
相変わらず、家探しの日々。サイトで物件を物色しては不動産屋に電話したり、見学に行ったり。なんでだか知らないけど、見学って朝の9時とかやたら早いことが多い。最近珍しく仕事の締め切りが重なっていたので、朝に見学、深夜に原稿書き、そしてまた朝になって見学って感じでもう眠い。
でもマメにチェックしていたら、なかなかいい物件もちらほら現れた。そういう物件は当然競争率が高いだろうから期待は薄いけど、一応応募だけはしてみている。
応募の際にネックになるのが、収入の証明。だいたいどこの不動産屋も収入証明とこれまでの家賃の支払いに問題がないことの証明、パスポートのコピーを求めてくるので、それを準備してファックスで送る。でも、収入証明がねー、私は日本の雑誌とかに書かせてもらっているから、証明しずらいんだよ。日本語の証明書を出したって意味ないしさ。おまけに先週カードが一切合切入ったさいふをなくしたから、再発行の手続きの最中で口座の残高証明もままならない。
それで、最近ベルリンでお世話になっているドイツ人にお願いして、一筆書いてもらった。そしたらそれが功を奏して、めでたく契約できる運びとなったのだ。
ところがよ。いざ契約しようとそのドイツ人とオフィスに行って契約書を一通り読んだらさ、期間は未定だけど、私の部屋のすぐ上が工事予定だと書いてある(らしい。私は意味がわからなかった)んだよね。その期間中は、私の部屋にも工事の人がずかずか入ってくることになっていて、いつまで続くのかもわからないらしい。
その部屋は小さいけど家賃が安いのが魅力で、今の家賃に10ユーロ上乗せするだけで一人暮らしができるというのが魅力だった。だから、私は工事のことがわかってもまだ契約の可能性も考えていたら、やおらそのドイツ人が立ち上がり「ナイン(ノー)!」と言い放っちゃったんだよ。
いや、ナインって、あなたがいうことじゃないんですけど......と思っても後の祭り。契約書にサインすることなく、そのオフィスを後にした。
で、冒頭に戻って再び家探しの日々。は〜あ。