
九州旅行から帰ってきて、今はまた東京。おいしいものを食べ過ぎて、肌の調子がまた悪化した。日本に帰ってくると、いつものことなんだけど。
今回は温泉街が中心。朝起きてまずひと風呂、夜にまた風呂という感じで、大浴場の気持ちいいお湯を堪能した。
旅館に泊まったので夕食も出る。旅館によってバイキングだったり、お部屋に運んでくれたりといろいろ。新鮮な刺身やお肉がいっぱい。でもベルリンで粗食に慣れてしまったせいか、悲しいかな、量がたくさん入らない。
夕食を取ったものの、それとは別に夜の街に繰り出してみたい。そこで、タクシーの運転手さんに教えてもらって行ってみたのだが......、ひなびた温泉街は夜もひなびている。
街いちばんの繁華街に行ってみても、お客が入っているお店のほうが少ないありさま。客引きのお姉さんに混じって年季の入った女性もちらほら。若い人はみんなヤンキー。
そのひなび感、というかどうしようもないさびれ感が何とも言えない。もし私がこの街に生まれてたら、今ごろどうなっているかなと考えた。
性格からみてもヤンキーにはならないだろう。でもこの街でヤンキーでないと生きていくのは難しそうだから、そのうちどこかの都会へ出て行っただろうか。東京、それとも福岡や大阪とかかな。
たぶん今とは違う人生になっていたんだろうけど、もしかしたらやっぱりベルリンに飛んで、おんなじ結果になっていたりして。