
現在発売中の『カフェ‐スイーツ』(柴田書店)9月号vol.114の特集は「カフェのインテリア」。
この号の「ベルリン&サンフランシスコのカフェインテリアに学ぶ!」コーナーで、ベルリンのカフェをご紹介しています。ぜひ書店でご覧ください。
ドイツのインテリアというと、「質実剛健な感じなの?」と言われることが多いんですが、ベルリンは違うんです。
全般的にミックステイストで、クリエイティブ。センスが良くて、私はいつも感心しています。インテリアやデザインに興味のある方は、ぜひ一度ベルリンにいらしていただきたいと、切に願っています。
この号を読んでいて感じたのは、ベルリンのほうが日本よりミックステイストインテリアで、より多くの色が使われる傾向があるということ。
壁に色をペイントしたり、壁紙を貼ったりと、空間の広い面積を占める部分に色や柄、または質感で変化をつけていることが多い。
それに対して、日本は白×ウッドの茶色でナチュラルにまとめているケースが多いみたい。シックよね。和×北欧デザインも相変わらず人気のよう。
日本人のほうが、インテリア感覚がよりナチュラルなのかな。まあ、今みたいな暑い夏には赤く塗った壁だとより暑く感じたりするんだろうけど......。
白×ウッドももちろん素敵だけど、グレーとか、モーヴ色とかを一部分でいいから壁に塗ると、ぐっとおしゃれな感じになると思うんだけどな。どうだろ。
または、こういう空間に、ドイツの50年代の布張りひとり掛けソファを置いてもかわいい気がする。オレンジやモスグリーンとかの。差し色としても効果的だと思うし。あの椅子なら小さめだから、日本のサイズにも合いそう。でも、そういう商品が輸入されてないのよね......。
最近繰り返し書いているけど、本当に50〜70年代のドイツデザインはいいんだけどなあ。
北欧インテリアも素敵だし、実際私も好きだけど、ドイツのレトロでかわいいデザインを、みなさんにもっとご紹介できるようにします。
twitter:@kubomaga