2010年1月アーカイブ

わが家改造計画1

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 ベルリン暮らしも、はや7年を超してしまった。ここに来たときには、いつまでいるか(いられるか)はわからないと思っていた。その気持ちは今でもまったく同じ。日本に帰るべき理由ができたり、自分の気持ちがそうなればいつでも帰ろうと思っている。

 そんなわけで、今借りているアパートもずっと仮住まい感覚だった。家具はほとんどもらいもの。できるだけ物を増やさず、部屋の改造も控えてきた。
 でも、そう思いながらこのアパートにも、はや4年。その間に気に入った家具も少しだけ買ったし、どうやったって物は増える。

 いつしか、ただでさえ狭いわが家はどうしようもなく雑然となっていた。
 インテリアの本を書いておきながら、自分はこの体たらく。せっかくこれまでたくさんの素晴らしい部屋を見てきたというのに、何にも生かせてないじゃないか。

 そこでついに決心した。収納場所を作って、快適な暮らしをしようと。これまで壁に釘を打つことをためらっていたけど、そうすることでスペースがなくなっていくのが今までどれだけストレスだったことか。

 具体的なプランは、キッチンの棚設置とベッド下の収納スペース作り。

 入居当時、キッチンにはガス台(下はオーブン)とシンクしかなかった。よくある壁の収納棚とかは一切なし。そこへ、冷蔵庫(小さい物)と洗濯機を並べて作業スペースとしてきた。
 でも収納棚がなかったもんだから、お茶缶とかジャムの瓶とかが冷蔵庫の上に並ぶようになってきた。そうなると、作業スペースがなくなる。できあがった料理を移すために皿を並べておきたいと思うけど、その場所がない。ものすごく作業効率が悪い。
 で、住んで5年目にして、初めてキッチンの壁に棚を作ることにした。

 この話、なんか長くなりそうなので今日はここまで。

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 今週のベルリンは、ファッションウィークの話題で明け暮れたと思うけど(ファッションイベントが各所で開催された)、私はファッションではなくグリーン・ウィーク、つまりグリューネ・ヴォッヘへ行ってきた。

 グリューネ・ヴォッヘは、メッセ会場で開かれる巨大な物産展といえばイメージしやすいかも。ドイツ各地の特産品はもとより、世界中から主に食品関係のメーカーがブースを出している。毎年この時期に開かれて、今年で75回目を迎えるというから、いかに長い歴史があるかがわかるというもの。

 メッセとはいえ、一般入場可能な期間もあるし、各地の特産品が一度に賞味できる。ステージでは民族衣装を着た人がダンスをしたりしていて、お祭ムード満点。

 私は一般公開された平日に行ったのだけど、来場者の多さにびっくり。だって、入場料は12ユーロ(1500円くらい)と、決して安くはないのよ。
 しかも、各コーナーにある飲食コーナーは当然有料。テーブルと椅子が用意された場所で普通の料理を頼もうものなら、それだけで10ユーロ近くはしてしまう。入場料と合わせれば、20ユーロの支出などあっという間。それだけの金額を出すのなら、私ならレストランできちんと食事したいけどなあ。

 でも、長年このメッセを楽しみにしている人も多いのかもしれない。このメッセが始まった1926年当時は、各地の食品が一堂に会するという内容はとても魅力的だったはず。今では世界中の食品が、簡単に手に入る世の中になっているけれど。
 1月はグリューネ・ヴォッヘの月。そう思って1年間楽しみに待っているのかも。
 お年の方が多かった気がするのは、平日昼間という理由からだけでもないのかな。

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 ドイツのチョコレートの定番、「リッター・シュポルト」。日本でも売っているので、チョコレート好きな方はご存じのはず。そう、あの四角いパッケージで、種類がたくさんある製品。

 そのリッター・シュポルト専門館が、ベルリンの高級ショッピング地帯・Franzoesische Str.にできた! 偶然その辺りを通りかかって、「こんなところにこんなお店あったかなー」と思い入ってみたところ、今月15日にオープンしたばかりなんだそうな。

 1階はショップで、リッター・シュポルト製品が揃っているのはもちろん、オリジナルバッグやポロシャツも売っていて、これがなかなかデザインがいい。手前のカウンターでは、チョコレートドリンクやケーキのイートインができる。

 落ち着いてお茶するなら2階のカフェへ。製造工程がわかるミニミュージアムもあって、ファミリーで行くと楽しそう。これはベルリンの新名所になるかも?

 って、なんか熱く書いてしまったけど、別に私、同社のまわし者じゃないですよ。

Bunte Schokowelt
Franzoesische Str.24
10117 Berlin
http://www.ritter-sport.de

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 17日は阪神・淡路大震災から15年目の日。その数日前にハイチの地震が起きた。
 地震は人ごととは思えない。東京に大地震が起きる可能性があるということは、常に頭の片隅にある。特に私は1人で外国にいるから、その間に地震が起きて家族に何かあったら......と思うと、本当に心配。

 ハイチに関しては何の知識もなかったけど、ニュースを読むたび、その惨状に心が痛んだ。そんなとき、ある通販会社から買い物をした金額の一部を寄付するというメールが来た。
 そういうことなら、自分で直接どこかに寄付してもいいなと思い立ち、ネットを通して本当に微々たる金額だけど寄付をした。こんなことをしたのは初めて。

 いまこうして平穏に暮らしていられることは、本当に幸せなことなのだと思う。こういう普通の毎日が壊れてほしくない。でも自然災害はいつ来るかわからない。だから人ごととは思えない。

ソリ大活躍

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 しかし今年の冬はよく雪が降るねー。私がベルリンに住んでから、こんなに雪が降るのは初めてじゃないかね。例年ならたいして積もらないけど、今年はけっこうすごい。

 この大雪で一気に出番が増えたのがソリ。小さな子どもと一緒にいる大人の手には必ずソリがひかれていると言っても過言ではないかも。いやちょっと過言かもしれないけど、そのぐらいわさわさとみんなソリを引いている。公園まで引いていって、丘から滑って遊ぶというわけ。
 この前スーパーに行ったら、入口にソリが4台も置いてあったもんね。ちょっと笑った。

 こっちは外に出るのが億劫で仕方ないけど、やっぱり子どもたちは元気らしい。

なぜかしゃがれ声

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 スペイン人女性って、なぜかしゃがれ声の人が多いような気がする。喋りすぎだからじゃないのかとも思うけど、さすがにそんなことはないか。

 以前スペインに住んでいたドイツ人が「スペインの飲食店では、普通にみんな怒鳴って話してるんだよ。だからこっちも怒鳴らないと聞こえなくて」と言ってたけど、確かにそうだった。
 ドイツ人に比べたら声がデカイし、よく喋る。よくこんなにノンストップで話すことがあるなーと感心するもの。

 しかし、声がしゃがれているのは女性に多い気がする。男は無口なのか。いや、そうでもないと思うけど。

新春バルセロナ

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 避寒旅行で元旦からバルセロナへやって来ている。東京と同じかそれ以上に暖かい。ベルリンからすれば秋みたいな気温で、1日中出歩いていても大丈夫なのがうれしい。

 普段は、旅先でけっこうだらだら過ごすことが多いのだけど、今回は超王道観光旅行。毎日ガウディ建築を堪能している。
 ガウディ、すごいよ。外観の奇抜さばかりにとらわれがちだけど、採光や通気性を熟考した設計で本当に素晴らしい。特にバトリョ邸は感動した。もう、あまりに堪能したので、ほかの美術館とか全然行ってないもの。
 バトリョ邸の入場料は17ユーロ以上して高いけど、日本語のオーディオガイドもついているのから本当におすすめ。
 そんなわけで、毎日歩き回り、階段を上り下りし、すっかり筋肉痛。

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 先ほどベルリンでも年が明けた。今年はベルリンに住み始めて以来、初めて自宅で年を越した。それはそれで、またいいもんだ。

 大晦日の午後から、気が早い人たちが路上で花火を打ち上げ始め、0時を回ると花火と教会の鐘の音が入り交じり、火薬のにおいで辺りはいっぱいに。雰囲気を味わいたくて、ちょっと家の前に出る。行き交う人と「おめでとう」を言い合う。この雰囲気、やっぱり好き。

 今年もどうかよろしくお願いします。みなさまにとって、よい年となりますように。

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