愛着はどこへ

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 ベルリンへは、ただ住みたくて来た。知り合いは誰もいなかった。日本での仕事は全部やめて来た。ここでの生活がどんなふうに進んでいくか、まったく予想もできなかった。

 それが4年前。
 思ったとおりベルリンは自分にとってとても住みやすい街で、気に入った。そのうちに仕事ももらえるようになり、知り合いもできて、生活が回りだした。
 すると、ベルリンへの愛着がどんどん増してきた。この街、ここで知り合った人。気がつけば、ここでの生活を断ち切れなくなっていた。

 私はいったいいつ、日本に帰るんだろう。いつかは帰らなきゃいけない、という思いは常にある。だって日本には家族がいるもの。大切な人を日本に残して、いつまでも一人でここでフラフラしていていいはずがない。なのにまだベルリンにいる。

 あと数時間したらベルリンを発って日本へ飛ぶ。でも一時帰国。この間に、自分の気持ちがどう変わるのか、見てみたい。

コメント(2)

帰ってくるのね。8月に連絡したときは、10月なんて先とか思ったけど、ほんとあっというまね。そうやって、月日はあっというまに過ぎてしまって、いろんなことに流される。月日に流されることなくしっかり地に足つけて考えよう。
 と日本の私も最近口癖のように言っている。時間に流されることなくね

田中さん、日本に着きました。また会いましょう。

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