初めてドイツの雑誌に記事を書きました

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掲載号表紙です

(*ベルリンのお店やライフスタイルに関しては、在ベルリンガイドの松永さんとの共同ベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」をぜひご覧ください。バリバリ書いてます)


 ずーっと前から、ぼんやりと「いつかドイツの雑誌に書けたらいいな」と思っていたのが、実現した。ドイツのハイセンスなライフスタイル誌"THE Weekender"に、私の原稿が載ったんだ! しかもドイツ語で書いた原稿が。

 "THE Weekender" は、クリエイティブが本当にセンスがよくて、大好きな雑誌。世界各国の、さまざまなライフスタイルが紹介されている。載っている誰もが自分のスタイルを確立していて、商業っぽさとは無縁で、カッコいい。ちょっとKINFOLKみたいなテイストと書いたら伝わるかな。

 私は以前から、この"THE Weekender" が大好きだった。でも、自分がこの雑誌に書けるなんて、全然思っていなくてね。
 だけど日本のこと、東京のことを海外(ドイツ)にも伝えたい、ドイツ語で書きたい、という思いはずっと心の中にあったの。

 昨年、東京・月島で面白い活動をしている、セコリ荘という場所を知ったとき、"THE Weekender" の世界観と合うんじゃないかなぁ、と、ふと思った(のだったと記憶している。発端は忘れてしまった)。編集部にそのことを打診してみたら、すぐにOKの返事が来て、びっくりしながらも大喜びで、一時帰国時に取材をした。

 で、取材はいいのよ、いつも仕事でしてることだから。
 ただ、原稿をドイツ語で書くのは初めてのことで、これがもう大変だった。

 辞書を引き引き、苦労して書き上げた原稿を、ネイティブのドイツ人に直してもらい、それを編集部がさらに直して......私の原稿、原形をとどめていない(笑)

 でもどんな言語でも、伝えたいことを伝わるように書くという作業は変わらないんだなと実感した。当たり前のことなのかもしれないけど、外国語で書いてみて改めて感じた。これが大きな収穫だったかな。
 掲載誌がわが家に届いたときは、本当にうれしかった。掲載誌が届いてこんなにうれしかったの、ちょっと久しぶりだ。


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オーナーの宮浦さん

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週末夜限定のおでん屋さん(現在お休み中)


 セコリ荘は、日本のモノづくりを紹介する場であり、人と人をつなぐ場であり、たまにおでん屋さんやバーになったりもする。
 オーナーの宮浦さんは、日本でファッションを勉強後にロンドンのLCFに留学した、ファッションジャーナリストであり、キュレーター。日本の生産者とデザイナーの橋渡し役をしていて、一般の人にも紹介している。
 現在宮浦さんは、ご夫妻で日本全国の生産者さんを訪ねる旅をしていて、東京のセコリ荘は、秋に再びオープンの予定。木造の古民家で、とってもいい雰囲気なので、東京近郊の方は行かれてみたら面白いと思う。

 写真は、マルチクリエイター&フォトグラファーの、よしむらななちゃんが撮ってくれた。ビジュアルが重要な雑誌だから、ななちゃんが撮ってくれてよかった。この企画ができたのは、ななちゃんのお陰。ありがとう。


 "THE Weekender" は、ヨーロッパで売っているほか、日本では(私が知る限り)蔦屋書店代官山店で売っています。いま見たら、通販もあるみたいです。掲載号のissue17はまだのようですが、そのうち販売されるんじゃないかと期待しています。
 ドイツにお住まいの方は、よろしければ見てみてくださいね。

 いつかまたドイツ語で書ける機会があるかな。今回ようやく、ドイツ語で(仕事として原稿を)書くというスタート地点に立てたかな。

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