
そもそもなんでニースに来たかというと「ベルリンから安く飛べて、あったかいところ」という条件にたまたま当てはまったから。別にリッチな気分を求めていたわけではなかったので、さびれた様子を見てもこれはこれでよしと。
ニースからは、カンヌにもモナコにもバスで行けて便利。きのうは国境を越えてイタリアのventimigliaにも行ってきた。地形的には海岸沿いで同じなのに、国境を越えると、人と文化がきっちりと変わるからおもしろい。イタリアに入るとみんな洗濯物を外に干している。言葉も当然イタリア語で、その響きがこちらを陽気な気分にさせてくれる。あと、食事がうまかった。
ニースのレストランは観光客相手の店が多く、どこもピッツェリアばかり。同行者はスパゲティボロネーゼを頼んだところ、ここは30年前の日本のスーパーの食堂かよと思うような、ふにゃふにゃのうどん状のものが出てきてびっくり。日本でもこんなの出す店、もうないんじゃないの? 美食の国、フランスなのによ。
しかしなんでフランスのニースなのに、どこもかしこもピザ&パスタなのかと思ったら、この町は19世紀中ごろまではイタリア領だったということを知った。そのせいなのか、食べ物はイタリアンばかり。しかも不味い&高い。
で、ニースから日帰りで行ったイタリアのventimigliaは、パスタがうまかったんだよ。ボンゴレを頼んだけど、これがうまかった。アサリの出汁がしっかり出てるし、パスタもほどよく茹ってる。やっぱりこうでなくちゃね。
なんか言葉の響きのせいか、イタリアの方が気楽でいられる感じ。イタリア語なんか全然わかんないんだけど、レストランに入っても、なんとなく聞いたことがあるような単語を怪しげに連発するだけでよかったり。「ジェラート」「ミスト?」「あー、ミスト、ミスト」みたいな。
もちろんフランスでも、その怪しげ単語一発会話(会話じゃないか)でけっこういけたりするけど、なんかこう、イタリアだともっとノリでオッケーかなー、って感じで。
太陽は高く、日差しは強い。道にはたわわに実ったオレンジ。ああ、イタリア、ここは南国。オー・ソレ・ミオ。
どうも食べ物の話には反応してしまう・・・
ボンゴレ、おいしそ~~!
そしてバックの海が素敵!
そのまま雑誌に載っていそうな写真。
さすがプロね・・・
日本にいながら、イタリア気分を
味わえていいわ~。
こちらの大晦日は天気はいいけど
かなり強風。空気が乾燥していて寒いわ。
よいお年を!
エビリン、ベルリンはわりとあったかいよ。
もちろん東京に比べたら寒いけど、夜でも
出歩けるくらい。
エビリンもよいお年をね!