
ドイツにはクラインガルテン(またはシュレーバーガルテンともいう)という、週末を過ごすための小屋つきの庭がある。言ってみれば、ドイツ版市民農園みたいなものかな。
その一区画を友人が借りたというので、見せてもらってきた。
クラインガルテンというのは直訳すると「小さな庭」という意味だけど、全然小さくない。小屋だけでも50平米あるし。もはや小屋じゃない。
クラインガルテン用の土地にはいろいろ規制があってちゃんとした家は建てられないけど、日本でこの広さの土地があったら家建ててるはず。
で、その庭に野菜や花を植えて、週末はそこでゆっくり過ごす。採れたての野菜でバーベキューをしたり、お茶したり。こういうの、ちょっとあこがれる。
私はふだん庭仕事はまったくしないけど、せっかくなので体験作業。ズッキーニの苗を植えてきた。
このクラインガルテンを借りた友人は、それまで庭仕事や農業などは全然やっていなかったけど、なんとなく自分の手で野菜を育ててみたくなったとか。
「ここにベリー類を植えてね、こっちはトマト」と、すごく楽しそう。
こういう生活って、なんだかとても人間の生理に合っている気がする。自然とふれあうのって、人間にとってすごく大切。単純に気持ちいい。ベルリンに来て、それに気づかされた。
シンプルだけど、豊かよね。
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