
日本でも選挙を控えているけど、ドイツもただいま選挙フィーバーまっさかり。投票は9月18日ということで、最後の追い込みなのだ。今週の月曜日にはシュレーダー首相(SPD=社会民主党)と最大野党のメルケル党首(CDU=キリスト教民主同盟)の討論がテレビで行われた。これは、4人のパネラーが2人に対して質問をするという形式で、お互いがお互いの回答を皮肉ったりするシーンもあって、かなり白熱していた。はっきり言って私は討論のドイツ語などかなりの部分わからなかったが、見ていた限りではシュレーダー首相の方が一枚上手だなという印象を受けた。次の日の新聞の評論を見ても、おおむねシュレーダーの評判がメルケルを上回っていたようだ。
このテレビ討論はカフェなどでも流れていて、通行人が群がり街頭テレビ状態になっていた。こういうのって、サッカーの中継だけじゃないのね、とちょっと感心。日本にいたときは選挙の話題が日常生活に出ることって、あんまりなかった記憶があるのよね。それってちょっと残念な気がする。
ところで、政治とはまったく関係ないが、私は以前からこのアンゲラ・メルケルというCDUの女性党首の顔が妙に気になっている。5〜6年前に初めて見たときは、「女性政治家ってのは、どうしてみんなドイタカ(すみません、土居たか子さんのこと)みたいなんだろうか」と思っていたが、最近なんだかとてもきれいになったような気がする。ヘアスタイルのせいかな。ちょっとフェミニンな感じが出てきて、いいぞ。