからないけど、クオリティも悪くなさそうだ。1週間で品が入れ替わってしまうから、気に入ったものがあったらその場で買ったほうがいい。

 そういうオリジナル商品の1ラインとして、チボー家電がある。コンパクトステレオとか電気湯沸しポット、CDラジカセがあって、これがどれもデザインがいい。
 私は前から家電のデザインはもっとよくなってほしい(特に日本において)と切望しているのだが、だからといってアテハカのようになってしまうとデザイン性が強調されすぎてしまって好きではない。そのあたりの微妙なバランスを押さえているのがチボー家電だ。ちょっと無印のデザインに近いかもしれないけど、もっと素材の質感がいい。
 私はステレオがほしいのだが、CDラジカセもすでに持っているし(もらい物)、贅沢だろうか......と悩んでいるうちに品はなくなるのだった。

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