今はなき東西国境の検問

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 先週、旧西ドイツのWolfsburg(ヴォルフスブルク)という街に行ってきた。ここはフォルクスワーゲンの本拠地として有名。もっとも、私が行ったのは、ここにある歴史的なアイス屋を取材するためだったんだけど。

 で、ベルリンから車で行くことになって、アウトバーンに乗った。そしたら、すごいねー、ドイツ人て実にナチュラルに170キロ、180キロ出すねー。平気な顔してんのよ。だけど車間距離は、その速度にしてみたら十分じゃないわけ。私、怖くなっちゃって、途中で「あのー、ちょっと速すぎるんじゃないでしょうか」っていっちゃったよ。
 私も日本で高速を運転してるときは、場合によっては150ぐらい出したこともあったけどさ、そんなのごくまれなことだし。

 まあ、そんな勢いだったからWolfsburgにもわりとすぐに着いた。
 で、ここからが今回の本題。
 Wolfsburgは旧西ドイツだから、ベルリンから行くと(ベルリンの周りは旧東ドイツ)東西の国境を通ることになる。今はもう検問の必要なんてないけれど、当時の施設が博物館として公開されているところがある。

 それがGedenkstaette Deutsche Teilung Marienborn(ゲデンクシュテッテ・ドイチェ・タイルング・マリーエンボーン)
 ここは車で東から西に入る人たちが通る検問所だったそうで、指定の場所で車に乗ったままパスポートを渡し、車に乗ったまま列になって進んで、その先の小屋でスタンプを押してもらって旧西ドイツに入ったらしい。
 あいにく私が寄った月曜日は休館日だったので中は見られなかったけど、外の端ポート受け渡しの小屋とかは見られた。ここに車がずらっと並んで待っていたのかと思うと、「時は経っているのね」と思う。

2022年11月

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