ベルリンのコーヒーシーンも、この数年で本当にバリエーションが広がってきた。
以前にも書いたけど、それまではエスプレッソ系しかなかったのが、この2〜3年でハンドドリップやフレンチプレス、エアロプレスなど、いろいろな抽出方法によるコーヒーを提供する店が増えてきた。日本式のアイスコーヒーも登場した(それまでドイツではコーヒーフロートしかなかった)。
今度はサイフォンコーヒーを飲めるコーヒーショップが登場した。
店の名はCHAPTER ONE COFFEE BERLIN。場所はクロイツベルク。シェーネベルクの人気コーヒーショップ「ダブルアイ」にいた二人が独立してオープンした店。
サイフォンコーヒーは、元々ヨーロッパで発明された方式のようだけど、ドイツではほとんど見かけない。ベルリンでも私が見た限りでは、あと1軒ぐらいしかない。きれいなフラスコで淹れるから、ショー的な効果もあると思う。
サイフォンのほか、ハンドドリップによるペーパーフィルターコーヒーもある。もちろんエスプレッソ系も。
私はエスプレッソよりも、いわゆる「コーヒー」が好きなので、サイフォンを頼んでみた。豆はその時あった3種類の中から好きなものを選べた。
でも見ていると、お客さんが注文するのはエスプレッソ系ばかり。ちょっと残念。
これまで取材した多くのコーヒーショップが言うには、いわゆる「コーヒー」は、家庭のコーヒーメーカーで淹れたものを思い浮かべる人が多くてイメージがよくないんだとか。
元々ドイツではコーヒーメーカーでコーヒーが飲まれていたところに、イタリアからエスプレッソが入ってきたから、みんなそっちのほうが上等、おしゃれ、みたいに思っているフシがある。
もう何回も書いてきたけど、エスプレッソといわゆる「コーヒー」は違う飲み物だと思っている。私は気分によって選んでいる。どちらが上だとか、おいしいとかいうものではない。
ちゃんとしたコーヒーショップで、いい豆できちんと淹れられたコーヒーはおいしい。どちらかというとエスプレッソよりも、「コーヒー」の方が好きな私は、もっとコーヒーのイメージが向上してほしいのだけど。
CHAPTER ONE COFFEE BERLIN
http://www.chapter-one-coffee.com/
