2005年7月アーカイブ

どこもかしこもウアラウプ

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 Urlaub(ウアラウプ)という言葉は、ドイツ語の最重要単語のうちの一つだ。ドイツ語を習い始めて3日もすれば絶対耳にするに違いない。
 
 ウアラウプとはバカンスのこと。この時期、店先には"Wir machen Urlaub"(休暇中)と書かれた紙がシャッターのおりた扉に貼ってある。ドイツ人はだいたい2〜3週間は休むので、取材をしたいと思ってもウアラウプにぶつかると仕事が進まない。でも、こんなに休めるのは、日本人にとってはうらやましい。日本で会社勤めとかしていたら、3週間休みたいとかいったらクビじゃない?

 でもここはドイツ。なので、私も郷に入っては郷に従えでウアラウプをとります。2週間とはいかないけど、ちょっとだけ。

何万トンもの社会主義

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ブダペストで最高にヒットだったのが、郊外にあるSTATUE PARK(銅像公園)だ。
 ここは、社会主義時代に作られて、今では行き場のなくなった銅像がまとまって置かれている。その、どうにも「うらぶれた感」がたまらない。「うち捨てられた」という言葉がこれほどぴったりあてはまるのもないんじゃないか。
 社会主義の銅像にはだいたい以下のような特徴があることがわかった。
 1.前傾または両手をあげるなど躍動感のあるポーズ
 2.旗などをたなびかせている
 3.支配者は穏やかなポーズと表情

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 とにかく、ブダペストに行ったら見てほしい。市の中央から直行バスが出ているので、それで行くのが簡単。

温泉天国ブダペスト

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 ブダペストに行ってきた。ハンガリーの。
 例によって突然決めた旅行で、ブダペストのガイドブックも行きの飛行機の中で読む始末。でも、以前ブダペストを旅行した友人の話を聞いていたので、なんとなくのイメージはあった。

 そのイメージの一つが温泉。
 ちょっと意外な気がするけど、ブダペストってすっごい温泉天国。あちこちに温泉があって、場所によっては温泉プールやサウナ、マッサージルームが備わっていたりする。
 しかし、温泉っていってもそこはやっぱりヨーロッパ、日本のとはちょっと違う。室内・野外風呂も温泉プールも水着着用がルール。で、プールはだいたい男女共通、風呂は場所によって混浴だったり(くれぐれも水着着用ですからそのつもりで!!)、分かれていたりする。なので、ブダペストに旅行の際は、水着持参でぜひ。

 私が行ったのは市民公園の中にあるセーチェニ温泉と、ホテル・ゲッレールトの中にあるゲッレールト温泉。どっちも建物がクラシカルで素敵だった。最近続いていた原因不明のふくらはぎの筋肉痛も、温泉の後はすっきり快調、ブダペスト市内をバリバリ歩き回った。で、どこに行ったかは次回に続く。

今はなき東西国境の検問

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 先週、旧西ドイツのWolfsburg(ヴォルフスブルク)という街に行ってきた。ここはフォルクスワーゲンの本拠地として有名。もっとも、私が行ったのは、ここにある歴史的なアイス屋を取材するためだったんだけど。

 で、ベルリンから車で行くことになって、アウトバーンに乗った。そしたら、すごいねー、ドイツ人て実にナチュラルに170キロ、180キロ出すねー。平気な顔してんのよ。だけど車間距離は、その速度にしてみたら十分じゃないわけ。私、怖くなっちゃって、途中で「あのー、ちょっと速すぎるんじゃないでしょうか」っていっちゃったよ。
 私も日本で高速を運転してるときは、場合によっては150ぐらい出したこともあったけどさ、そんなのごくまれなことだし。

 まあ、そんな勢いだったからWolfsburgにもわりとすぐに着いた。
 で、ここからが今回の本題。
 Wolfsburgは旧西ドイツだから、ベルリンから行くと(ベルリンの周りは旧東ドイツ)東西の国境を通ることになる。今はもう検問の必要なんてないけれど、当時の施設が博物館として公開されているところがある。

 それがGedenkstaette Deutsche Teilung Marienborn(ゲデンクシュテッテ・ドイチェ・タイルング・マリーエンボーン)
 ここは車で東から西に入る人たちが通る検問所だったそうで、指定の場所で車に乗ったままパスポートを渡し、車に乗ったまま列になって進んで、その先の小屋でスタンプを押してもらって旧西ドイツに入ったらしい。
 あいにく私が寄った月曜日は休館日だったので中は見られなかったけど、外の端ポート受け渡しの小屋とかは見られた。ここに車がずらっと並んで待っていたのかと思うと、「時は経っているのね」と思う。

ツルハシBBQナイト

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 「一人暮らし in ドイツ」の「普段着のスシ」コーナーで紹介したスマデリの裕美さんが、「友だちの個展のオープニングパーティでツルハシバーベキューをやるんだよ」と教えてくれた。何のことやらと思っていたら、プルコギや焼きそばなんかの露店をギャラリーの前に出して、それを「ツルハシBBQ」と称するらしい。あ、ツルハシって、大阪の鶴橋のことね。コリアンタウンらしい。だからプルコギ。

 で、私はプルコギ食べたさにギャラリーまで出かけていった。そうしたらもう大盛況。プルコギ待ちの列ができていた。私も待つこと十数分、ほっかほかのご飯の上にタレがからんだ肉が。う〜ん、ツルハシ(行ったことないけど)。

 もちろんギャラリーの展示の方も大盛況。今回は写真とオブジェの二人展。特に私は、写真を撮るのも見るのも好きなのでおもしろかった。ベルリンにいるみなさまはぜひ。

Galerie RS21
Richard-Sorgestr.21
10249 Berlin - Friedrichshain
会期は8月6日まで
オープンは木、金、土の17〜20時

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 最近更新がご無沙汰ですみません。
 別に何をしていたわけではなく、ただコーヒー飲んだり、ケーキ食べたり、ビール飲んだりしているうちにあっという間に時間が経ってしまい......。
 気がつけば残っているのは、締め切り間近の仕事だけ。どうするんだ。

 とりあえず、今回は近況報告ということで。近日中にまたアップします。
 「一人暮らし in ドイツ」の方は更新しているので、そちらもどうぞ。

フランス祭り

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 ここいらでちょいとドイツの歴史の時間。
 第二次世界大戦に敗れたドイツは、東西に分割され、中でもベルリンは地域ごとにそれぞれアメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4カ国によって統治された。ソ連領域だったのが旧東ベルリン地区で、それ以外は旧西ベルリンだったわけ。
 
 で、旧西ベルリンの中で、フランスによって統治されていた地域のお祭りがあった。ライニケンドルフというその地域は、地図でいえばベルリンの左上のほう。
 このお祭りではワインやクレープといったフランスの名産品屋台があったり、お祭りにつきものの移動遊園地が出ていたりする。なかなか楽しい。

 7月半ばあたりまでやっているようなので、興味がある人は行ってみたら。夏のウアラウプ(バカンス)に行けない人は、中心から数十分で行けるフランスで気分を味わうのもいいかもね。

 同様にアメリカ祭りもあるそうなので(こっちはツェーレンドルフ地区)、気軽に世界の旅を楽しめそう。

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