2015年5月アーカイブ

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掲載号表紙です

(*ベルリンのお店やライフスタイルに関しては、在ベルリンガイドの松永さんとの共同ベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」をぜひご覧ください。バリバリ書いてます)


 ずーっと前から、ぼんやりと「いつかドイツの雑誌に書けたらいいな」と思っていたのが、実現した。ドイツのハイセンスなライフスタイル誌"THE Weekender"に、私の原稿が載ったんだ! しかもドイツ語で書いた原稿が。

 "THE Weekender" は、クリエイティブが本当にセンスがよくて、大好きな雑誌。世界各国の、さまざまなライフスタイルが紹介されている。載っている誰もが自分のスタイルを確立していて、商業っぽさとは無縁で、カッコいい。ちょっとKINFOLKみたいなテイストと書いたら伝わるかな。

 私は以前から、この"THE Weekender" が大好きだった。でも、自分がこの雑誌に書けるなんて、全然思っていなくてね。
 だけど日本のこと、東京のことを海外(ドイツ)にも伝えたい、ドイツ語で書きたい、という思いはずっと心の中にあったの。

 昨年、東京・月島で面白い活動をしている、セコリ荘という場所を知ったとき、"THE Weekender" の世界観と合うんじゃないかなぁ、と、ふと思った(のだったと記憶している。発端は忘れてしまった)。編集部にそのことを打診してみたら、すぐにOKの返事が来て、びっくりしながらも大喜びで、一時帰国時に取材をした。

 で、取材はいいのよ、いつも仕事でしてることだから。
 ただ、原稿をドイツ語で書くのは初めてのことで、これがもう大変だった。

 辞書を引き引き、苦労して書き上げた原稿を、ネイティブのドイツ人に直してもらい、それを編集部がさらに直して......私の原稿、原形をとどめていない(笑)

 でもどんな言語でも、伝えたいことを伝わるように書くという作業は変わらないんだなと実感した。当たり前のことなのかもしれないけど、外国語で書いてみて改めて感じた。これが大きな収穫だったかな。
 掲載誌がわが家に届いたときは、本当にうれしかった。掲載誌が届いてこんなにうれしかったの、ちょっと久しぶりだ。


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オーナーの宮浦さん

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週末夜限定のおでん屋さん(現在お休み中)


 セコリ荘は、日本のモノづくりを紹介する場であり、人と人をつなぐ場であり、たまにおでん屋さんやバーになったりもする。
 オーナーの宮浦さんは、日本でファッションを勉強後にロンドンのLCFに留学した、ファッションジャーナリストであり、キュレーター。日本の生産者とデザイナーの橋渡し役をしていて、一般の人にも紹介している。
 現在宮浦さんは、ご夫妻で日本全国の生産者さんを訪ねる旅をしていて、東京のセコリ荘は、秋に再びオープンの予定。木造の古民家で、とってもいい雰囲気なので、東京近郊の方は行かれてみたら面白いと思う。

 写真は、マルチクリエイター&フォトグラファーの、よしむらななちゃんが撮ってくれた。ビジュアルが重要な雑誌だから、ななちゃんが撮ってくれてよかった。この企画ができたのは、ななちゃんのお陰。ありがとう。


 "THE Weekender" は、ヨーロッパで売っているほか、日本では(私が知る限り)蔦屋書店代官山店で売っています。いま見たら、通販もあるみたいです。掲載号のissue17はまだのようですが、そのうち販売されるんじゃないかと期待しています。
 ドイツにお住まいの方は、よろしければ見てみてくださいね。

 いつかまたドイツ語で書ける機会があるかな。今回ようやく、ドイツ語で(仕事として原稿を)書くというスタート地点に立てたかな。

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紹介したカップルの家は、本当にセンスがいいのよ


(*ベルリンのお店やライフスタイルに関しては、在ベルリンガイドの松永さんとの共同ベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」をぜひご覧ください。バリバリ書いてます)


 ワークライフバランスなどをテーマに寄稿しているオンライン新聞「ハフィントンポスト日本版」に、新たにブログコーナーでも参加することになりました。

 第1回は、「住みながらのリノベーションは当たり前? ベルリンの住宅事情」と題して、3年がかりで自分たち自ら住まいをコツコツとリノベしているカップルの話を書きました。

 日本で中古住宅を買ってリノベするとき、リノベが完了してから入居しますよね、たぶん。
 でも、こっちだと住みながらリノベする人たちもいるんですよ。今回ご紹介したカップルは、まあ極端な例なので、ベルリンでも珍しいんですけどね。それでも、住みながら住まいに手を加えることは、ごく当たり前に行われています。

 ここまで本格的なリノベでなくとも、棚を付け替えたりとか、壁の色を塗り替え・壁紙張り替えなどを永遠に繰り返す人は多いです。
「インテリアに終わりはないの。住んでいる間、ずっと変わり続けるから」
というセリフを、何人もから聞いていますから。

 自分たちでリノベ・DIYをするのって「貧乏くさい」と思われるかもしれませんが、私は豊かな暮らしだと思います。

 まず、作業自体を楽しんでいる。
 マテリアルの選択肢も豊富だから、好み通りの住まいにできる。
 何より、日常生活の中で作業をする時間が取れる。

 これこそ豊かな生活だと思います。
 ちなみに、賃貸住宅でも壁に穴を開けたり、ペイントしたりは自由です。いま日本では、中古住宅を買ってリノベするのが若い世代で人気と聞いていますが、それは賃貸では釘1本も打てないっていうのも理由の一つじゃないですかね。あれはひどいと思いますよ。
 
 ハフィントンポストでは、新聞記事では今後もワークライフバランスを中心に、ブログコーナーではもっと気軽な話題を書いていきたいと思います。

 もしかして読者の皆さんには記事とブログの区別などどうでもいいかもしれませんが、一応ご説明しますと、トップページの左段に顔写真入りで出ているのがブログ、真ん中と右の段に載っている記事が記事です。
 でもきっと、そんなことはあまり気にせず、タイトルを見て気になったものをクリックしているのではないかな?と想像しているんですが、どうでしょう。

 ともあれ、これからもよろしくお願いします。

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全国の書店、ネット書店で!

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 お知らせが遅くなりましたが、ドイツのビールレポートを寄稿している雑誌『ビール王国』vol.6が発売になっています。「大使館レポート」ページをご覧ください。

 今号では、ベルリンのファントムブルワリー"BRLO"の社長をインタビューしています! ファントムブルワリーとは、自前の工場を持たず、提携先のブルワリーで自社製品を生産するやり方。BRLOが日本の雑誌で紹介されるのは、たぶん初めてじゃないかな? 

 社長はとっても若い女性で、これまでのビールのイメージを変えたいと語っていました。大手ビールメーカーにとって、顧客のメインターゲットはやはり男性で、広告クリエイティブなどはどこも似たり寄ったりなんです。BRLOはそれとは違う地点を目指しているそうです。
 その姿勢に、共感と好感を持ちました。もちろん味もいいですよ。

 BRLOの瓶ビールは、セレクトにこだわったビール専門店などで買えます。一部のレストランやバーでも飲めます。BRLOが飲めるカフェ&バーは、近いうちに「おさんぽベルリン」ブログでご紹介したいと思います。

 日本ではまだ入手できないと思いますが、どなたかご興味のある方が輸入してくださらないかしら。
 

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