
ここ3日ほど体がだるい。熱もないのに、ただだるいのだ。こういうとき、私はすぐに「ガンでもう死ぬんじゃないか」と考えてしまう。本田美奈子のことが頭をよぎる。
心配なので、とりあえず医者へ行く。私はもう日本国内で保険に入っていないので、こういう場合すべて自腹だ。きつい。
待合室にいる間、置いてあった週刊文春を手に取った。今年亡くなった人たちの記事が出ている。本田美奈子も。その欄を読むと
"「体がだるい」。この一言から悲劇ははじまった。"
とある。それって私も同じじゃないか。ガンなのか。
名前を呼ばれて診察室へ入り、症状をいう。結果、「風邪のウイルスが入り込んでいるんじゃないんですかね」と診察され、風邪薬をもらうことに。
ただ体がだるい場合、普通に考えたら風邪の可能性がもっとも高いだろう。すぐに最悪の想定をしてしまうのは、心配性というよりもバカに近いかもしれない。でも、ドイツに行って以来健康診断をしていないので、知らないうちに大病を抱えているのではという漠然とした不安が常にあるのだ。健康診断したい。できれば人間ドックに入りたい。
ワシは物心ついた頃から、ずっとダルい。
元気はつらつ、どこも痛い所がない日を、経験した覚えがない。
今日も朝からの軽い頭痛が、
いよいよクライマックスを迎え、飯時だというのに吐き気さえする!
……だのにガンじゃないらしい。いまのところ。
いや、知らぬ間に、巣食ってるかな?
たとえガンでも、いつ死んでもいいように
毎日ギリギリ精一杯暮らそうと思う。
どんなに健康な体だって
いつ轢かれて死ぬかわからないしね。
青信号を固く守って渡っても、車にひかれるこの世の中だから。
そうかー。私はまったく逆で、ふだん風邪のひとつもひかないもんだから、ちょっと具合が悪いだけですぐに「死ぬー」とか思っちゃうんだよ。
具合はどう? 私は薬のおかげか、ちょっと持ち直し。でも鼻水グズグズ。