初めてジョージア行ってきた。その1

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ジョージア(グルジア)の首都トビリシ

(*ベルリンのお店やライフスタイルに関しては、在ベルリンガイドの松永さんとの共同ベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」をぜひご覧ください。バリバリ書いてます)


 初めてジョージアに旅行した。以前はグルジアと呼ばれていた国。もともとソ連の構成国で、グルジアはその時代の表記だった。だけどロシアと戦争し断交したことから、ロシア語読みだったグルジアから、英語読みのジョージアへ変更するように政府が決めたという。

 ジョージアへ行こうと思った理由は、Twitterで海外在住日本人の方たちからジョージア情報をチラチラと聞いていたから。その内容の多くは「日本人はビザなしで最長1年間滞在できて、食べ物がおいしいし、物価が安いからおすすめ」というもの。
 私にとってはまったく未知の国で、どんなところだか自分の目で見たかったし、ベルリンからジョージアのクタイシまではLCCで直行便が出ているから行きやすいと思った。

 行くなら早いほうがいいだろうなとも思った。街は生き物だから、いつか行けるときにと思っている間にどんどん変わってしまう。それはベルリンに住んでいてもわかること。

 結果として、ジョージアはとても面白かった。私としては「食べ物がおいしくて物価が安い」よりも、文化の面白さに惹きつけられた。旅の記憶が消えないうちに、ここに覚え書きを。ただしあくまでも、数日いただけの、現地語も国についての知識もない旅行者としての印象で、何かを理解しているわけではないです。


■「ヨーロッパでも、アジアでもないどこか」+「共産主義の香り」

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首都トビリシの旧市街

「ヨーロッパでも、アジアでもないどこか」+「共産主義の香り」。とにかくジョージアの印象はこれ。初日に首都トビリシの街をウロウロしてそう思った。建築はアール・ヌーヴォーと思われるものも多くてそこはヨーロッパなのだが、その合間にアジアっぽいゴチャゴチャ感や、いかにも社会主義的な団地とかが全部一緒くたで、それが面白かった。
「なんだかヨーロッパでも、アジアでもない感じ」と宿の女性オーナーに話したら、「そうかもね」という反応だった。

■旅の計画・ベルリン〜ジョージア間のフライト

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ベルリン(シェーネフェルト空港)からジョージアのクタイシには直行便WIZZ AIRで移動。

ベルリンからジョージアまでの直行便を調べるとGeorgian Airwaysと、ポーランドのLCCであるWizz Airが出ていた(2019年7月現在)。Georgian Airwaysは首都トビリシ行きで、Wizz Airのほうはトビリシから約230km西へ位置する、ジョージア第2の都市クタイシ行き。
トビリシを観光したかったのでGeorgian Airwaysのほうが便利だったのだけど、日程や料金の関係でWizz Airを予約。フライト料金は、季節や予約時期によって大きく変動するけれど、私のときはベルリン〜クタイシ往復で約300ユーロだった(1ユーロ=約120円、2019年7月現在)。オンライン上で予約・支払い完了。

■旅の計画・クタイシ空港〜首都トビリシへの移動

クタイシ空港に着いたら、トビリシまでの移動が必要。そこでググってみる。ここで大切なのは、日本語ではなく英語でググること。そのほうが情報が桁違いに多いから。特にジョージアは日本人旅行者がまだ少なさそうなので、日本語情報は限られたものしか出てこない。中学校で習った程度の英語ができればわかると思う。私にもわかったし。

で、出てきたのが以下の情報。
クタイシからトビリシへの行き方(英語)→
https://www.theworldwasherefirst.com/kutaisi-to-tbilisi/

上記サイトから、クタイシ空港からトビリシまでは、エアポートバスが出ているらしいと判明。さっそくそのリンクへ飛ぶ。
GeorgianBus→https://georgianbus.com/new/?lng=eng

GeorgianBusのサイトで英語を選んで予約完了。ところが、予約完了メールの文字がグルジア(ジョージア)文字で何が何やら。なんとなく画面のノリで「予約できてるんだろうな〜」という感じ。カードでオンライン上で支払ってるし。予約済み(らしき)チケットをプリントアウトして持参した。
実際に空港に着いたら、出口に "GeorgianBus"と車体に書かれたバスが停まっていて、まったく問題なく乗れた。所要時間約3時間で、途中1回ドライブインで休憩あり。長距離バスなのに、車内にトイレはなかった模様。

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モダンなドライブイン

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ドライブインのセルフサービスコーナー。一瞬「日本の旅館の朝定食か?」と思う光景が

帰路のトビリシからクタイシまでの移動は、別会社のバスに乗ったけど、ここで途中休憩したドライブインは超ローカルでびっくりした。それについては、次回に。(2019年7月26日追記:この記事の続編を公開しました→「初めてジョージア行ってきた。その2」

■手強いグルジア(ジョージア)文字

ジョージアには、独自のグルジア(ジョージア)文字があるってことを今さらながら知った。ロシア語のキリル文字とは違うクルクルした文字で、どっちかというとタイ文字の見かけに近いか?
街なかの看板とかはアルファベットも併記されているけど、グルジア文字だけだったら取り付く島もない。お手上げ状態。だけど、観光する範囲ならまあまあ大丈夫だった(大丈夫じゃなかったのはタクシーの運転手で、これについては後半で)。

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何が何やら、さっぱり......

■山がちな風景は日本に似ている?

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「あれ、日本?」って思った

クタイシからトビリシまでの道中は、ほぼ山道。さすがコーカサス地方。見渡しても山と谷、川がずっと続いていて、ちょっと日本の風景に似ている気がした。ベルリンは山がないからよけいにそう思うのかもしれない。途中、路肩で素焼きの巨大な壺やハンモック、フルーツなどを売っている売店をたくさん見た。あの素焼きの壺はジョージアワインに使うのだろうか。

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見づらいけど、こんな店が路肩にたくさん

■治安は良さそうな首都トビリシ

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クタイシ空港発のジョージアンバスが到着する、トビリシのLiberty Square

山々を越えて、バスは無事にトビリシのLiberty Square(グルジア文字ではこう書くらしい→თავისუფლების მოედანი)に到着。そこからホテルまでは数kmのはずなので、タクシーに乗ろうと計画していた。
バスを降りると、待ち構えていたように「タクシー、タクシー」と人が寄ってきたけど、ボラれるのを警戒して別の場所から着いたばかりのタクシーに乗車。なんのトラブルもなくホテルに着いた。
街なかを歩いても、あまり危険そうな匂いはしない。中心地は、日没後も観光客や子どもがいて安心して歩けた。

■ブルカ姿の女性が歓楽街を闊歩

目立ったのが、ブルカ(目の部分だけ出た、イスラム教女性のヴェール)姿の女性。女性同士数名や、男性とともに夜の繁華街を歩いたり、カフェで飲み物を飲んだりしている。たぶん観光客のようだけど、どこから来ているのだろう。
ブルカやヒジャブを身に着けたイスラム教の女性がそんなふうに街で歓楽する姿を、ベルリンでは全然見たことがない。街を歩いてはいるけれど、歓楽はしていない。だからとても驚いた。そのことを話したドイツ人も驚いていた。ひと口にイスラム教の女性と言っても、居住国や宗派で行動規範も全然違うのだろう。そんな当たり前ともいえることに気づくのも、旅というもの。

■飲食店ストリートのDavit Agmashenebeli Ave

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夜のほうがにぎわう、Davit Agmashenebeli Ave

ホテルからほど近いDavit Agmashenebeli Aveという通りへ。昼よりも夜のほうがにぎやか。
左右ぎっしりと飲食店が並んでいて、「ジョージアンキュイジーヌ」と熱心に客引きが話しかけてくる。でも危なそうな雰囲気はなく、ラウンジ風のテラス席(低いソファ)ではみんな飲食や水タバコ(シーシャ)を楽しんでいる。フッと水タバコの甘い香りがかすめる。私は食へのこだわりがそれほど強くないので、適当なレストランに入ってジョージア料理。

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ベルリンに住んでいる人なら、このラウンジ風の席を見てシーシャバーを思い浮かべるのではないかな

建物は3階建て程度の低層で、表面はきれいにリノベーションされているようだった。

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観光客が多い通りなので、リノベされている様子


■ジョージア(グルジア)料理とワイン

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ジョージア料理レストランで食べたものいろいろ

なんの予備知識もなく食べたジョージア(グルジア)料理。肉、野菜、スパイス、小麦、チーズなどを多用するのかな、という印象。やはり山がちな国だからか。
スパイスは使われていても、辛くはなくてマイルド。味付けはクセがなくて、日本人に馴染みやすいと思った。正直に言うと「これまでの人生で経験したこともないほどトレビア〜ン(なぜフランス語)」ではなかったけど、「素直なおいしさ」とは思う。「食べやすい」という表現が正確かもしれない。

どこのジョージアレストランにもあったのが「ヒンカリ」。いわゆるジョージア版小籠包で、噛むと中から肉汁がジュワ~。しかし1個1個が大きくて、ひと口で食べきれないのが悩み。焼いたもののほかに、スープ入りバージョンもあった。

ワインは赤白ともにスルスル飲めるおいしさだった。やはり「素直」と表現するのがしっくり来る。辛口もあるけどセミスイートも豊富で、これがとても飲みやすかった。料理にも合う。


ちょっと長くなったので、ここまでで前半ということで。後半に続く。
(2019年7月26日追記:後半はこちら→「初めてジョージア行ってきた。その2」


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