
私の最新刊『ウォールペーパー・インテリアレッスン』がグラフィック社より発売になりました!
色や柄物の壁紙を使ったインテリアの本です。
もう、本書はぜひともご覧いただきたい!! それほどセンスがいい! かわいい、ナチュラル、上品......さまざまなテイストを載せています。
このセンスこそ、まさにヨーロピアンだと思います!
今回も前書に引き続き、コペンハーゲンの冨田千恵子さんとの共著です。冨田さんがデンマーク&コペンハーゲン、私はドイツを担当しています。
壁紙ってハードルが高いと思われるかもしれませんが、上手に取り入れると本当におしゃれなんです。壁紙を使いこなせたら、真のインテリア上級者。そう思います。
前回このブログで『café-sweets』の連載で「壁の質感」について取り上げたと書きましたが、最近私は壁がとても気になっているのです。
お部屋の中で、壁の存在感は大! 白い壁ばかりじゃもったいない。
そこで壁紙です。最近では、おしゃれな海外輸入壁紙がお手ごろ価格で手に入ります。
しかも海外壁紙は国産に比べて幅が狭いので、自分でも貼れるんです。DIY大好きなヨーロッパでは、当然のごとく自分たちで壁紙を貼っていますね。
本書では、実際にドイツ人女性が貼っている様子を、プロセス写真でご紹介しています。
さらに!
私が昨年10月10日付けのこのコーナーで書いたドイツ人のシルクスクリーン作家、ビルギット・モルゲンシュテーンさんの家も載っています!
もちろん壁紙もご本人の作品。それはもう上品で繊細。私がひと目ぼれしたこの方の作品、どうかみなさんにも見ていただきたいんです。お願いします。
そのほか、壁紙の貼り方、壁紙の歴史、日本で購入できる海外有名ブランド、ショップリスト、選び方ノウハウなど、とにかく壁紙についてのありったけを書きました。
本書の締め切りがもうすぐというときに起きたのが、東日本大震災でした。まだ書くべき原稿が山ほど残っている状態で、日本の家族、日本の国を心配しながらとにかく書き上げました。
特に、本書の前書きを書いているときは、将来日本が再び立ち上がる日を信じて、祈る気持ちで書きました。
きれいな壁紙インテリアを見て、体験して、明るい気持ちになれるように。今もそう祈っています。
実はこの震災で、本書に使用するはずの紙が使えなくなってしまいました。被災地には