2012年6月アーカイブ

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この日は日本から友人が来ていたので、ちょっと豪華(これでも)

 レストランで食べるドイツ料理は、肉の煮込みだったり、巨大カツだったりして、ごつい印象があると思う。

 でも、家庭で普段食べる夕食は、もっと簡単なものが多い。もともと伝統的なドイツの夕食は「冷たい食事」といって、スライスしたパンにチーズやソーセージペーストなどを塗ったものを食べて終わり、というもの。ドイツでは昼に温かい食事を取り、夕食は軽く済ますというのが以前のパターンだった。
 現代では多くの人がオフィスで働いていて、昔の生活習慣とは変わっているけど、それでも夜は「冷たい食事」という人は結構いる。

 私は、夕食にはどうしても温かい料理が食べたいので、そうしている。でも簡単なものが多い。日本のようにメイン、小鉢が2つぐらい、ご飯、お味噌汁、なんて、そんな大層なディナーは作らない。ご飯炊いて、お味噌汁作って、野菜炒めでも作れば上出来。日本にいたら手抜きと言われそうだけど、ドイツなら立派なもんよ。

 どう考えると、日本の主婦(主夫)のみなさんは、何て大変なんだろうと思う。とにかく毎晩たくさん品数を作らなきゃいけない、というか、作るものだと思っている。私もそう思っていた。市販のお総菜を買うと、手抜きだとか子どもがかわいそうだとか言われる。

 日本人の食に対する情熱は素晴らしいし、そういう所は好き。だから、お料理が好きで作りたい人は作ればいい。でもそうでなかったり、時間がなかなか取れない人は、もっとラクしてもいいんじゃないかと思う。
 例えば野菜たっぷりのコンソメスープを大量に作っておいて、最初はスープとパンで、2日目はゆでたパスタを投入してスープパスタとか、そんなんでもいいんじゃないのかな。
 
 ドイツ人の食卓を見てると、あまりの簡素さにびっくりする。そして「ラクそうだな〜」と思う。私が『ドイツのキッチン・ルール』で、取材させていただいた方々のある日の献立表を載せたのは、そんなドイツの食卓を伝えたかったから。そして、「こんなんでもいいんだ」と、ちょっとラクになってほしいと思ったから。

 もし「え、今日のおかずはこれだけ?」と家族から言われたら「ドイツではね......」という弁明に『ドイツのキッチン・ルール』をぜひご利用くださいませ。

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町はこぢんまりと、静か

 ちょいとドイツ国内で出張に行っていた。
 北西ドイツの、畑がずーっと広がっているところ。

 そんな、農業ばかりのようなところに、世界で名の通った企業があった。こういうバターンって、ドイツでは珍しくない。ドイツは日本と違って連邦国家だから、一極集中していないからね。会社もドイツ全国にちらばっている。

 で、その会社を訪問したら、なんかものすごく環境がよくてね。社員の方たちものびのびしているように感じるし、明るい。社長さんは「従業員に気持ちよく働いてもらうために、いい環境を作るのが大切」とおっしゃっていた。

 私は町の暮らしが好きなので、こういうところで働けないと思うけど、選択肢としてあるのはいいなと思う。緑に囲まれた気持ちよい環境にいると、仕事の質が上がりそう。いや、絶対上がるだろうな。

 日本も東京一極集中がもっと緩和されたらいいのに。そしたら東京も地方も、お互いに暮らしの水準が上がるんじゃないかと思うけど、甘い考えかなあ。

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畝がずーっと

 春になると、いそいそと食べ始めるシュパーゲル(アスパラガス、主に白)。毎年収穫終了の日は6月24日と決まっている。今ぐらいの時期になると販売量も減ってきて、今年はこれで食べ納めかなあと思いつつ、何回も食べたりする。

 このシュパーゲル、土の中に潜っているから白いわけで、収穫時には畝の中から1本1本丁寧に掘り起こさないといけない。収穫は機械ではなく、人の手で行われている。
 ずっとかがんだままの重労働なので、ドイツ人は嫌がって誰もやらず、ポーランド人が出稼ぎにやってくるのだと聞いていた。

 この前シュパーゲル畑を観られるチャンスがあったので、本当にドイツ人はいないのか確かめてみた。

 その結果、私が見た畑ではいなかった。3〜4人が収穫作業をしていたけど、誰もドイツ語を話していなかった。もっとも、それがポーランド語なのかどうかはわからないけど。
 収穫の様子を写真に撮りたかったけど、断られた。なかには不法労働者もいるらしいので、撮られると困るのかもしれない。

 専用の棒のような道具で、畝からシュパーゲルを掘り出して、箱に並べていく。細すぎたり、折れたものは畝の脇に転がっていた。

 畝はずーっと向こうまで続いていて、見ていると気が遠くなる。いったい何時間働いているのか聞きたかったけど、通じる言葉はなかった。

I study English

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この2冊が終わる頃には...見てろよー

 6月2日付けで「英語が〜」と嘆いていたら、恐ろしくいいタイミングで『英文法スピード完成ドリル上・下』(学研)を、なんと著者さんからいただいた! 

 これが私にはとっても合ってそう。最初はすっごく簡単な、初歩の初歩から始めるんだけど、英語を忘れきっていた頭にはちょうどいい。「そんなの、さすがに私でもわかってるよ〜」と思いながら解説を読んでいると、意外に「あ、そうだっけ?」なんて内容も書いてあって、なかなかどうして、侮れない。

 見開きでひとつの項目が説明されている構成で、左ページで解説を読んだら、右ページの問題を解いてみるという具合になっている。上巻の最初はbe動詞の現在形。このへんだとさすがに楽勝で問題も解けるので、すいすい進む。
 この、すいすい進む感じが公文式っぽくていい。超簡単なところから始めるから、最初から挫折することがなく、気がつけばけっこうなレベルになっている(予定)。

 これで半年後には、多少なりとも英語でコミュニケーションできるようになるかなー。見てろよー。

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マニアにはたまらない一冊!


 パンづくりに携わる方、食べるのが好きな方のためのムック『Bakery book』、そのvol.6が先日柴田書店より発売になっています。

 この号では、全国のパン屋さんのシュトレンを紹介したページがあります。その中で「ドイツ本場の『シュトレン』とは......」と題して、ドイツのシュトレンについてご紹介しています。

 しかし、このページを見ると、日本には本当にいろんなパターンのシュトレンがあるもんだな〜と感心します。
 ドイツでは例によって、シュトレンにも「○○と名乗るには××を△△%以上使っていなければならない......」うんぬんの決まりがあるのですが、日本ではそんなものはありませんから、フロマージュ・ブランが入っていたり、和三盆を使っていたりと実にフリーダムです。もし日クリスマス時期に日本にいたら食べてみたいです。

 そしてパッケージ。やっぱり気が利いていますね、日本のパッケージは。ドイツではお菓子の包装に全く気を遣わない人が多いけど、華美にする必要はないから、こういうきれいなパッケージがあるといいのにな〜と思います。

 もちろんメインであるパンについての情報も満載。人気店の粉の配合やレシピもぎっしり載っています。お近くの書店でご覧ください。

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扉の奥が物置


 またまた「新居インテリアシリーズ」。今回はちょいDIY(イケアの組み立て家具だからDIYに入らなさそうで)&収納編。

 新居には物置スペースがある。これはポイントが高かった。
 見せたくないもの、ふだん使わないものってあるでしょ。それをワードローブといった比較的大きい家具にしまっておくのもいいけど、その量が多いと部屋中が家具で埋まっちゃう。

 理想的には、部屋にはやっぱり空きが必要なのよ。4面すべての壁に大きな家具が並んでたら息苦しくなるし、壁をデコレーションして楽しむこともできない。

 だから、普段使わなくても必要なもの(例えば私の場合は、お客さま用の折りたたみマットレスとか寝具)は、生活空間から見えない所にしまっておくのがいい。
 そういう意味で、物置があるのは理想的なわけ。ベルリンのアパートには大抵地下室か屋根裏に物置があるけど、かび臭いことが多いから寝具なんて置けないから。

 その物置を有効に使うために、まずはその中にクローゼットを入れることにした。普段着る服をそこに吊しておく。そうすれば、狭い寝室に無理やりクローゼットを置く必要がなくて、部屋がすっきりする。

 クローゼットは部屋からは見えないから、デザインには特にこだわらなくていい。自分が持っている量の服を収納できて、そのほかにシーツやタオルも入る大きさであれば構わない。クローゼットの扉もいらない。
 ということは、普通の家具ではもったいない。イケアでパーツを揃えて組み立てるだけの、いちばん簡単なタイプを選んだ。

 しかし組み立て式とはいえ、クローゼットは大きいから、自分では材料一式が入った梱包を1ミリも動かすことができない。またもやいろんな人に助けてもらいながらの作業になる。

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とりあえずできた


 そして数時間後。クローゼットは無事できあがり、物置の一角に設置された。これで、今まで適当にしまっていた洋服もすっきり収まる。ワンピースも折れずにすとんと吊せる。うれしい。

 お次は、物置のもう一方の壁に棚板を取り付けるプランが待っている。それができるのは......いつになるかな。

英語が〜

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このカフェはスタッフが外国人だけど、みんなドイツ語ができる

 最近、ベルリンのカフェの取材を立て続けに行った。そして改めて実感した、ベルリンでは英語話者がますます増加していると。

 ベルリンのカフェやイベント会場などで英語を耳にする機会が多くなって、英語ができない私は「英語ができなきゃダメだなあ」と思い始めたのは、実はもう5〜6年前なんじゃないか。その内容をこのブログに書いたことがある。

 しかし、思うだけでは上達しない。語学というのは本当に努力しないと習得できず、逆に時間と労力をかけて勉強すれば、ある程度のところまではできるようになると思う。私のように「まずいよー、わかんないよー」とだけ言ってても、一生できるようにはならない。

 ベルリンの人口では約14%が外国人らしい。もともと戦後の労働力不足を補うためにやってきたイタリア人やトルコ人たちは多かったけど、最近目立って増えているのが(たぶん)EU圏の人。
 自分の感覚が正しいかどうか気になったので、ちょっと統計を見てみたけど、2011年は前年比でEU圏の外国人が10.9%増加しているらしい。オーストラ・オセアニアは外国人において割合は低いけど増加率が高い。

 カフェを取材しててそれを感じるのは、お客さんで英語を話している人が多いから。そして、店側も外国人のケースが増えていると感じる。スタッフがドイツ語を話せないこともあったりする(今回取材したカフェでは、みんなドイツ語を話すけど)。
 でも、英語ができるドイツ人が多いから、お店の中では英語で回ってたりするのよね。むしろ英語ができるお客さんは、そういう状況が嬉しいのかもしれない。

 私は外国語はドイツ語しかできない。英語で話しかけられても、聞き取れないし、話せない。中学生以下のレベルで本当に困る。
 そのうち、どの店に入っても英語でしか対応してくれなくなったらどうしよう。今でさえ、私がドイツ語で話しかけているのにもかかわらず、私が外国人だからか、英語で返答されたりする。いや、ドイツ語でいいんですって......。それとも私のドイツ語、ドイツ語に聞こえませんかね......。
 どっちみち、メッセなどインターナショナルな仕事場に行けば、開催国はどこであれ英語は必要なんだ。

 そうそう、外国人は増えていても、別にベルリンに就職口があるわけではないから。むしろベルリンには産業がないので、仕事は見つからないと思った方がいい。
 ベルリンに来る外国人が何をしているかはわからないけど、私が知る限りはアーティストとかデザイナーだな(生計を立てられているかは不明)。就職は難しいので、自営業者になる人もいる。
 もしベルリンでアート関係の交流しかなければ、英語さえできればそれでいいんじゃないかと思う。
 
 言葉はコミュニケーションツールだから、できたほうがいい。これだけ英語が必要なケースが出てくると、やっぱり最低限レベルでいいからできないと。ああ、5年後にも同じ内容を書いていないといいなあ。

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