
『NHKテレビでドイツ語』テキスト3月号が発売になりました。今回の「小さな旅」の訪問地は、クヴェトリンブルクです。
ドイツといえば、やっぱり木組みの家、じゃないですか? クヴェトリンブルクは、その木組みの家がずらーっと並んでいるとってもかわいい町で、ユネスコ世界遺産に登録されている古都です。
そして、昨年4月号から始まった連載「ベルリンからの小さな旅」も、今号をもちまして最終回となります。
1年間のおつきあい、本当にありがとうございました! 無事に1年間勤め上げられて、ほっとしています。
この連載は、毎回とても楽しかったですね。カメラ片手に、気ままにブラブラ、パチパチしていました。
「昼間から飲んだら、この後歩けなくなっちゃうかな〜」と思いながらも、「いやこれは口絵写真のためだから! 旅行に食事の写真はつきものだから!」とビールを頼んで、案の定だるくなったりとか。
ちょっとヘンかもしれませんが、1人で歩いていても頭の中は原稿そのままのノリで、みなさんと一緒に旅している気分でした。
苦労したのは、お天気。4〜6月号ぐらいは冬の暗い時期に旅していたので、写真も暗くて。
しかも昨年の冬は異常な大雪。テキストは春の発売なのに、どうやっても雪がフレームに入ってきてしまいます。表紙をめくって最初のカラーページには、きれいな写真を見たいのが人情ってもんですよね。
それで、天気予報をにらみながら、晴れそうな日を狙って何回か同じ町へ旅をしました。締め切りまで粘って、粘って、粘りまくりました。
これまで行ったことのある町でも、原稿を書くのが目的だとやっぱり心構えが違います。苦手な歴史も調べたりして、新たな魅力をたくさん発見しました。
ドイツの魅力を少しでも伝えられたら、うれしいです。
旅を楽しみ、好きな写真撮影も仕事としてできて、そして皆さんに読んでいただけて。しあわせなお仕事でした。
そして、お知らせです。
なんとうれしいことに、新年度も『NHK テレビでドイツ語』テキストで連載を続投させていただくことになりました!!
新年度の番組の舞台は、シュヴァルツヴァルト(黒い森)のファームステイとミュンヘンです。
そうです、そこで私も新年度は南ドイツを旅します!
4月号からの新連載、題して「南ドイツの小さな町」、どうかお楽しみに! 今度は南ドイツでドイツ語を勉強しましょう!
twitter:@kubomaga