新刊『ドイツ人が教えてくれたストレスを溜めない生き方』発売!

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(*ベルリンのお店やライフスタイルに関しては、在ベルリンガイドの松永さんとの共同ベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」をぜひご覧ください。バリバリ書いてます)

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 先日「新刊が出ますよ」とこのブログでお知らせしていましたが、ついに発売になりました! 『ドイツ人が教えてくれたストレスを溜めない生き方』(産業編集センター)、全国の書店、アマゾン楽天のネット書店で発売中です! 書店ではエッセイコーナーやライフスタイルコーナーで売られています。見当たらない場合は上にあるカバー写真を見せて店員さんに聞いてもらえると、書店さんが本書の存在を気にかけてくれるので、私への応援になります。
本の内容→https://www.shc.co.jp/book/9339


 この本は、ストレスを減らしたい人、心穏やかに暮らしたい人へのヒントになるようにと願って書きました。ベルリン暮らしを通して学んだ、ストレスを溜めにくい考え方や行動を、衣食住とワーク・ライフ・バランス面から書いています。
 ドイツ人も私自身も、もちろんストレスゼロではありません。でも、ちょっと違う考え方を知ることで心が軽くなったり、悩みが解消されることはけっこうあるものです。本書がその助けになれば本望です。

 これは共著も含めて私の15冊目の著書になります。本を出すたびにいつも新たなことをしてきましたが、今回も大きな挑戦がありました。
 それは初のエッセイ本だったということ。これまでは取材対象者や場所があって、取材した内容を書いていました。でも今度は違います。これまでの取材も含めて、ドイツでの記憶をかき集めました。これまで自分がドイツでどう過ごしてきたか、その内容を問われているようでとても緊張しました。

 自分のことをこれだけ書くのも初めてでした。私の場合、ふだんの仕事では自分について書くことをあまり求められないんです。以前ある雑誌でちょっと自分のエピソードについて書いたところ、「それよりももっとノウハウ的な内容にしてほしい」と言われてしょんぼりしたこともあります。なのに、いざエッセイとなると、何をどう書いたらいいのやら。

 それに、じつはこの数年、書くのにすごく時間がかかるようになっています。集中力が衰えてきているし(きっと年齢のせい)、ドイツについてどういうスタンスで書くべきか考えすぎてしまうから。

 私はベルリンに住んでいるからドイツやベルリン情報を発信することが多いですが(というか、それがほぼ全て)、別にドイツがすごいとか理想の国と思っているわけではないです。ドイツはこう、ベルリンはこう、と言い切りたくもありません。日本だって各都市で違うし、一人ひとりも違います。ドイツ暮らしが長くなればなるほど、以前のように勢いに任せて書けなくなりました。
 でも、「こんなケースも、あんなケースもあります」という表現では、読んでいる方もモヤモヤしてしまうもの。多少乱暴でもドイツはこう、と言い切ってしまうほうが読者としては快感だと思います。だけどそれはしたくない。

 あれこれ悩んでしまって、1行書くのにも時間がかかってかかって仕方ありません。自分の力不足を感じてばかりの日々でした。編集者さんにも日本の家族にも支えられながら、どうにかたどりつきました。でも、そうした苦しみも含めて、この仕事で生きてこられたことはとてもありがたいです。

 これからも一歩一歩進んでいきたいと思います。

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