2024年11月アーカイブ

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私の新刊『ドイツの心ととのうシンプルな暮らし 365日』が自由国民社より11月18日に発売になりました!

全国の書店、ネット書店でお求めいただけます。書店店頭では「暮らし」「ライフスタイル」「生活実用」といったコーナーで売られています。最寄りの書店にないときは、お取り寄せできます!

1日1ページ1テーマを文章と写真で取り上げた、365日分のドイツ暮らしの本です。テーマはドイツの文化や食べ物、気候、風習などいろいろ。どれも私の経験を通して感じたことです。ときには非常に個人的な体験談も書きました。

ドイツを知っている人なら「あるある〜」と共感していただけそうですし、知らない人なら「え、そうなんだ?」と発見があるかもしれません。

私的なエッセイであり、写真集的に楽しめる本でもあり、ある意味ドイツのガイドブック的な本でもあります。

この本は、自由国民社「世界の暮らし365日」シリーズの1冊として出版されました。シリーズ既刊としてフランス、イギリス、東京などがあります。どれも素敵な文章と写真で、とてもきれい。初めてこのシリーズを見たとき「こういうおしゃれなシリーズにドイツに出番はないかも」と思っていました。
それから数年、ある日編集者さんから連絡をいただき、ドイツが仲間入りできることに。そしてそれを私にやらせていただけると知って、とても嬉しかったです。

当然ですが、「世界の暮らし365日」シリーズは、ただ見た目がきれいなだけの、ふわっとした内容ではありません。既刊には、その土地の空気感が伝わる写真、在住者だからこそ書けることが詰まっています。

だから私も、『ドイツの心ととのうシンプルな暮らし 365日』を美しく、中身のある本にしたかった。私が経験したドイツのありのままの日常を、文章と写真で切り取ろうと懸命でした。大変でしたけど、とても楽しかったです。

とにかく365日分あるので、ボリュームたっぷりです。すらすら気軽に読めるように書きましたが、内容は濃いつもりです。だって、自分で「これ、面白いよな〜」と思いながら原稿を書いていたんですよ。皆さんにも楽しんでいただけるといいなあ。


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365日ページ+表紙、まえがき、奥付で368ページ。わたし史上最も厚い本。2冊分のボリュームなのにお値段は1冊分


私の最初の著書『ベルリンの大人の部屋』(辰巳出版)が2008年に出てから、毎回毎回本を書くたびに背水の陣の気持ちでやってきました。いい結果が出れば次につながる。そうでなければこれで終わり。いつもそんな思いで、それはいまも変わりません。

この前ぼんやりとテレビを見ていたら、aikoを撮った番組の中で、彼女が「CDを出すたびにこれで最後になるかもしれない」というようなことを言っていました。シンガーソングライターとして不動の位置を築いたaikoでさえ、そんなふうに思うんです。私が「次があるかはわからない」と考えるのは当然かもしれないですね。

だから、本が発売になってホッとしたというよりは、これからまた頑張らないと、と思っています。本当は、街行く人の一人ひとりに本を見せて「買ってください」とお願いしたいくらい(怖いって)。

本書の詳細は、以下の自由国民社の「365日シリーズ」公式サイトからご覧ください!
https://www.jiyu.co.jp/365days/

本は、新刊で出た当初が書店のいちばんいい場所で売られていて、いちばん買いやすいです。この時期に売れないと、店頭に置かれなくなってしまいます。どうかぜひとも、今この時期にお買い求めください。なにとぞ、よろしくお願いします!!


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気づけば願いが叶ってる

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 だいぶしばらくぶりの更新です。
 近況はSNS(アカウントはこのページの最後をご覧ください)でご報告しているので、もうこのブログは読まれないかなと思っていましたが、たまにチェックしてくださる方がいらっしゃると知りました。そんなわけで、今後もかなりゆる〜くはありますが、更新していくつもりです。

 さて、私は2020年の夏にベルリンから日本に本帰国したのですが(詳しくはこちら→さよなら、ベルリン)、そのときにひとつの願いがありました。

 それは帰国しても1年のうち数ヵ月はベルリンで過ごしたいということ。それも、ただ懐かしむためではなく、仕事とか自分なりの目的を持って来たいと思っていました。そのときは実現できるかどうかもわからない、漠然とした思いでした。本帰国する際にベルリンでの仕事はすべて終えてきたので、帰国後のことは何のあてもなかったんです。

 でも結果的に毎年ドイツに来られて、なんだか願いが叶ってる。
 
 それは仕事をいただけたり、協力してくださる人がいるから。今年は夏から秋にかけての2ヵ月をベルリンで暮らしましたが、大勢の人がいてくれたからこそできたことで、感謝しています。 

 今滞在では、ほぼ毎日のように取材をしていました。メインの取材は家の撮影だったんですが、これって私にとっては仕事を口実に自分の好奇心を満たしているようなもの。
 かわいい民家を見るといつも「中を見たいな〜、どんな人が住んでるのかな〜」と思っているけど、今回は仕事という大義名分があるから、堂々とできるわけですよ! 毎日超ハイテンションで楽しかった!

 2ヵ月もいれば少しはゆっくりできるんじゃないかと思っていたけれど、結局いればいるだけやりたいことも行きたい場所も増える一方。結局どれだけいてもゆっくりなんてできないんだなと悟りました。

 この取材が形になるのは来年になってから。まだまだ先だけど、いいものを作りたいです。


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