
うかうかしているうちに、ベルリンに戻ってきてから1週間が過ぎてしまった。
こっちは日・月と祝日で、土曜と合わせて3連休で旅行に出かける人も多かったみたい。月曜はお店が休みだったから、土曜の時点で買い出し必至だった。
日曜には毎年恒例のカーニバルが開かれた。世界各国のグループが集まって、踊ったりしながら通りをパレードするというもの。私は過去2回これを見逃していて、祭り好きの自分としては今年こそは見なくてはという思いで見に行った。
が、やっぱりね......。ラブパレードのときも思ったのだけど、見ててもなんかこう、燃えるものがないのよね。踊る方もけっこうダラダラしてるしさ、見てる方も楽しいんだかどうなんだか。
それに、「ドイツ人は踊る民族ではない」というのが私の結論。パレードの中にはサンバチームもあるのだけど、ドイツ人がサンバを踊るのはどうやってもサマにならない。日本人の方がまだいけてると思うもの。
こういうダラダラしたパレードを見るにつけ、高円寺の阿波踊りが恋しくなる。やっぱり、あの人たちはプロだよね。あの気迫、このベルリンでみんなに見せてやりたいと思ったよ。このカーニバルに来てくれないだろうか。もし来てくれるなら、ほかのグループはけっこうリズムがラテンなので、それに負けないような連がいい。苔作のみなさんとか、来てくれないかなあ。
踊りの素養が民族によってマチマチなのかねぇ。
たとえばわが家の場合。
音楽が流れると、モノによってワシは自然と体が動くタチ。
だか相方は、そのよーなことは一切ないという。
ドイツ人だったのか!?
いつか高円寺阿波おどりがベルリンで披露できればいいねー。
カンパでも募るしかないな。ムフフー。
ドイツ人は一般的にリズム感が悪いと思う。裏が取れない人が多い。
阿波踊りのみなさんは、ドイツのパレードに出ている人とは格が違う。本当にプロフェッショナルだと思う。私はいつも敬意を表しているよ。
ドイツに来るのはお金のことだけ考えても大変だろうね。どこかのお金持ちがポーンと資金を出してくれないかしら。高円寺阿波踊りもNPO法人化されたし、交渉はやりやすくなったんじゃないかと思うんだけど。
昨年もドイツ絡みのイベントからオファーがあったけど、
連の負担顎が多すぎて話は全く進まなかったよ。
自腹切ってまでのメリットがないから。
結局「どこかのお金持ちがポーンと」以外は難しいよね。
結局、さびしいかな、要はお金なのよねー。
「誰かポーンと」お願いしますよ!!